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「おい、何してる!!」
支配人が追ってきたようだ。
捨ててあったハンマーを使い、語り部の拘束を解いた。
「おっ、サンキュー。これでどうにかなるわ」
語り部はそう言って、小型の銃を構えた。
「か、勝手なことするんじゃない!!」
支配人はひどく混乱した様子だった。
「目ぇつむって。あ、あと耳も塞ぎな。ほら、耳栓やるから。この上から耳塞げよ。」
語り部はこちらに向かってそう言い、支配人と向かい合った。
微かに怒鳴り声と銃声が聞こえた。
音が聞こえなくなると、語り部はこちらの手を引っ張り歩いていった。
「あ、目ぇ開けないで。そのまま。とりあえず語り場まで行くから。」
そう言われて、連られるがままに歩いていった。
「着いたぞ。目、開けな。」
目を開けると語り部が気まずそうに笑っていた。
「巻き込んですまねえな。今日のところは帰ると良い。明日、少し話そう。」
語り場をあとにした。
あら、何かトラブルがあったようですね。




