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人工血液

世界で人工血液が発明されて20年。

当初は輸血目的で使われていたがナノマシンの進出により人類は神の描いた設計図を新刷する事に成功した。


人工血液に含まれるナノマシンはナノマシン同士互いに作用し合い状況に応じて血流をコントロールできるようになった。


これにより重症を負ってもナノマシンが自動でリスクマネジメントを行い身体的欠損を最小限に抑えるように瞬時に止血を行う。

もし万が一心臓が停止・損傷しても瞬時にバイパスを整形、経由し人工血液のみの力で血液を循環させる事で人工心臓に交換されるまで生存させる。


この様な人工血液とナノマシン技術発展により人類は物理的な死から縁遠いものとなった。


しかし、死ににくい身体になった事で犯罪はより過激さを増し、戦争時に使用される兵器はより強力になって行った。


単純に人間を無力化させる為の兵器なのに人間が強くなった為に無力化出来なくなった。


今時不良がナイフや金属バットを持つことはないナイフでは擦り傷程度しかつかないからである。


血中のナノマシンが脳の認識を元に必要な箇所を結合させ皮膚より下にダメージを行く事を防ぐ。


ありとあらゆる物理をほぼ無効化する身体だが一つ問題があった。


人工血液とナノマシンの許容量は個人差があり血液型に大きく左右されるということである。


人工血液とナノマシンが多い方が当然丈夫で身体能力から見ても群を抜き、短時間の休憩で大幅に体力を回復できる。


ナノマシンの許容量が大きい程生き物として優れた性能を発揮する。


多少の才能差などナノマシンで覆すことが出来るようになった。


ナノマシンの許容量は先天的で後天的に増えることは無い。生まれた時から人間の格付けがされる。


そんな世の中になった。

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