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世界の終わりと始まり 第2部 覚醒編  作者: とみなが けい
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真田は保安チームの猛者たちと射撃訓練を始める…神代…いったい何者なんだ。

朴が私が手に持った麻酔銃に付いている機器を指差して説明を始めた。


「この銃身の下に付いているのがスポットライトです。

 そして、その横がレーザーサイト。

 両方とも銃身の軸線に合わせて有ります。

 スポットライトは暗闇で対象を照らす物と割り切った方が良いですね。

 レーザーサイトの赤い光が目標に当たっている時にトリガーを引けば、まず当たります。

 その麻酔弾の弾道は意外と銃弾より近距離だと精度が高いんですよ。

 30メートル以内ならば上昇曲線を描かずそのまま沈みますから。

 銃弾の様に最初の上昇が無いですから。

 スイッチはグリップした親指で操作出来ます」


 私は銃のグリップを握った手の親指で2つ並んだボタンを押してみた。


「そう、大きい方のボタンがレーザーサイトです。

 いざという時に間違えない様に覚えておいて下さい。

 そして、赤外線サイトとスターライト、光量増幅式のとタンデムに載せてあります。

 あの化け物猪の体温が感知出来ない時はスターライトを使って下さい。

 最も、暗視スコープ越しにレーザーサイトでサイティングするのが一番間違いが無いと思います」


「ちょっと暗視スコープ借りて良いですか?」


「ああ、良いですよ。

 使い方は…ああ、判りますよね、アハハ」


 私は暗視スコープを借りて頭に被った。

 確かに朴が言う通り、暗視スコープ越しにサイトを覗き込むと、とっさに照準を合わせる事が出来ない。


「まぁ、暗視スコープを使わないで、銃のサイトを覗きながら照準を合わせても良いのですが…」


「それだと視界が狭いから周りの状況が判らないからね」


「そう、その通りですよ」


 朴が嬉しそうに頷いた。


「真田さん、判ってますね!

 私達でやってみたんですが、やっぱりそのやり方が一番命中率が高かったです。

 だから赤外線とスターライトのサイトはいざと言う時の予備だと思って下さい。

 使わない時は横に倒しておけば大丈夫。

 もっとも、赤外線サイトもスターライトサイトもみっちり射撃訓練はしてもらいますからね」


 朴が私の肩を叩いて模擬弾が入ったクリップを手渡した。


「まずは明るい所でたっぷり撃ち込んで貰いますか」


 私が射撃台について弾倉を開いて弾のクリップを押し込んだ。

 保安チームの面々が腕を組み、ニヤニヤしながら私の動作を見ていた。


 私は、全くのど素人では無い事を見せたくなった。


 私は思いきり低く麻酔銃を構えて標的、これが、猪の正面を向いた形をして、憎々しげな顔まで描いてあったが、に向けて照準を合わせた。


 背後では保安チームの面々が、こいつは意外とやるな、と言う感じで身動ぎしたのが判った。


 何故か、突然に彼らの笑顔が消えた事まで判った。


 私の視界が360度に広がった様な、魚眼レンズ、歪みが少ない魚眼レンズで周りの景色を一望しているような不思議な感覚を覚えた。


 私は猪の標的に照準を合わせながら、同時に女性の保安要員が意外そうな顔で私の後ろ姿を見ながら鼻の横を人差し指で掻いているのが見えた。


 神代が私の射撃姿勢を見ながら私に向けて親指を立てているのを見た。


 射撃場の天井の換気扇の大きなファンが回転していないのを見た。


 その止まった羽根に小さな紙切れが引っかかっているのを見た。


 見えるはずが無い物がいっぺんに私の視界に入って来た。


 そして私は無意識と言うか、自動的に麻酔銃の引き金を5回引いていた。


 銃口から飛び出た麻酔弾が残像の尾を曳きながら次々と標的の猪の眉間に突き刺さった。


 4発目と5発目は1発目の弾の尻の部分に深々と突き刺さった。


 私は数瞬、標的に銃口を向けたままにした後で、顔を上げて構えを解き、銃の弾倉を開いて射撃台にそっと置いた。


 その間にも、朴達が口をあんぐり開けて、神代だけがウンウン頷きながら、私の直ぐ後ろに歩いて来ているのが見えた。


「真田さん、凄いね!」


「何処かで練習しました?」


「本当に2回目の射撃かい?」


「いやいや信じられない!」


 朴達が顔を振りながら私と銃と標的を代わる代わる見た。


「いやいや、まぐれ当たりですよ」


 私は今さっき訪れた不思議な感覚に戸惑いながら朴達に言った。


「真田さんはダイバーだけあって、そういう才能があるんですよ、きっと!」


 神代だけが何故か非常に嬉しそうに私の腕に触りながら言った。


 私は、江古田の「女」に触られた時の様なゾクゾクする、妖しげな感触を覚えた。


 顔を近付けた神代の首筋からとても良い匂いがした。


 私は欲情した。


 私は欲情し、狼狽した。


(何をこんな昼間から!しかも男相手に…江古田のヒカル…いやいや、俺には小夜子がいるだろ!頑張れ俺の下半身!違う!そういう方じゃなくて!くはぁ~違うんだよ!俺の下半身!)


「真田さん?

 どうかしました?」


 朴が私に声を掛けた。


「え?

 いやいや何でも無いですよ!

 ただ、ゴルフのホールインワン出したみたいな感じでボーッとしたかな?」


「いやいや、ホールインワンどころの騒ぎじゃないわ、これは…」


 ワイヤーで手前に引き寄せた標的を覗き込みながら、女性保安要員が呟き、周りの男達に同意を求めた。


「確かに…マシンでもこれは…無理だよ…凄いな」


 中年の保安要員が顎の髭を撫でながら唸った。


「これなら次は夜間射撃の訓練に入って見るか…」


「真田さんならきっと楽々ですよ!」


 朴が腕組みをしながら呟き、神代が朗らかな声をあげた。


 女性保安要員が笑顔で神代の頭を小突いてから、ヘッドロックを掛けた。


「こいつぅ~!

 私らの中で最高得点出しているから余裕のセリフ吐いてからに!

 生意気なんだよ~!」


「いててて!

 ジョアンさん、ごめんなさ~い!」


 どうやら神代は保安チームに上手く溶け込んで、マスコット的な存在になっているらしい。


 ジョアンと呼ばれた女性保安要員と神代を他の保安チームの面々がニヤニヤしながら見ていた。


「真田さん、確かにこいつは射撃の天才なんですよ」


 朴が神代に親指を指してほろ苦い笑顔を浮かべた。


「神代は保安チームの中で最高得点出しているからね。

 精密射撃も、機動射撃も、反応射撃も、ピカいちなんです」


「うひ~!

 皆さんのお陰で稼がせて頂いてま~す!」


「ばか!

 それは内緒だろ~!」


 ジョアンにヘッドロックを掛けられてじたばたしながら神代が言った言葉を朴が慌てて遮った。


「何ですか?」


 朴がばつが悪そうに微笑んだ。


「実はね…私達、握ってるんですよ。

 皆で射撃の得点で、一点100円なんですが、今のところ神代が総取り状態なんです。…真田さんもどうですか?」


「一点100円…」


「ええ、最高得点出せば呑み代くらいにはなりますよ」


「…私も参加します!」


「そうこなくちゃ!アハハ、神代、ライバル出現だぞ!」


「いくら真田さんでも、負けませんよ~!

 ウヒ~!

 ジョアンさん、ギブギブ~!」


 ジョアンが手を離し、神代が頭を上げ、その目が一瞬金色に見えた。


 ほんの一瞬、金色に光った神代と目が合った気がしたが、瞬き一回しただけで、神代の目は若干黒目がちで人懐こい物に戻った。


「真田さん、勝負勝負!」


 神代が笑顔で私に言った。


 端正で整った女性の様な神代の美しい顔は、笑うと途端に無防備な天使の様な無邪気な顔になった。


「よし!

 神代!ボードを持って来い!」


「へ~い!」


 神代がちょこちょこと走って行った。


 朴は神代の後ろ姿を眺めて苦笑を浮かべた。


「全く憎めない奴ですよ。

 あっという間にうちのチームに溶け込んでしまいました…まぁ、あの調子ですが、仕事もしっかりしてますからね。

 研修生と言えども、ケルベロスにやられた佐久間の良い穴埋めになりますよ」


 確かに朴の言う通りだろう。


 どんなに人柄が良くても、どんなに外見が良くても、朴が率いる保安チームの様なプロフェッショナルの集団では、肝心の仕事が出来なければあっという間につま弾きにされてしまう。


(それにしても一体…惟任さんはどこからタイミング良くあんなの見つけてきたんだろう…)


 神代が黒テープで罫線が付いたホワイトボードを抱えて戻って来た。


「お待たせしました~!」


「よしゃ!」


 朴がマーカーを持って、罫線の左の端に、上から朴、ジョアン、古田、伊賀、神代、と書き、真田、と書いた。


「真田さん、これから、ここを真っ暗にして、精密射撃、機動射撃、反応射撃をそれぞれやって、その得点で競いますよ。

 競技のやり方は…まぁ、皆がやる所を見て、判んない所が有ったら聞いて下さい」


「はい」


「よし!

 電気消すぞ!

 真田さん、暗視ゴーグルスタンバイして下さい」


 私は頭に被ったゴーグルを目に掛けて電源スイッチに指を掛けた。


 射撃場の照明が全部落とされ、真っ暗になった。


 私がスイッチを入れると、色を失った射撃場の内部の風景が暗視ゴーグルを通して浮かび上がった。


「よし!

 各自ゴーグルに異常は無いか?

 チェック!ジョアン!」


「アイ!」


 麻酔銃を持ったジョアンが手を突き出して親指を立てた。


「よし!古田!」


「アイ!」


 顎髭がある中年の男が親指を立てた。


「よし!伊賀!」


「アイ!」


 もう1人の男が親指を立てた。


「よし!神代!」


「アイ!」


 神代が親指を立てた。


「よし!真田!」


 私も神代達に習って、朴に手を突き出して親指を立てた。


「アイ!」


 朴が頷いた。


「よし!

全員オーケーだな!さて、誰から行く?」


 途端に保安チームの面々が我先にと手を挙げて叫んだ。


「アイ!アイ!」


「よし!伊賀!行け!」


 朴が伊賀を指差した。


 伊賀は片手でガッツポーズをしてから、皆を指差しながら射撃台に付いた。


「神代!

 お前は真田さんに付いて、競技方法の説明をしろ」


「アイ!」


 神代が先程ホワイトボードを持って来る時の返事と裏腹な、凛々しく、それでいて爽やかな返事をして私の隣にやって来た。


「真田さん、宜しく~!」


 神代が小声で言って頭をペコリと下げて、笑顔で顔を上げた。


「神代!真田さんを口説くなよ!」


 朴がニヤリとして神代に言った。


 保安チームの面々が肩を揺すって笑った。


「よし!伊賀!

 準備は良いか!」


 うってかわった朴の厳しい声が飛んだ。


「アイ!

 オンステージ!」


 伊賀が答え、麻酔銃を標的に向けて構えた。


「よし!

 伊賀!オンステージ!」


 朴が答えてストップウォッチのボタンを押した。


「精密射撃は2分以内に標的に15発撃ち込むんです」


 神代が私の耳元で囁いた。


「銃の弾倉は5発入りだから、2回弾を装填しなければなりません」


 神代がますます私の耳に口を寄せて囁いた。


 伊賀がよく狙って一発撃った。


「時間の配分も気を付けないといけないんだな…」


「そう!そうなんですよ!真田さん!だからね…」


「リズムを掴んで撃たないとならない訳だ」


 先回りして私が言うと、神代がクスクスと嬉しそうに笑った。


 伊賀が5発目を撃ち終わり、射撃台の予備のクリップを空の弾倉に押し込んだ。


「さすがに現役のダイバーです!

 真田さん、大正解ですよ!」


 神代が興奮を抑えきれない様に息を弾ませた。


 私は耳元に神代の熱い息を感じ、神代の良い香りが鼻をくすぐり、また少し欲情し始めた。


 私が少し神代から身体を離すと、神代がますます私に身体を寄せた。


 伊賀が、2個めのクリップを押し込み、また銃を構えた。


 プロだけあって、低くコンパクトに銃を構え、リズミカルに銃を撃っていた。


「意外と難しそうだな…」


 私は伊賀が最後の弾を撃つのを見て呟いた。


「大丈夫です。

 だって、真田さん…覚醒し始めているから…」


 神代が更に小声で囁いて、耳元に熱い息を吹き掛けて、私の肩に手を廻し、そっと私の身体を抱き寄せると首筋に優しくキスをした。


 身体を電流が走った。


(覚醒?何を言ってるんだこいつは…そしてこの唇の感触は…)


 私は非常に努力して神代の手を握ってゆっくりと引き離した。


 神代は特に抵抗せずに身体を離した。


「フフフ、真田さん、そんなに怖い事でも特別な事でもないですよ、ただ、身を任せていれば良いんですよ」


 私は神代が一体どちらの事を奴が覚醒と言っていることなのか、私のキスをしたことを言っているのか、或いは、両方の事を言っているのか判らずに混乱した。


「よし!伊賀!終了!1分46秒!

 ターゲットチェック!」


 最終弾を撃って、射撃台の上に麻酔銃を置いて両手を挙げたのを見て、朴が怒鳴った。


 伊賀がワイヤーで標的を引き寄せた。


 保安チームが射撃台に集まった。


 神代がぼうっとしてる私の手を引いて射撃台に向かった。


 保安チームが標的を覗き込み、あれこれ言いながら、得点を計算していた。


 流石に朴率いる保安チームの一員だけあって、25メートルの距離から撃たれた麻酔銃の模擬弾は標的の中央部分に突き刺さっていた。


 2発が中央の直径5センチ程の10点範囲から外れて9点の所に刺さっていた。


 伊賀がまぁ、こんな所だろうと肩をすくめた。


「1500マイナス20点の1480点。

 あとは所要時間のポイント差だな」


 10倍計算で朴が言い、ジョアンがホワイトボードに点数と時間を書き込んだ。


「真田さん、所要時間が一番早い人から1秒遅れるにつき1点ずつ引かれますから、所要時間も大切なんですよ」


「なるほど、精密射撃と言ってもじっくりは撃たせてもらえないな」


「それは、朴中尉のチームですから…」


「神代、階級は昔の事だ…次は誰だ!」


 また、保安チームの面々が手を挙げて叫んだ。


「アイ!アイ!」


「よし!ジョアン!行け!」


 ジョアンが標的をワイヤーに付けて25メートル先に送り出した。


 保安チームの面々が後ろに下がった。


「やるわよ~!

 ウリャリャリャ~!」


 ジョアンが笑顔で振り返り、皆を人差し指で指差しながらぐるっと回って標的に身体を向けた。


 人差し指で皆を指差すのは、やってやるぜ!見てな!と言うデモンストレーションの他に、全員が安全な所にいる事を確認する意味もあるのだと、私は悟った。


(流石は朴だな、モチベーションを高める事と安全確認を同時にしている。無駄が無くて効率が良い)


 私が感心して見ていると、ジョアンが叫んだ。


「アイ!

 オンステージ!」


「よし!ジョアン!オンステージ!」


 朴が叫んだ。


 ジョアンがポニーテールをクルリと振って、思いきり低くコンパクトな前傾姿勢をとって麻酔銃をリズミカルに撃ち出した。


「彼女、見事でしょう?

 きっちり構えてるけど、身体に余分な力が入っていない」


 神代が相変わらず私に身体を寄せて囁いた。


「そうだな、上手く反動を逃しながら、それでいてスムーズに照準動作に戻っているな…」


 私もジョアンの射撃に見とれて呟いた。


「セクシーですよ。フフフ、たまらないです」


 神代が呟いた時にジョアンが5発目を撃ち、弾倉を開いてクリップを押し込んだ。


 神代がジョアンの動作を見て、残念そうに呟いた。


「しかし、無駄な動作が、と言うか身体の振幅が数センチだけ、大きいです」


「そんな事が判る?」


「判りますよ…」


 私は目を凝らして色彩が無いジョアンの姿を見つめた。


 彼女の動きは無駄が無く、この上なく正確でスムーズに見えた。


「判らないな…最高の射撃をしてると思うけど」


「真田さんもその内に……フフフ」


 神代が言葉を切って含み笑いをしたのが気になった。


「何が、その内なんだ?一体何が?」


 私は神代に顔を向けた。


 神代が自分の唇に人差し指を当て、そして、その指を私の唇に当てた。


「真田さん…その内に判りますよ…フフフ、競技に集中ですよ」


ジョアンが15発を撃ち終わり、麻酔銃を射撃台に置いて両手を挙げた。


「よし!ジョアン終了!

 1分24秒!

 ターゲットチェック!」


 朴が叫んだ。


 ジョアンがワイヤーで標的を引き寄せ、皆が射撃台に集まった。


 15発の内3発が10点の範囲から外れて、9点の所に刺さっていた。


「1500点マイナス30点で1470点!」


「ちっ、焦ったかな~!」


 ジョアンが悔しそうに頭を振った。


「でも、タイムで稼いだじゃないか。

 上出来だ。

 よし!次は誰が行く?」


 神代と古田が手を挙げて叫んだ。


「アイ!アイ!」


「よし!

 次は、俺!」


 古田と神代がガクッとずっこけた。


 朴がアハハと笑い、ストップウォッチをジョアンに渡した。


「お前らにプレッシャーを掛けてやるぜ~!」


 朴が皆を人差し指で指しながら射撃台に立ってワイヤーに標的をつけた。


 朴は端から見たらゆったりした調子で、しかし、素早く麻酔銃を構えた。


「アイ!

 オンステージ!」


「よし!朴!

 オンステージ!」


 ジョアンがストップウォッチを押した。





続く

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