表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/69

名探偵の父親

名探偵の父親

※※※※※※※※※※※※


 ホテルで事件が起こった。どうやら空き巣、あるいは泥棒の類い。盗まれた金品は高額の物らしく、歴史価値も高い。警察がやってきて、我々は足止めされていた。身動きが取れず、仕事に行けない。私は聞いてみた。

「アーサー、君なら何かわかるんじゃないかい?」

 バカを言わないでくれ、とアーサーはあきれた。私は高額のパイプも使わないし、弾痕だらけの部屋にも住んでいない。もちろんコカインなんてしたことがない。同じにしないでくれ、と言って黙り込んだ。そうか、それもそうだな。私はそうつぶやいて、警察の調査が終わるのを待った。


 警察は手こずっていて、金庫の鍵なんて開けれるわけないのになんでなくなったのか、と騒いでいる。ホテルの宿泊客にも疑いの目が向いて、刑事が怒鳴りに来た。アーサーはしばらくその話を聞いて、刑事に言った。

「本当に入っていたんですか?」

 入っていたと思っているだけなら無くてもおかしくないでしょう。入れていなかったのでは?刑事は目を丸くして飛んでいった。ほどなく泥棒は捕まり、私たちは仕事場に移動した。そのときに、私はアーサーに聞いたのだ。なぜわかったんだね?と。アーサーは当たり前に答えた。

「全体を見ることができれば、当たり前にわかるんだ」

 簡単な推理だよ、と言い残したアーサーを、私は頼れる男だと思えた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ