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忘却のグレーテ  作者: だい
第一章
12/114

魔法王国エイジス

-----入国------



私「うわぁー!」


魔法の国ということあって、その場にあるもの全てが目新しいかった。


私「あの人…手から水が!」

私「あの人は!えっ!すごいっ!植物が一瞬で芽から花に」

私「あの人は息を吹きかけて火を出し、屋台をしている!」


私「これぞ魔法の国!」


ジャック「うん」

私「なんて…なんて素晴らしいの!?」


ジャック「キミが思っていたのと違ったかい?」

私「うん!全然ちがう」


私「魔法の国ってもっと薄暗くて、とても不気味なのかなって思ってた」

私「でもそうじゃなくて、とても活気があってなんだかいい感じ」


私「痛たた!」

ジャック「やっぱり、痛いんだね」

私「うん...」


私は足の踵を確認した。

私「うん。少し膿んできているみたい...」


ジャック「まずは、お薬を買いに行こうか」

私「うん...ごめん」


ジャック「でも、どこに行けばいいのか...」

私「うーん...」


私「あそこに案内場って書いているよ」

私「あそこで聞いてみよ」

ジャック「うん」


私「すみません...」


案内所の人「はい。どこかお探しでしょうか」


私「カワイイっ!」


案内所の人「え?!」


ジャック「でた。女たらし」

ジャック「痛って!」


脇腹をつねった。


ジャック「本当にキミって子は元気になったと思ったらすぐこれさ」


案内所の人「あの...すみません...ご用件は...」


私「あっ。すみませんっ!」

私「私、お薬屋さんを探しておりまして...」

案内所の人「お薬ーですか…」

案内所の人「うーん...」

案内所の人「お薬じゃないとダメなんでしょうか」

私「と言いますと?」

案内所の人「ご存知の通り魔法の国ですので、治癒術師様を探された方が早いかと」

私「そっかー。医学より魔法の方が発展しているからですね」

案内所の人「そうですね。そちらでしたらご案内できます」

私「お願いします!」

案内所の人「はい。では街の地図をお渡ししますね」

案内所の人「現在地はココでして、この辺りに治癒術師様のお店があります」

私「ご丁寧にありがとうございます!」

案内所の人「また何かありましたら、案内人の私、『ネム』にお気軽にお尋ねくださいっ」


私「カワイイお名前ですねっ!」


案内所の人「とんでもございません」

ジャック「さぁ、グレーテ」


私「あのー。ネムさんってお休みの日って・・・」


ジャックが私の背後にしゃがみ込んだ。


ジャック「ツンツン」

ジャックが私の踵を指で突いた。


私「痛っ!痛ったーい!」


ジャック「へへっ。お返しだよっ!」

私「ジャックゥー!」


ジャック「ふん!キミに怒鳴られる筋合いはないねー」


ジャック「さぁいくよっ!」

私「クゥッソー!」


可愛いネムさんに別れを告げ、目的地へと向かった。

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