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忘却のグレーテ  作者: だい
第三章其の二
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竹取物語④

さくら「光ようなものが彼女を貫き、かぐやが倒れるように見えた」

さくら「辺は騒然とした」

さくら「光がやってきた方向を見ると、帝と思わしき人物が天守閣から弓を構えていた…」

さくら「『そんな…何故…』と泣き叫ぶおじいさんとおばあさん…」

さくら「私も今起きている状況が理解できなかった…」

さくら「天人らも騒然としていた…」

さくら「その後、空に浮かぶ月が消えた」

さくら「すると、急に寒波が押し寄せてきて、辺りのもの全てが凍り出した」

さくら「おじいさんとおばあさんは私を守ろうとしたが、その場で凍りついた」

さくら「そして、私は目を強く瞑った…」


さくら「気がつくと、私はいつもの竹林に腰掛けていた」

さくら「『さくらー』と自分の呼ぶおっとうの声がした」

さくら「そう。私は元の世界に戻ってきた…」

さくら「夢だったのかなと思ったけれど、私の側にはかぐやからの贈り物が散らばっていた」

さくら「夢じゃなかった…」

さくら「いや、夢でたまるものかと思った」

さくら「私はおっとうの声のする方へ駆け寄った」

さくら「半年ぐらいいたと思うのに、おっとうに聞くと、私が居なくなってから一時間ほどしか経っていなかったみたい…」

さくら「とても不思議だった…」

さくら「私の生活は日常に戻った」

さくら「おっとうがいる…おっかあがいる…それがなんて幸せなことなんだろう…」

さくら「私は日々の幸せに浸った」

さくら「でも、ずっと心残りがある」

さくら「それは、妹を救えなかったこと…」

さくら「満月を見上げ、私は決意した」

さくら「妹…かぐやを救うと…」

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