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名も無く果てなくスチャラカな200字

暗愚と言えど【200字】

 王は老いてなお権力にしがみついた。禅譲を迫る王太子に暗殺者を差し向けた。

 世継ぎを殺してどうするのかと問う宰相に、王はかつて追放した息子を探すよう命じた。

「剣も馬も扱えぬ暗愚と言えど、傀儡の駒には使えよう」


 王の側には外国から招いた医者がいた。王が言う息子の特徴を聞くうちに、彼はある人物の顔を思い浮かべたのだったが口には出さなかった。


 それは海を隔てた王のいない国の、希望に満ちた若きリーダーの顔だった。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 暗愚はどちらか、というような作品で面白かったです。王太子に暗殺者を差し向けるあたり、医者がもし心当たりを言ってしまえば拉致するなり殺すなりを命じてしまうのかしら。読ませていただき有り難うご…
[良い点] 共和国のリーダー。 王とは違った素質。 暗愚とは、才能だったということでしょうか。 すごく膨らむ200字でした。 読ませてくださりありがとうございます!
2023/01/11 20:25 退会済み
管理
[良い点] 息子を暗愚と感じられたのはあくまでも追放した当時の事で、その後に立派なリーダーとして成長したのですね。 男子、三日会わざれば刮目して見よ。 「三国志演義」における呂蒙の言葉が、改めて思い出…
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