表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/69

チュパカブラの夢

チュパカブラの夢

※※※※※※※※※※※※


 ……チュパカブラ……SFかい?真剣な話か、なら答えよう。世間ではあのUMAを宇宙人のペットだなんて言い張っているが、違うよ。あれの正体はだいたいわかっていてね、まず間違いない。チュパカブラの活動範囲とほぼ同じスピードで広がっているものがある。何かわかるかい?噂だよ。


 チュパカブラを見た。そういう噂が立つと、噂を追うようにチュパカブラが現れる。我も我もと目撃者が集まり、ここにいるらしいという話になる。実際には、噂の方がわずかに早くてその後に目撃される。目撃者が目撃者を呼ぶ。そうして大多数に。何か不気味なものを見た、と漠然と思っている人が皆チュパカブラを連想して、存在しているという事実を「作る」。ありそうな話だろ?君が見たというのは、チュパカブラの話をどこかで聞きかじったんじゃないかな。だから、そう見えた。信じた。みんなそんなものだよ。落ち着いて考えれば、そんなわけないとわかるだろう。落ち着いて。


 若者は納得して帰っていった。やれやれ、専門家になってよかったよ。これで通るからね。逃げ出したときはどうしようかと思った。とにかくミスリードしないといけないから、宇宙人なんて噂を流した。逃げたらしいという方に先回りして、同じことをする。幸い今は全世界のどこでも同じ話で通るようになった。安心といえば、安心だ。あの若者は、デトロイトから来たって?ご苦労なことだ、行こうか。捕まえられれば、それに越したことはないからね。


※じゃあ何かと聞かれると、特に定めていない。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ