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黙示録の後に

黙示録の後に


 奴隷ができた。誰かが、王になったからだ。王はみるみるうちにその力を増し、帝国へ。その権勢はもはや比肩するものもなく、誰もがその優位を疑わなかった。しかし。


 誰かが言った。刺されたら、どうするのですか?奴隷どもには怒る者もいれば、拳を握る者もいる。王が、奴隷ごときに命を狙われたら、いかがするのですか?王は言った。すべての奴隷から、牙を抜けばよい。牙のない野良犬など、蹴散らせばよかろう。牙を持たない奴隷が、増え続けた。


 誰かが言った。王を討てる奴隷など、存在しない。仮にいたとして、幾千幾万という中に、一人。討たれることなどない。


 増え続けた奴隷。見渡す限りの、奴隷。気がつく者もいれば逃げる者もおり、牙が残っているかどうかもう誰もわからない。もし、襲いかかってきたら……王は言った。王を討てる奴隷など、いはしない。幾千幾万に一人、いるかどうかなのだ。そう言って幾億の奴隷を見下ろして、笑っていた。

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