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見えない
第5回 勉強会のお題出題は、ひな月雨音さま。
☆ひな月雨音☆
目を閉じて
重なるくちびる
安堵する
《作者本人より俳句の説明》
キスをするまでの一瞬、目を閉じると、真っ暗な世界にひとりで存在しているように感じますが、そんな不安も杞憂であるとすぐにわかります。
だって……あなたがその柔らかくあたたかいくちびるを重ねてくれるのだから。
☆菜須よつ葉☆
きっとある
我慢している
新事実
«作者本人より俳句の説明»
「何かありましたらナースコールで、お知らせくださいね」と担当患者様に伝えるけど、我慢している患者様もいると思う。見えない部分もある程度、頭の片隅に置いておかないといけないと感じた病院実習の時の事を詠みました。