Hello World An Open World
現在公開可能な世界観と人物紹介
舞台紹介
・都立柳平高等学校
都内に三校ある都立高校その一校。偏差値はそこそこで自主性や経験を重んじる校風。首都郊外に位置し 在校生約四万人と平均的な高校。四年制で全日制、定時制があり一年区切りで変更可能。基本学生は寮生活または一人暮らし実家から通う生徒も存在する。約10種ほどの大まかな括りの部活動があり、科に別れ活動している。
・逢坂宅
洋式和式を程よく取り入れた家。元は遥斗の祖母の持ち家。
登場人物紹介
・逢坂遥斗あいさかはると
一年E組16歳 本作の主人公日々の生活にどこか物足りなさを感じている高校一年生。
・東御伶とうみ りょう
一年E組15歳 遥斗の友人幼稚園からの付き合い。遥斗に対してたまに変な感情を向ける。
・坂城真依さかしろまい
一年E組16歳 伶の彼女。総合芸術工科部映像科CG部所属。
・実咲さん(みさき)
伶の義母。美味しい卵焼きを作る人。
・マンドラゴラ
遥斗に捕まった哀れな魔物。その叫び声は虚しい。
・逢坂の祖母
享年???歳。遥斗も知らない。性格は自由奔放傍若無人。意味がわからない。
組織
・総合芸術工科部映像科CG部
名前の通り総合芸術工科部の中の映像制作を専門的に学び活動する科のCGを主体に学び活動している部活。
プロローグ
あるものは夢を見た。
それはとても美しい世界の夢。
あるものは夢を見た。
それは見たくも考えたくもない悪夢。
あるものは願った。
彼の夢の先に救いがある様に。
少年は目覚める深い眠りから……
第一章「Hello World An Open World」
なんてことは無しに日々は過ぎ去っていく。今日もその過ぎ去っていく日々の1日でしかない。
何が言いたいかだって?生きているという実感がないと、言いたい。
昔の人々は大人子供関わらず必ず行わなければならない仕事があり、それを遂行しなければ明日を生きられない。
では、今はどうだろうか?
自然の脅威から守られ、管理された都市。
生きていく上での必要な知識を無償で提供してくれる教育機関。
家に帰れば、衣食住がある程度保証されている、その上娯楽もある。
いや、ありすぎるからこそ選べず持て余し無為な時間を過ごす。
多分これを幸福と言うのだろ。だからと言って自分から脅威に踏み込みたいか問われれば
否だ。そんな度胸も無い、だけど僕は望んで止まない今物語が始まるような衝撃を脅威を出逢いを。
人に牙を抜かれ、飼い慣らされた狼の様な僕は言う。
退屈だ。
まるで壊れたスピーカーの鳴り響く蝉の声。木陰だと言うのに葉の隙間から肌を刺す太陽光。
「はぁ」
滴る汗を腕で拭いため息を吐く。
唐突に話が変わるが、僕は都立柳平高等学校林間区内にある、赤レンガで出来た小教会の裏手に居るマンドラゴラと対峙している。
マンドラゴラまたはマンドレイク
ここでは植物の事ではなく魔物としてのマンドラゴラとする。
引っこ抜く際にこの世のものとは思えない絶叫を発し、叫びを聞いた者は即死するとされているが、実際は気絶や方向感覚を狂わせるなどの効果しか無い。しかしこの叫びを聞くと数分間はまともに行動できなくなりその隙にマンドラゴラが走って逃げてしまう。採取の際は頭を半分抜きナイフで突き刺すのが通となっているが、この場合傷が付き鮮度が落ちてしまうため今回はそのまま抜こうと思う。
念の為周囲に消音魔術を使用し地べたに四つん這いになりマンドラゴラと対面になるように位置を取る。所詮コイツは植物型の魔物。殺意をたっぷりと含んだ笑顔で顔を合わせれば叫ばないと思う…たぶん、人間だって真の恐怖の前では声も出ないって言うし、イケるはず。
レッツご対面~
葉の根元部分を掴みゆっくりと引き抜く。
当然マンドラゴラと目が合う。たっぷりの殺意と魔力を込めて御挨拶をする。
「こんにちはぁ」ニィッ
「キ゚」ガクッ
よし!上手くいった。
「テッテレー、ハルトは無傷のマンドラゴラを手に入れた!」
気絶したマンドラゴラをバックに詰め込み制服についた土を払い落とす。
さ、家に帰ろう。
◇◇◇
「ただいまー」
返事はなし。母さんはまだ帰ってきていないのだろう。
靴を脱ぎ洗面所に向かう。手を洗うとともに今日の戦利品であるマンドラゴラも一緒に洗う。
リビングに移動し窓を開けベランダに置いてある事前に用意した植木鉢にマンドラゴラに首輪をつけ埋める。これで夜に逃げ出すことはないだろ。
植木鉢を自室に持っていきリードを机の脚にバンドライン・ヒッチで結ぶ。
唐突にタブレットの画面が付きメッセージアプリの最新の通知が表示される。
母さんの二徹目確定のお知らせだった。
母さんは内閣府勤め。父は軍事研究開発の仕事で月に一回会えるかどうか。
数ヶ月前までは婆ちゃんが居てくれたが今はいない。
リビングに行き飾り棚に置いてある写真立ての前で止まる。
「婆ちゃんただいま、」新しく追加された日課の一つを行う。
キッチンに移動し冷蔵庫の余り物で今晩の夕食を作りキッチン用ミニ脚立に腰をかけスマホで曲を流しSNSを見ながら食事をする。
[国会にて新法案議決 さらに防衛費増額の意見も]
また防衛費増額か〜世の中物騒になってきたな。
食事を終えシャワーを浴び、自室に戻る。
気づけば時刻は二十二時。今日はもう寝よう。
首から指輪付きのネックレスを外しスマホのアラームをセットし目を閉じる。
◇◇◇
都立柳平高等学校
都内に三校ある都立高校その一校。偏差値はそこそこで自主性や経験を重んじる校風。
欠点と言えば敷地が広すぎること。舗装されているとはいえ、校門をくぐってさらに5分ほど歩かないと昇降口に辿り着けないぐらいだろか。
朝から燦々と輝く太陽の下を自転車を漕ぎ、駐輪場に止め昇降口に行く。
下駄箱から上履きを取り出そうとすると背後から何者かによって阻止される。
「おはよう、はると君。君は今日も愛らしいね」
「おはよう伶」と声の主に振り向き冷たく挨拶を返す。
「ツレナイネーはると君は、でも君のそういう所が好きなんだ」
そう言って伶は僕の顎に指を添える。それともに周囲の空気が、薔薇色に変わり、登校してきた生徒たちが一斉にこちらに視線を向ける。
鼻血を出しながらガン見する者。真顔のままスマホで連写する者。頬を赤らめる男子生徒。三者三様。
やめて、と言い添えられた指を剥がし教室に向かう。
「少しぐらい反応してくれても良いじゃないか」と言いながら後ろを歩いてくる。
「彼女にしなよきっと喜ぶと思うよ」
「いや、彼女にもやった上で遥斗にもやってる」
すでにやってるんかい。
4階まで階段を話ながら上がっていると噂の彼女が後方からノソノソとやって来る。
「おはよう坂城さん」
「おはよう真依」
「はると〜りょう〜おはよ〜」
気だるけな挨拶をした坂城さんは、今までの動きが嘘のように一気に階段を駆け上がり伶の背中にドッキングする。
「りょう〜このままおぶって教室まで連れてって〜」
まかせろ、と言い背負っていたバックを僕に投げてきた。ナイスキャッチ。
「坂城さんは昨日も徹夜?」
「そう、もう2徹目、限界、何としても今日中に終わらせる」
「大変だね」
教室に入り伶は坂城さんを席まで運ぶ。
外の暑さとは隔絶された涼しい空気で満たされた教室で今日も退屈な1日が始まろうとしている。
時計の秒針が8時30分を表すると共にまばらになっていた生徒たちは席につきそれと共にクラス担任がけだるけで締まりのない挨拶をしながら入室を果たす。
起立、礼、おはようございます。出席を適当にとり、今日の連絡事項が通知される。
「この間やった進路調査の用紙テキトーでもいいから記入して今日の放課後までに先生のところにもできてねー。ンじゃ挨拶」
「「「ありがとうございましたー」」」
◇◇◇
滞りなく授業は進行し気づけば一時間目から四時間目へと突入している。授業は可もなく不可ものない内容でコレが将来どのように活かされるかなんて今の僕にはわからない。きっと大人になった時、「高校の頃もっと勉強しておけば良かった!」と思うのだろうか?
これから先どうなるかなんて分からない。今は平均点をとれる程度に勉強をしている。
「んー」シャーペンをクルクル回しながら窓の外を眺める。
突然空がガラスみたいに割れて大きな空飛ぶクジラとか出てこないかなー
「逢坂くん〜、おーい逢坂、あいさかー」
唐突に大きな声で呼ばれ手を挙げて立ち上がる。
「はい、先生なんでしょうか?」
「なぜ、返事が疑問形なんだ?まあいいや、このカッコに当てはまる単語は?」
黒板に書かれている内容を読み解き難なく問題に答え着席する。
再び青い空の広がる窓の向こうを眺める。早く昼休みにならないかなー。
そんな事を思いながら授業を受けていると授業終了のチャイムが鳴る。
「「「ありがとうございましたー」」」
テキトウに挨拶を済ませクラスメイトの大半は、学食または購買のパン争奪戦へと向かう。
「遥斗〜今日はお弁当?」
「持ってきてる」そう言って教室後ろのロッカーから弁当箱を取り出す。
「それじゃ一緒に食べようぜ」そう言って僕の席の前に椅子を持ってくる。
「はると、お邪魔するね」と言い坂城さんが持ってきた自分の椅子に腰をかける。
自分の席が三つに割られ混沌を極める。入学当初から僕の席を三人で分け合いながら昼食を取っている。一度は空いている右隣の席を使う案もあったのだが、もしも登校してきて自分の席が知らない誰かに使われたらイヤだろ?と言う伶の意見に納得し少々不満はあるもののコレもありかな?と言う感じで現状維持。
空いている右隣の席の生徒は一応、学校に来ているらしい。なぜ、疑問形なのかは下駄箱に靴があるからだ。しかし、誰一人としてその生徒を目撃した人は居ないし性別もわからないまま7月に突入した。
坂城さんが伶の持ってきた弁当の一点を凝視する。
「りょう、卵焼き頂戴」
「真依といえどダメだ。今日の卵焼きは三咲さんが作った物だこればかりは譲れない‼︎」
「それを知っていて、要求している」
伶の隙をつき、坂城さんは卵焼き目指して箸を突き立てる。
「勝ち取ったり」瞬時に卵焼きを口の中に放り込む。
「くそぉ」
伶は心底悔しそうな顔で、残りのおかずを平らげる。
そんなこんなで昼休みを過ごし気づけば五時間目十分前。
移動教室かー校舎広いから早めに移動しなきゃならない。
「伶、坂城さんそろそろ行こう」
そうだな、りょうかーいと言う返事をしながら弁当箱をロッカーにしまい教科書を準備する。
「五時間目はねむぃー」坂城さんはそう言いながらずるずると廊下を歩く。
昼休みの元気をどこへやら隣を歩く伶を横目に見ると大きな欠伸をしている。
どうやら伶も眠いらしい、あくびをした伶を見てたら僕もあくびをしたくなる。
寸前で噛み殺し、周囲を見渡しそして異変に気付く。
四階までしか無いはずの踊り場には五階に続く階段が出現していた。
あるはずの無い5階への階段。この校舎は4階までしか無い。外観からもわかるし校舎案内地図にも書いてある。屋上へのアクセスは校舎中間渡り廊下の踊り場天井にメンテナンスハッチのみだし、それに屋上には貯水槽とソーラーパネルしか無いはず。
「遥斗置いてくぞー」
伶に呼ばれ意識が現実に戻される。どうやら立ち止まっていたらしい。
「ごめん、今行く」そう言って少し廊下を走った。
第一章完
文書うまく書けないよ〜ぉ
初投稿ちょくちょく確認してくれた方ありがとうございます。
やっぱり三千文字はきついですね←早く慣れろ
次回からは千文字ぐらいでちょこちょこ投稿していこうかと思います。
現在公開可能な世界観に関しては逢坂宅と総合芸術工科部映像科CG部の名称や説明を変更する可能性があります。
謎文書や展開が下手くそ会話がゴミ、誤字脱字!!などあるともいますが多めに見ていただけるとうれひいです。




