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香り
第15回 勉強会のお題出題は、ひな月雨音さま。
☆ひな月雨音☆
少し先
歩くあなたの
香る風
《作者本人より俳句の説明》
いつものふたりのお散歩の途中──
少しの間、目を閉じて歩いてみても、大好きなあなたの香りを風が届けてくれるので、迷子になることはなさそうだなぁと思ったんだけど……。
「置いてくぞぉ?」
「待ってぇ」
香りより、あなたの体温を感じていたいよ。
☆菜須よつ葉☆
白衣から
香る匂いは
消毒薬
«作者本人より俳句の説明»
1日実習終わって更衣室で着替えた白衣から消毒薬の匂いが染み込んでいる様子を詠みました。