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エッセイ集

ブロック機能の意味を考えてみる

作者: たてみん

お付き合い頂きありがとうございます。


いつも(?)お付き合い頂きありがとうございます。

今回はこのサイトの機能にまつわるお話。

何かと言えばタイトルにもある「ブロック機能」です。

どういう機能かは説明するまでもないとは思いますが、一言で言えば作者側の防衛機能のようなものです。

感想や評価、誤字報告などブロック対象に指定したユーザからは受け付けなくします。

これにより悪質なコメントを残していく人から自分と自分の作品を守る訳ですね。


当然ブロックされたユーザ側(読者)には何も通知は行きません。

(もしかしたら過度にブロックされるユーザには運営の監査が入ってるかも?分からないですけど)

どうしたらブロックされたことに気付けるかというと、感想などを書こうとページを切り替えた時に「ブロックされています」というページに飛ばされて初めて自分がブロックされたことが分かります。


実を言うと私も先日とある方から初めて(?)ブロックを受けました。

(もしかしたら気付いてないだけでもっといっぱいブロックされてるかも)

最初は何か違反行為をして運営から機能制限を受けたかなと物凄く心配になったのですが、他の人の感想ページは表示できるし、良く文章を読めば「○○(作者)からブロックされてます」と書いてあったので、そこでようやくブロック機能ってこうなるんだと理解した訳なんです。


ただブロックされた理由がぱっと思い浮かばなくて困りました。

誤字報告は正しい使い方をしてるから感謝こそされブロックされるとは考えにくい。

活動報告にも触れたことは無いから関係ない。

レビューも書いてはいないので残るは感想?

感想……そういえばちょっと前に書いた気がする。

その返信は、そういえば来てない。なるほどこれかとひとまずは納得できました。

改めてその感想の内容を確認すれば確かに「ここはどうなんだろうか」とちょっとした意見じみたものです。

個人的には特に悪意を込めたつもりは一切なかったのですが、書かれた作者としては重く受け止めてしまったようです。


あ、ブロックされるような感想を書いたことを謝りたいとかいう訳でもないし、ブロックする人が正義だ悪だと論じたい訳ではないのでお間違いなく。

ただブロックされた側は作者に「拒絶されたんだな」と感じてしまうという事が言いたいのです。

そこにはちょっとした寂しさがありますね。

特に何も通知も連絡もなく一方的な遮断ですから。

せめて感想機能自体を停止させているなら良いんです。投稿することに集中したいんだなって思うだけですから。

もしくは個人宛てにメッセージを送る機能もあるので、そこから一言あれば……と思うのは贅沢ですね。


ブロック機能は確かに作者を守る機能ではありますが、同時に読者との間に壁を作る機能でもあります。

それを使えば確実に作者は自分のファンを1人失うことになります。

拒絶されてなおファンで居てくれる人ってなかなかいないでしょうからね。

私も数年さまざまな作品を投稿してきて、なおかつ大して読まれている方ではない底辺作家だから思うのですが感想をくれる読者って貴重です。

もちろん感想の中には辛辣な意見もあります。

お前の言ってることは全面的に間違っているぞと言われたこともあります。

それでも。

私はブロック機能をその人達に使おうとは思いません。

だってその人達ってわざわざ他にもいっぱい良い作品があるのに私の作品を読んでくれて。

しかもどうでも良いと思ったらそのまま閉じて忘れれば良い筈なのに時間をかけて感想まで書いてくれるんです。

感想1つ書く暇があったら短い作品なら1話読めますよ。カップラーメンだって食べられるしシャワーだって浴びれる。もっと有意義なことをいくらでも出来たはずなんです。

それなのに感想を書いてくれた。

それは紛れもなく読者からのお礼の手紙です。


「あなたの作品は私の心を震わせて感想を書かせるほどの価値があります」


そう言ってくれてるんです。間違いなく。

それに考えてみてください。

自分が将来多くの人から読まれる人気作家になった時、間違いなく沢山の感想が送られてきます。

そうなれば好印象の感想と批判は良くて8:2くらいじゃないでしょうか。

全体量が多くなればなるほど比例して批判や面白くなかったというネガティブな感想は増えます。

世界中の全ての人から愛されることは残念ながら無理です。

神様だって世界に複数の宗教があることから分かるように出来はしないんです。

だから今の内から批判や批評、酷評にも慣れておく方が良いかもしれませんね。

いや私はプロになる気は無いんだって人も、社会の荒波はやってきます。

理不尽に怒る上司や先輩。クレームを入れるのが仕事なんじゃないかと思う嫌な客。

他にも沢山出来れば出会いたくない物事は世の中どこにでもあります。

それに比べたらそんな大したことはありません。

なにせ相手と直接話をする訳でもないですしブログとかと違って炎上するって事も早々起こせないですから。


ブロック機能を使うなとは言いません。

作品と全く関係のない内容を書いてくる人とかもいる(かもしれない)し、ただの悪口や呪詛を書く人や、もしかしたらリア友がいたずらで変な事を書いてくるかもしれないので、そういった相手ならブロックしても良いでしょう。

でもちゃんと自分の作品を読んだ結果、リアクションを返してくれたのであれば、ブロックする前にちょっとだけ待ってあげて欲しいんです。

自分で改めて自分の作品を読んでみたら、ああ確かにそう言われても仕方ないなって思うかもしれないし、そこからより良い作品が生まれるかもしれません。

その人が次に送ってくれる感想から新たなネタが閃く未来だってあるかもしれないんです。

私は常々自分の読者がゼロになっても小説は止めないって決めてますが、わざわざ自分からゼロにする努力をする必要はないじゃないですか。



こんな事を書いているくらいですから、この話を含め私の作品はどんな感想でもウェルカムです♪

(勿論話の内容に即したものに限りますよ)

むしろ一言で良いので感想お願いします汗。

「面白い」でも「微妙」でも「駄作」でも「もっと読みたい」でも何でも良いんです。

宇宙飛行士が方向を知りたくてコンパスをお守りにするように、小説家は読者数と皆様の感想だけが羅針盤なんです。

酷評なら酷評でちょっと変えてみようかなって思うキッカケになってくれますが、何も無いと方角の分からないまま灼熱の砂漠を歩いているのと同じ気分なんです。

(それでも死ぬまで歩き続けてやるとは決めてますけど)



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― 新着の感想 ―
[良い点] このエッセイを読ませていただいて、初めてブロック機能をきちんと知りました。 攻撃的なコメントから自分を守ることは必要だと思います。 でも、作者のためを思っての感想なら…? 一つの意見として…
[良い点] 昨日初めてブロック機能を使用したのですが、やはりブロックされた方は傷つきますよね。 ブロック機能について改めて考えさせられるエッセイでした。
[一言] 誤字報告をした作者様に誤字報告の翌日か翌々日に初めて感想を書いたらブロックされていました。 誤字報告は同じ性どうしという意味合いの文面と読み取れる場面で「同姓」となっていたので「同性」と送り…
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