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SF市場調査

 今回はSFジャンルの市場調査を行いたいと思っています。拙作『読書士』もSF(空想科学)のランキングに載ったことがあるのですが(下半分よりは上でしたが、30位には入ってなかったと思います)、その日はおどろくほどPVが伸びませんでした。


 SFそのものが過疎ジャンルなのは間違いないと思いましたが、SFのなかでの下位分類ごとの格差が気になったのでそれについて今回は見ていきたいと思います。データは全て2018年12月11日(4時45分から6時25分)調べです


・四半期ポイント数上位100作品のうちに占めるSF各ジャンルの数

VR81

宇宙6

空想科学9

パニック4

・年間ポイント数上位100作品のうちに占めるSF各ジャンルの数

VR89

宇宙4

空想科学6

パニック1

・総合ポイント数上位100作品のうちに占めるSF各ジャンルの数

VR87

宇宙5

空想科学7

パニック1


 という結果になりました。小説家になろうはSFジャンルのなかではVRが強いと言えるのは、間違いないです。若干四半期ランキングのVRの数が少ないですが、母数100程度の話だし、誤差の範囲かなあ。統計学に自信ニキがいたら解説してくれ。


 加えてこのデータだけでは読者がVRを好むのか、単純にVRの数が圧倒的に多いのかわかりませんね。ですので今度は作品数全体に対する100位以内に入る割合を見ていきたいと思います。


 計算式は以下の通りです。各ジャンルの作品数/ランキング100位以内に入っている作品数。年間と四半期ランキングについては、ちょっと更新のタイミングとかがわからないのでひとまず今回は総合ランキングだけ。ちなみに小数点2位以下は切り捨てです。


VR 作品数:3831作品  総合ポイント100以内作品:87作品 44作品に1つの割合でランキング入り

宇宙 作品数:2083作品 総合ポイント100以内作品:5作品 416.6作品に1つの割合でランキング入り

空想科学 作品数:8807作品 総合ポイント100位以内作品:7作品 1258.1作品に1つの割合でランキング入り

パニック 作品数:2129作品 総合ポイント100位以内作品:1作品 2129作品に1つの割合でランキング入り


 このランキングからわかることは

①意外にもVR作品は投稿数自体は多くなく、空想科学作品の半分以下であること

②VR作品が圧倒的に好まれやすいこと

③宇宙もなかなか健闘していること

 といったところでしょうか。


 ちなみにSF総合ランキング100位は15000ポイント台(正確には15888)なのであくまで数字の上ではVRを書けば44作品に1つはそれぐらい受けるということになるね。もちろん作品そのものに面白さがないと始まらないだろうけど。


 ちょっと話は変わりますが、そもそもこのジャンルの区分って言葉のレベルが全然違いますよね。空想科学って意訳すると多分SFそのものなんだろうし。つまり空想科学ジャンルに入らないSF作品はないと思う。


 宇宙とVRは言葉のレベル合ってるかもしれない。これはどちらも技術のジャンル、あるいは作品の舞台を示す言葉だから。


 一方でパニックに関してはこれはストーリー展開の分類なんですよね。


 何が言いたいかというとパニックかつ宇宙かつ空想科学みたいに複数ジャンルをまたにかける要素の作品はあるのだと思う。そのなかでも一番寛容な空想科学ジャンルに多くの作品が投稿されやすいのかなと。加えて寛容すぎるがゆえに空想科学そのものの色があまりないから好んで空想科学ジャンルを漁る人がいないんじゃやないかなあと憶測。


 データ収集の母数変えたりしたらまた結果変わるかもしれないし、全体の作品数は違っても各ジャンルのランキングに掲載される作品数は同じなわけだから露出の上では対等と考えると、ジャンル別の人気を探る上では別の計算式をたてるべきかもしれない。けれどとりあえず今回はこんなところでお茶を濁させていただきたいと思います。

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