魔法学園の禁忌使い

　魔法学園とは半世紀以上前から設立されている魔法使いの為の学園である。魔法は今や現代に浸透した機能のひとつであるが、その背景には突如出現するモンスターの存在があった。約80年前、そのモンスターは突如して出現したゲートの中から顕現された。モンスターの侵攻を防ぐために人類が研究したのが魔法であり、現在も研究が進められている。

　閑話休題、少年のバルトは一国の王子であった。しかしその国はある日突如として炎に包まれた。なんとか生きながらえたバルトであったがその代償に彼の体には強いトラウマと禁忌とされる魔法が宿ってしまう。そんな中、魔法を使う者の教育をする学園の存在を知ったバルトは入学を決意する。この呪われた力を人の為に使い、自分も立派な人でありたいと願う少年の行く末とは……？