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病院
☆ひな月雨音☆
ただいまと
帰るキミから
消毒のにおい
《作者本人より俳句の説明》
看護師のキミ。
帰りの電車で「何か病院臭いな」って聞こえてきて、肩身が狭い思いをしたって話してくれた。
オレは、そんなキミを優しく抱きしめ「おかえり。今日もお仕事頑張ったね」って言ってあげるんだ。
「オレは好きだよ。キミのにおい」
☆菜須よつ葉☆
処置室で
白衣の天使
笑顔咲く
«作者本人より俳句の説明»
診察後に処置室で点滴や注射、苦痛を伴う処置だったり傷の消毒だったり採血だったりと、患者の立場で入る処置室は嫌な場所のひとつでもあるのに看護師さんは迎えてくれる様子を詠みました。