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第8話「異常で変異な特異点は神様を殺してしまった」『後編』その2

【第8話】





『異常で変異な特異点は、神様を殺してしまった!-後編‐その2』



「御心配には及びませぇん、私の理想の殿方はぁ、カッコ良くて、優しくて、テクニシャンなのですよぉ? 貴方みたいにぃ ダサダサで、お下劣で【ズダダダダダ!!ダキューン!!】じゃないのですぅ!」 


「……よく言った、お望み通り、狂い殺してやるぁ!」


……それは、乱暴な身体検査なんて生易しいモノじゃない、凌辱という名の暴力だった……。


………


……



どれくらいの時間が経っただろう?

身動きの取れない私は、ただ目をきつく閉じる事しかできなかった。

お姉ちゃんのくぐもった悲鳴と、モヒカン野郎の笑い声が延々と続く。

耳を塞ぐことも出来ない、辛い時の時間は長いって言うけど本当だった。

”管理者権限のシンボルアイテム”というのを見つけるまで、この狂宴は続くのだ。

私が知っていたなら、お姉ちゃんの命の方が大事だからすぐにでも差し出しただろう、

けど、お姉ちゃんは自分が殺されそうになっても、汚されても口を割ることはなかった。


(がしぃ!)


「むむぅ!」


目を固く閉じ、顔を背けていた私の髪を誰かが掴み、引き上げる。


「はぁい☆ パツ金エロエロメイドちゃん、ご機嫌いかが?」


モヒカン野郎のにやけた顔が、眼前にあった。 目的の物を見つけたんだろう、顔を高揚させ興奮気味に私の姿を眺めている。 気持ち悪いが、これでお姉ちゃんが解放されたと思い、安堵する。


(しゅるる……)


「かはっ! はぁ! はぁ! えふ! こほ!」


私の口を塞ぎ首を絞めていた触手が外され、激しく咽た。


「シ、シンボルアイテムとか言うのは手に入ったんでしょ? だったらお姉ちゃんを解放してよ!」


お姉ちゃんは少なくとも、腕を折られてて、胸やお腹の傷から血が滲み出ていた、その上モヒカン野郎に酷い目に遭わされている筈だ早く手当てをしないといけない、そんな焦りをあざ笑うかのようにモヒカン野郎は言う。


「それなんだけどさぁ? まだ見つかってないんだよぉ? それにさぁ~見て見て☆」


モヒカン野郎は、ギョロっとした眼球を持つ蛇の様に変化した複数の腕の内の一本を私に見せつける。


「そうそう、これこれ、見てよほらぁ、血がべっとりと付いてるじゃぁん?」


この野郎、どう見たってお姉ちゃんの血だ、それをわざわざ見せつけるなんて、なんて奴!


「ごめんねぇ? キミのお姉ちゃんビッチなんかじゃなかったよぉ~?」


「え……? まさか……?」


モヒカン野郎が、その血をチロチロと舐める。


「いやぁ、自傷癖の変態ビッチかと思ったらさぁ、聖職者らしく処女だったんだよねぇ~☆」


「このクソ野郎! 殺す! 殺してやる!」


私の所為だ、私が弱いから、お姉ちゃんは傷ついて純潔まで奪われて、酷いよ!酷過ぎるよ!

今はただ、目の前のクズを、ぶち殺したい気持ちでいっぱいだった。


「だからダメだよぉ~★ メイドさんはそんな口の利き方しちゃぁ~☆」


(バチィン!)


「あう!」


モヒカン野郎が、私の頬を叩き、乱暴に髪を引っ張り顔を上げさせる。


「”管理者権限のシンボルアイテム”は何処にあるんだよぉ~?聞いてるでしょ~?」


「し、知るもんか! お姉ちゃんが持ってないんなら、どこかに隠したんだろ!」


「シンボルアイテムは身に着けてないと、能力を発揮できない筈なんだけどねぇ?」


(ギシ! メキメキ……)


私の身体を締め付ける触手が、強く締まりだし骨が軋む。


「うぁ! あぐぅ!」


「うーん、確かにあのチビは能力を使ってたし、いたぶってる間、パツ金エロエロメイドちゃんは能力を使わなかったから、間違いなく持ってるはずなんだけどなぁ~」


「早く種明かししないとぉ、お姉ちゃんのように、こいつ等を身体中に入れて体の中を探しまくっちゃうよぉ? 入り口から出口、出口から入口隅から隅までまんべんなく♪」


「!!」


うねうねと動く、無数の蛇の様な触手の眼球が一斉にこちらを向き、恐怖で背筋が寒くなった。


「言っとくけどぉ~お肌にも、中身にも優しくないからぁ、ズタズタになっちゃうよぉ?」


狂ってる、こいつの目は、純粋に他人を痛めつけ愉悦を感じている奴の目だと思えた。


「でもさぁ~、パツ金エロエロメイドちゃんはぁ~、おいらの好みだからぁ、自傷癖のお姉ちゃんの傷物の身体じゃなくってぇ、このすべすべの白い肌を優しく汚してあげたいんだよねぇ☆」


お姉ちゃんを侮辱された上、いやらしい目つきで眺めまわされる。


「お姉ちゃんは、自傷癖なんかじゃない! あれは昔、特異点につけられた傷だって……」


私は目を伏せ、心を落ち着かせる。 今最優先する事、それは……。


「お願い、私は何されたっていい、お姉ちゃんを助けて、もう苦しめないで」


お姉ちゃんだけは助けたい、私を護ってくれたお姉ちゃんを助ける為なら、どうなったって。


「を、ををを……、おろろろぉ~ん!!!」


モヒカン野郎が奇声を発し、何故か涙を流していた……。 どういうこと?


「グズ、何という姉妹愛! おいらはこういうのに弱いんだよぉぉぉ~!!」


「え、それなら……」


「できれば何とかしてあげたいんだけどぉ~、それは出来ないかなぁ?」


「どうして? シンボルアイテムとかはなかったんでしょ? だったら、お姉ちゃんは助けてあげて!」


「ううう! 泣ける!なけるよぉ!」


(ゴリ、ガコン)


「うあぅ!」


必死に懇願する私に、モヒカン野郎はゆっくりと立ち上がり、私を壁に縫い付けているナイフを引き抜き、触手による拘束も解き、私を解放した。


「ぐぅ!くぅ!、な、なんで?」


奴の行動は不可解だが、拘束が外れた事は有難い、治療術で手の傷口を塞ぎ、止血を行う。


「……ぐす!……えぐ!」


涙を流しながら、無言で私の前から離れ道を開けるモヒカン野郎、どういう心境の変化か分からないけど、今はお姉ちゃんを助けなきゃ!


「お姉ちゃん! しっかり! 今助けるよ……」


未だ鎖によって、ぶら下げられたままのお姉ちゃんに、身体を隠すことも忘れ近寄った時、その光景に足が止まる。


「こんなに血が……」


ぶら下げられたままのお姉ちゃんは、ぐったりとしていて顔は見えない、気を失っているのか私の接近には気付いていない様だ、ただ身体中のありとあらゆるところから血が流れ出て、足元におびただしい血だまりが出来上がっていた。


「お、お姉ちゃん! しっかりして! 今治療術を……そんな……」


お姉ちゃんの顔を下から覗き込んだ時、息が詰まる思いだった。


「目が……酷い、ぐっ、ぐぅぅ……」


私は、目を潰されたらしく血の涙を流しているお姉ちゃんの顔を見て、こみ上げる怒りを何とか押しとどめる。


「お願い、お姉ちゃんの拘束を解いて! お姉ちゃんが死んじゃう!」


今はモヒカン野郎に怒りをぶつける時間も惜しい、奴はまだ泣いている様だ……お姉ちゃんの命がかかってる、出来るだけ刺激をしないようにしないと。


「ひっく、大丈夫、ズビビ!、それは大丈夫だからぁ、ひっく!」


(パチン!)


(ジャラララ……)


「お姉ちゃん!」


モヒカン野郎が指を鳴らし、鎖による拘束が解かれた! 宙に投げ出されるお姉ちゃんをしっかりと抱きとめる!


「お姉ちゃん! お姉ちゃん! もう大丈夫だよ」


相変わらず、軽すぎると思えるくらいのお姉ちゃんの身体をゆっくりと床に下ろす。


「酷い……」


お姉ちゃんの小さな身体には、傷が無い所が無い位酷かった。


「お姉ちゃんしっかり! 死んじゃダメだよ!」


お姉ちゃんの頬を、軽く叩くが反応がない。 意識が戻らない危険な状態じゃ……。


「だからぁ~、大丈夫だよぉ~」


「な、こんな状態で大丈夫なワケないだ……ろ?」


(ドクン)


モヒカン野郎は、にたぁと笑みを浮かべていた……。何だこの違和感?


(ドクン)


「だってさぁ~あのねぇ?」


(ドクン)


いやだ、止めて! その先は聞いちゃいけない!心音が高まり、本能的にそう思った。


(ドクン)


「それ、とっくに死んでるんだよぉ? ”死んじゃう!”なんて心配しなくてもいいんだよぉ!」


「嘘、嘘よ! お姉ちゃんが死ぬはず……」


私はお姉ちゃんの脈をとる、首元にも手を当てる、口元に耳を近づける……。


「そんなことあるわけない!」


お姉ちゃんの胸に耳を当てる、お願い!心音、聞こえて!


「……うそ、だよね? お姉ちゃん神様だもんね? 私をびっくりさせようとしてるだけだよね?」


お姉ちゃんの胸から耳を離し、手を握って呼びかける。


「お姉ちゃん、ねぇ、起きてよお姉ちゃん? ほらぁ、仕事中なのに、私”お姉ちゃん”って呼んじゃってるよ? 怒らないの?ねぇ?」


どんどん冷たくなっていくお姉ちゃんの身体を揺さぶる。


「お姉ちゃん! 死んだふりしたって騙されないからね? そろそろ起きないと、私怒るよ? ねえってば!」


お姉ちゃんは答えない、子供の頃、私が拗ねたら慌てて気を引こうと必死になってたお姉ちゃん……。


「お姉ちゃん? 私、まだ話したい事いっぱいあるんだよ? 疲れてるの? ねぇ?」


お姉ちゃんは答えない、子供の頃、どんなに疲れてても遊んでくれたお姉ちゃん……。


「……嘘よ、こんなのって……ないよぉ……」


まるで眠ってるようなお姉ちゃんの頬に、ぽたぽたと、私の涙が落ちる。


「ばか……、お姉ちゃんのばかぁ……」


「ホント、バカだよねぇ~腹の中かき回されても、下から上まで開通されても、まぁだ睨んで来るから、お目目もプシュッと潰したのに、口割らないんだからさぁ、あ、口塞がってたっけかなぁ?」


「黙れ……」


「抵抗しなかったしぃ、ホントはおいらにボロボロにされて喜んでいたのかなぁ?」


「黙れよ……」


「パツ金エロエロメイドちゃんも処女かなぁ? そうだったら、姉妹揃っておいらが初めてって事じゃん! らっきー☆」


「黙れって言ってんだろ! このクソ野郎!」


転がっていたソファーの下敷きになっていた外套をたぐり寄せ、お姉ちゃんの身体に被せる。

お姉ちゃんを、これ以上辱めたくなかった。


「お姉ちゃんも女の子だもんね、辛かったよね……」


私は涙を拭い、ゆっくり立ち上がり奴の方へ振り返る。


「おっやぁ? どうしたのそんなに怖い顔しちゃってぇ? 前も隠さないなんてぇ、おいらにご奉仕したくなっちゃったぁ?」


「何でお姉ちゃんを殺した……」


そうだ、殺す必要はなかったはずだ、なのにこいつは……。


「んぅ? だってさぁ、生意気だったしぃ、ホントはキミの前でヒイヒイ言わせてから、その後、キミを”アレ”の目の前で、ひいひい言わせてから殺したかったんだけどねぇ?」


「ぐっ……」


怒りで、頭がどうにかなりそうだ、神様の力を使うこいつには、どうあがいたって勝ち目なんかない。


「でも、豚野郎はそれでも、あのクソ野郎にぶつかっていった!」


(ダン! シュバ!)


「をっとぉ? あぶない、あぶなぁい! おぶ?」


(ガッ! ズダァァン!!)


一足飛びに間を詰め、突き出した拳を余裕で躱されるが、狙いは別!倒れ込む様に奴の首に足を引っかけ引き倒し腕をとる。私は打撃戦が得意なので普段使う事のない関節技に持ち込んだのだ。


(ギリギリギリ……)


「痛てぇ! いだだだだ!! 地味に痛てぇぇぇ!!!」


”腕拉ぎ十字固め”で奴の腕をめいっぱい、捻り上げる。


「ちょ!、離せ! マジで痛ぇ!」


(ゴギン!)


「あぎゃぁぁ!!」


蛇の様な腕になる前なら折ることもできるし、痛みも感じてる、けど、それじゃ倒せないから……。


(ガシィ、ギリリ……)


技を解き、悶絶する奴の背後にまわりこみ、腕を固め、足で胴を挟み、背後から奴の襟を掴んで締め上げる。

学生同士の格闘試合では、危険なので使ってはいけない”片羽締め”と言う技だ、男と密着なんて嫌だったから率先して練習はしていなかった、練習で一度見ただけだが上手くいった。


「ぎぃぅ! ぎっ! がぅ!」


私の渾身の拳を腹に受けても、壁に潰されて骨が折れても立ち上がってきた奴だが、絞め技で落とせば、気絶してる間に助けを呼べるかもしれないと考えた。


「あぐぅ、痛くない!こんな痛み、お姉ちゃんの痛みに比べたら!!」


傷口を塞いだだけの手からは、鮮血が噴き出し激痛が走る。 だが、この絞め技は握力を緩めたら一巻の終わりだ、歯を食いしばり全力を込め締め上げる。


「ごぉ! ぐぷ、ぼぁ……」


藻掻いていた奴の動きが止まった、落ちた振りかもしれない、数呼吸分まってから技を外した。


「はぁ、はぁ、こんなので……これは?」


泡を吹いて失神している奴の懐から、バタフライナイフが見えた。


(カチャ、パチン!)


「今なら……心臓を突けば、殺せる!」


バタフライナイフを逆手に持ち、無防備な奴の胸に狙いを定める。


「こいつは人じゃない、人じゃない、人じゃない……」


手が震える、どんなクズだって人の形をしているモノを殺すなんて……。


「でも、こいつはお姉ちゃんを……汚して、苦しめて、殺した……」


冷たくなったお姉ちゃんの方を見る、もう動かない、もう笑ってくれない、もう話す事も出来ない、抱き締めても貰えない……こいつが、こいつが全て壊した!


「……悪いことしたのなら、償わなきゃだよね?」


ふと、豚野郎の倒れていた方を見る、血の痕が出口の方に向かって伸びていた……。

豚野郎が這いずりながらも、出口に向かって応援を呼びに行こうとしいた筈だ、それが最後の希望だった。 でも間に合わなかった、お姉ちゃんはもう……。


(ドズ!)


「ごぷ!」


私は奴の胸にナイフを突き立てていた。奴の身体がビクンと跳ねる。


「返せ」


(ドズ!、ドズ!)


「返せ! 返せ! お姉ちゃんを返してよぉぉ!!」


私は壊れた機械の様に、何度もナイフを突き立てる、何度も、何度も……。


………


……



(カシャァァン!)


私の手からナイフが落ちる、奴と私は広がる血の海の中心にいた。


「あは、あはは! やったよお姉ちゃん! わたし、お姉ちゃんの仇とったよ?」


腰が抜けてしまったのか、立ち上がることが出来ないので、這うようにお姉ちゃんの側に向かった。


「お姉ちゃん、私、アイツをやっつけたよ? 褒めてくれるかな?」


お姉ちゃんの側でへたり込んだ私は、改めて自分の状態を見る。真っ赤だった、白かった肌は返り血で真っ赤に染められていた、そうだ、私は人を殺したんだ……。


「そうだよね、どんなにクズでも……私、人を殺しちゃったんだよね」


カタカタと身体が震える、今になって自分のしたことの重さに押し潰されそうになる。


「私、きっと地獄に落ちちゃうね? あの世でくらいお姉ちゃんと一緒に居たかったよ……」


私の頬を涙が伝う、今度こそ本当にお姉ちゃんとは会えなくなったのだと、絶望と後悔と悲しみだけが私を包んでいた。


「う、ひっく! もっと、もっと一緒に居たかったよぉ、お姉ちゃぁぁん!」


私は、冷たくなったお姉ちゃんに縋りつく様に、大声を上げて泣いた。


「だぁぁいじょぉぉぅぶ! 地獄なんか行けないよぉ?」


(うじゅる、うじゅる、ぎちちちち……)


「そ、そんな……」


そこには”化け物”がいた、人と蛇が混ざり合ったような異形の形になったアイツが私の背後に立っていた。


「姉妹揃って、おいらに向けて尻を振るなんてぇ、これは、そう!運命だねぇ?」


私は抵抗する事も無駄だとわかり、その場にへたり込んだままだった。


「いい! いいよぉ! その表情! 実においら好みだよぉ?」


奴は無数の触手を使い、私を絡め取った後、自分の眼前に引き寄せる。


「んぅ~ん? メイド服は見る影もないけど、格闘技か何かで鍛えてるんだねぇ? 良い身体だよぉ、これは何着せてもエロいエロになるねぇ~?」


「もういい、殺せよ」


「言ったじゃなぁい、キミは地獄へ行かせないよぉ? これから天国へ行かせてあげるからさぁ☆」


「くっ!」


こいつには何を言っても無駄だと悟った、根本的に何かがズレている。


「さっさと、管理者権限をおいらのモンにしてさぁ~、ここの管理する世界込みで、好きにいぢくってさぁ~、おいらとキミは新世界のアダムとイヴになるんだよぉ?」


何を言ってるんだ? 管理世界ごと支配するのがこいつの目的?


「既にさぁ、この”審判の間”は、おいらたちだけの愛の巣になってるじゃぁん?」


何を馬鹿な……しかし、奴の顔は冗談を言っていない表情になる。


「おいらが満足するまで、死ねると思うなよ? 死んでも生き返らせてお楽しみは続くけどねぇ?」


「ひ……」


本当の絶望を前に、私は悟った、私は死ぬことすら許されないのだと……。


この世界は、本当のパパとママ、そしてお姉ちゃんが愛し、護ってきた世界も壊されちゃうんだ。


「お姉ちゃん……ごめんなさい……」


「安心しなよぉ、キミ以外はぁ、みーんな同じトコに送ってやるからさぁ~☆」


「パパ……早く逃げて……」


私の最後の家族の顔を思い浮かべながら、私は目を閉じた……。





『次回予告』


をを! タイトル通り神様を殺してしまったぞ?


やったね、モヒカン●! お前がNo1だ!


でも、神様がいなくなったら、どーすんの? これどーすんの?


例え、主人公の豚野郎が生きてても、絶望的じゃなーい?


モ●カンAは花嫁(?)GETして、新世界の神になっちゃう宣言?


ホントに●ヒカンAルートになっちゃう?


子供は3万人位作っちゃう? 野球チームどころじゃないね?


このまま、豚野郎の異世界生活は、始まってもいないのに終わるのかな?


結局、今回も纏め切れずにまた分割だ!


次回!第9話『異常で変異な特異点は神様を殺してしまった!-後編-その3』に、


レッツ異世界ドライブ!




※諸事情により番組内容とタイトルが変更になる恐れがありますご了承ください。




仕事のデスマと体調不良で、週末に本気出す週末ファイターになりつつあります。いや、もうなってる気がする。ラスボスの「年末侵攻」が迫る中、出来るだけ頑張りたいと思います。

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