堪らなく
風に揺られて
木の葉が動く
西の空は
優しく染まる
風に揺られて
木の葉が擦れ
僕の耳を撫でていく
西の空が
優しく染まり
僕の心を移り道
なぜか堪らなく押し寄せる感動よ
親子が通る
黄昏に
僕は歩く
黄昏を
親子が通った
黄昏は
僕の瞳を撫でていく
僕が通った
黄昏は
僕の心の通り道
なぜか堪らなく愛おしい時よ
風に当たって
逆らって
西の空が
遠くに行って
風に当たって
逆らえば
僕の身体を撫でていく
西の空が
遠くに行けば
僕の心は帰り道
なぜか堪らなく偉大な星よ