適当に世界創作
「さぁて、まず何をしましょうかな。」
俺が作りたいと思ってるのは、俺がいままで生きていた地球の様な科学と銃火器ではなく、剣と魔法の世界を作ろうと思う。
「まぁ一々細かい事を決めるのは面倒臭いから、いままで読んできたファンタジー系のライトノベルから3、4冊選んで、それに合わせてちょうどいい感じの世界観になる様にすればええか。」
そんな事を言いながら俺の好きなラノベから4冊選ぶ。。
「ま、こいつらをあわせりゃいい感じに俺好みのファンタジー世界になるかな。」
そして将来がそんな感じの世界になる事だけを設定して適当に世界構築をした。
「これでできたのか?あぁ、できたっぽいな。んじゃ次はこの世界の観察をするため自宅でも作るか。」
俺は今何もないさっきの真っ白な世界に、椅子だけ作って世界を作っていた。この世界は俺と椅子以外何もないから休めるところがない。
「まぁ俺建築センスねぇから、スーパーコンピュータでも作って俺の出す条件に合ったものを作って貰えばいいか。」
スーパーコンピュータを作って条件の欄に欲しい条件を書いていく。
・外見は和風がいい。
・和風庭園がほしい。
・内装は、和と洋を足して二で割った感じがいい。
・風呂場は檜風呂がいい。
とかなんだとかを2、30個書いて、
「まぁこんな感じでいいかな。」
と、またしても適当に作るのであった。
場所は変わって自宅内に移る。
「はぁ、凄いなスーパーコンピュータ(SC)ってのは。俺が想像してた様な家にちゃんとなってるよ。」
そこには俺が書いた条件が全て入ったまさに俺が住みたかった家が存在していた。
「いやぁ、まさかSCがこんなに凄いとは。俺が地球にいた頃なんてSCなんてただ性能のいいPC程度にしか感じてなかったからな。」
俺はリビングに移りソファーに座り、正面にかけてある40型TVに先程作った世界を移して観察していた。
「まだ作って何もしてないから皆猿だな。」
当たり前だ。一つ目の世界を作ってからまだ3、40分しかたってないから、人がいるわけない。
俺はこのまま何千年も待つつもりは無いし、この世界にあまり手を加える気も無いからさっさと早送りをする。
「スゲェ。どんどん人が進化してなんかミニチュアを見てるみたいだな。」
そして2500年ほどまで早送りする。
「はぁ、ここまで来ると本当アニメの世界にしか見えねぇな。」
そこは俺が想像していた様な、剣と魔法と魔物と勇者と魔王と、完璧なファンタジーの世界が広がっていた。
ギルドがあり依頼を受け魔物を討伐したり、屋根の修理から猫探しまで、色々な依頼をこなす冒険者がいたりと俺の旅がしたかった世界になっている。
「さぁ、自作世界がどんなものか遊びに行ってみようじゃ無いですか!」
そぉ言って俺の幻想からできた世界
『Hallucination』で旅をするための準備を始めるのであった。