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ロイヤルグッチは私のもの

はじめに、この作品はまだ製作途中です。各所修正が後日はいりますのであしからず。

グッチとは超お金持ちの通称で、さらにその頂点の階級がロイヤルグッチである。


看護師「先生、本日最後の患者さんになります。」

女性A:トントン。束ねた書類をデスク上で整える。そして一息つく。

女性A:「よし、ラスト患者!今日はよくがんばりました私!早くウチに帰ってご褒美だ!」

女性A:扉のノックが聞こえる。「はい。どうぞ。」

男性A:扉をそっと開き、一瞬驚いた表情をする。とまどいながらも中に進む。「よろしくお願いします。」

女性A:「どうぞ、こちらの椅子にお座りください。」タブレットを見ながら男性Aに問いかける。「男性Aさんで間違いでしょうか?」

男性A:女性Aのとなりをチラチラ見る。「あ、はい」

女性A:「本日はいかがなさいました?」

男性A:「あの・・・その・・、院長の押尾先生は・・・」

女性A:「えー、先生は学会で出張しておりまして、わたくし女性Aが代理診察させていただきます。」

男性A:「そうですか・・・(困ったなという表情)。押尾先生はいつお戻りになりますか?」

女性A:「遠くまでの出張で、今週いっぱいおられなくて、来週の月曜から出勤される予定ですが・・・」

男性A:「あぁ・・・残念ですね。というのも(手持ちのバックから包装された箱を取り出す)。以前先生に大変お世話になったことがありまして、お礼にと思って持ってきたのですが・・・。よかったら皆様でお食べください。」

女性A:「えー、ありがとうございます。うれしいです。・・ですが、当院では患者様からの贈答はもらえない規定になっておりまして、受け取ることができないことになっているんですね。本当にごめんなさい。」

男性A:「まぁちょっと中身だけでも見ていただいて(箱の包装紙を破く)。どうでしょう一口だけでも味見してみるのはどうかと。」

女性A:「(キタキタキター!!。レジェンド超高級菓子店「アリメイクン」の最新作ゴッドリバーじゃないですか!!まさか生きているうちでお目にかかるとは!!)」

男性A:硬直している女性Aに戸惑い先生の顔の前で手を振る「先生。大丈夫ですか」

女性A:いまにも泣きそうな表情をしながら顔を引きつつ笑顔で「ありがとうございます。でも貰えないルールなんです」

男性A:「そうですか。あ、よくこれ見ると私が食べれないブルーベリーが入ってるものでした。んー、私の口に合わないので廃棄したいなぁ。あの、ここでゴミを捨てるのは問題ないですよね?」

女性A:「あ、はい」

男性A:診察台の横にあった蓋のない小さなゴミ箱の上にそっと平らになるように乗せる。

女性A:男性Aを凝視「・・・ちょっと失礼します。」診察室の裏の控室に移動する。そして控室にいた女性看護師3人に3歳から12歳まで習ったバレエを初めて披露。

看護師:女性Aの驚きの行動に手に持っていたものを落とす「先生どうしたんですか!」

女性A:「(しー)」小声で言う「ついに私にやってきましたロイヤルグッチ!!」

看護師:音を立てないで精いっぱいの拍手をする。そして女性A手を両手でにぎり振りまくる。一人の看護師が窓から駐車場を見る。「間違いありません。赤色のポルジェTGG117です!」やったーとばかりに皆はしゃぐ。もう一人の看護師が言う「早く戻れー、グッチに失礼がないようにー」そうだそうだ。

女性A:小走りに診察室に戻る。「お待たせしました。」

女性A:「では改めまして診察を開始いたしますね。」

男性A:「はい宜しくお願いします。」そして60分が経過する。

女性A:控室に戻ってくる。そのまま院長の席に足を組んで座る。そして扇子を取って看護師達に指差し言う。「君たちそこに並びなさい。」

看護師:慌てて女性A前に横一列にならび敬礼する「は!」

女性A:「諸君、この厳しい現実社会でよくぞいままで耐え抜いてきた、そして今日この日についにかねてからの検討してきたPMRを開始する。あと10分後にグッチ様はご帰宅される。各員持ち場につき準備せよ!」

看護師:小さな声での大歓喜が鳴り響く。「先輩、PMRってなんですか?」「あそっか、えいちゃんは新人だから知らないわよね。それはね、Plan to Marry a Royal gucci manの略語でゲットするのよグッチ様を!」「えー、うそー。そんなことできるんですか?」「できるかできないかじゃないのよ。やるかやらないかなのよ。時間がないからえいちゃんは横で見てて」「はい」

男性A:会計をすませ、クリニックを出て車に乗る。

女性A:用意してあった車に乗り込む。「どう?車に発信機は取り付けられた?」

看護師:「ごめんなさい。運転手付きだったのでつけれなかったの」

女性A:「大丈夫よ、グッチ様がこの町に来て泊まるところなんて一つしかないわ。後を追いましょ。」追いかけること15分「やはりここの滞在でしたわね、4つ星高級ホテルマウンテンビュッヘル」


グッチとの結婚に人生に捧げてきた女性A。その彼女が計画したPMRとはいったい?そしてロイヤルグッチなるものは何者なのか?なぜそこまでしてグッチにこだわるのか?多くの登場人物と複雑にかかわる人間関係ととてつもない世界観が急展開するはちゃめちゃ物語が始まる。


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