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忘却のグレーテ  作者: だい
第三章其の二
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オズの魔法使い⑤トト

向日葵畑の一本道を歩き続けていた。


実を言うと、こっちの世界に来てからずっと何かの視線を感じていた。


私(やっぱり、誰かずっと私のこと見てる)

私(間違いない…)


私は心を決めて後ろを振り返った。


後ろを振り返ったところで誰もいなかった…


私「もー…何なのっ!」

私「絶対に気のせいじゃないと思うんだけど…」


ブツブツいいながらも前を振り返った。


すると、テクテクと四本足で歩く生き物が私を見つめながら横を歩いていた。


私「キミだなー」


?「ワンっ!」


そう。四本足の生き物はテリア系の黒い犬だった。


私「私のことずーっと見てたでしょ」


黒い犬「ワンっ!」


私「正直ね…」


私(このお話に出てくる犬…もしかして…)


私「あなたもしかして、トト?」


黒い犬「ワンっ!」


私「そう…」


私(まぁ、ワンっ!って言ってもハイっ!じゃないと思うけど、今はそう思いたい…)


私「あなた本当にトトなのよね?」


黒い犬「ワンっ!」


私「じゃあ、トトね」


トト「ワンっ!」


私(でも、トトだとしたらなんでドロシーは一緒じゃないの?)


私「あなた付いて来るの?」


トト「ワンっ!」


私「そう…」

私「悪いけど、私急いでるからあなたには合わせられないよ…」


トト「ワンっ!」


私「本当にわかっている?」


トト「ワンっ!」


私「ふーん…」


私の後ろをテクテクとトトは必死に着いてきた。


だがしかし、私とトトでは歩く歩幅があまりにも違いすぎて、トトとの距離ができてしまう。


気にしないようにしていたが、やっぱり気になる…


なぜなら、あの子はハァハァ言いながらも必死になって私に着いて来ようとするからだ。


私「んー…もう!」


私は少し下がって、しゃがみ込んだ。


私「あなた犬でしょ?」

私「もっと早く歩けないの?」


トト「ワンっ!」


私「んー…」

私「そう…」


私「仕方ないか…」


私はトトを抱き抱えた。


トトは嬉しそうな表情を浮かべる。


私「ちょっとだけだよっ」


トト「ワンっ!」


私はトトに対して口を『への字』に曲げながらも、抱えて歩き続けることにした。



私(あっそうだ。ローズさんの家、別の人も住んでいたのかな?)

私(聞くの忘れてた…)

私「まぁ、いっか…」

すみません。あまりストーリーが進みませんでした。

仕事があるのでまた来週の週末あたり必ず更新します。

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