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ペタン娘魔女AA《ぺたんこうぃっちだぶるえー》  作者: ヒコマキ


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25/25

25 かくして、ペタン娘ウィッチーズは魔法士ギルドを相手取る

2016/9/4 20:00 3/3

 それから数日、ケーちゃんを入れたフォーメーションをチェックしたり、核宝石(コアジェム)で雷電を強化したりと、南の森で日帰り狩り暮らしをしていた。日帰りの理由は排樹教徒の拠点へ俺達も行きたかったからなのだが……まあ結局、許可されることはなかった。実験体とか子供に見せるものではないからだろうな。


 討伐隊が向かったオナニーハゲマント野郎が拠点にしていた場所は、小さな村になっていたようだ。屍となった○○シリーズの母体だけを残して、もぬけの殻だったそうで、何かをトリガーにして連絡されるようになっていたのではないかとのこと。遺体は丁重に埋葬された。ロコの母親も、今はゴリアテにある墓地の一角に埋葬されている。俺にはその場所だけ教えられた。他の母体にも祈りを捧げたいという俺の言葉には、否と回答が出た。何人もいたんだろうなあ……。もしかしたら心臓を抜き取られた子供もいたのかもしれない。そして魔獣なんかに食い荒らされていた可能性も高い。考えてみれば……だからこその参加不可だったんだろう。

 

 ヤツから取れる情報は、その村のことと他数人の排樹教徒の名前程度だったらしい。既に処刑済みだ。他の排樹教徒の名前は──ラプダ、クセー、タウの三人。この三人には気を付けないといけない。ロコの顔を知っているからな。思い出した記憶の中のヤツ等は仮面を常に被っていたのでコッチは顔が分からないのが困るぜ……。

 

 そしてゴブリンの洞窟に関しても、そのままだと魔獣などの棲家になりかねないので、今はもう土魔法士が処理している。風魔法士に空輸されたので早かった模様。

 ユユが羨ましがったんだけど、エアロマン……だっけ? の人が「この僕が、シュバッ! 麗しきキミの願いを、シュバッ! 叶えようシュババッ!」とか自分で効果音を入れながら変なポーズで迫ってきたのでユユは諦めたようだ。


「黙って帰れ、ホ──ンッムゥ?」

「それは二度と言わせないっ!」


 アブナイアブナイ。ちゃんとホーケーの意味を説明しないとな……。今は魔法士(マジシャンズ)ギルドの中だからチョット言い辛いぜ。まさか気に入ったんじゃないだろうな……? せ、せ、責任を取らなければ!?


「後でちゃんと説明するけどさ、その言葉は口にしたらダメだよ? リラもねっ!」

「──う、うん。分かったー」


 頷いたのでユユの口から手を離す。ふぅ、セーフ。リラの口も「ホー」になってたからな……アブナイアブナイ。


「これで前のロコちゃん事件は終わった……のかな」

「仇は討った」

「でもボクの……この顔を知ってる排樹教徒、三人はいるなあ」


 いずれ接触してくる可能性も捨てきれない。


「力量不足とか言われないように、強くならなくちゃな」

「うんっ。直接退治したいもんね!」

「やっつける!」

「お金になるしボク等で殲滅、狙っちゃおー!」

「倒す!!」

「おーっ!」


 とかやってたら副長に注意された。危ないからやめなさいと。分かってるさ。今回は運が良かっただけってのは。でもこの世界に生きてたらさ、どの道関わってくるんじゃないか? 今回魔物を集めてたのだって……ただの実験だったみたいだしな。召喚魔法陣の……。マジ、ロクでもねぇよ。排樹教ってのはさ。


「殲滅狙いは大げさでも、強くなるのはいいことだもんね!」

「ケーちゃんも増えた。鍛える」

「私も強──オレの仇はオレが討ちたかった! クソーお前等帰れって言ったのになんでプセーの野郎をヤっちゃうんだよお」

「ムッ、ロコオールド?」

「それだとボクはロコニューになっちゃうじゃん。カッチョワルイ。新旧で表すならネオロコがいいなあ」


 旧ロコが現れた! しかし戸惑っている!


「少しよろしいですか。プセーと仰いましたが、あの者の名でしょうか?」

「コ、コイツ等がやっつけちゃった男のことでございましょうですか?」


 副長の疑問に謎敬語で答える旧ロコ。質疑応答の後、判明したのはクセーだのプセーだのは偽名ってことだ。オナニープセーの名前はレコーダーで分かるしな。

 ……なんか惜しい。アイツの偽名がクセーのほうだったらオナニークセーになるのにー!


「お、おいネオロコ! 何ニヤけてんだよ。オレの顔でだらしない顔すんなよ!」

「ネオロコ……なんかありがとう?」


 律儀にニューロコから言い直してくれた。


「ロコオールド、リラを下品にしたらダメ」

「そうだなあ。その口調はリラに似合わないんだよね。もちろんこの顔にも似合わないっ! 生まれ変わったらさ、ちゃんとしなよ?」

「お、う、はい……」

「ロコ、どっちも下品。カワイク喋れ」


 俺にも飛び火した……。新旧合わせて「はい」と返事いたしますの。素直が一番ですわ。ホホ……。


「それで? 何か用があったんじゃない?」

「おう……うん、じゃなくて、はい……喋りにくいから普通に喋る! あーなんていうか、その……仇を取ってくれてありがとうな……自分でぶっ殺してやりたかったけど、あのゴーレムパンチ見たらスゲーすっきりしたんだ! カッコ良かった。さすがオレだぜ! って思ったんだ。アリガトな!! それが言いたかったんだ」

「ロコオールド、忠告無視してゴメンナサイ。リラも謝ってた。後、ありがとう。儲けた」

「そうだった! ゴメンな、割り込み敵討ちしちゃってさ。でもスッキリしたんなら良かったぜ。俺等も儲けたし。な?」

「ぷひーっ! ロコ、が、あきゃきゃっ、うつった! きゃきゃきゃ下品っ」


 ダメじゃん! と息ピッタシの新旧ロコ。やべぇ……つい俺とか言っちゃったよ。気を付けよう。

 ん? リラINロコが耳元で囁く──「お前、魔法使う時パンツ見えてるから気を付けてくれ」と。

 別に平気じゃないか? あの時は洞窟の中だったし、基本的には魔獣相手だしな。そう伝えるとオレのパンツだからオレが見せてるみたいで恥ずかしいと言われた。うーん確かに今は大人パンツをはいてるんだから、パンチラは劣情を催させてしまうか。


「分かった。パンチラしないように短パンはくよ。今は大人パンツだもんね」

「だからそーゆーこと言うな! オ、オレのパンツじゃんかよ!」


 リラの顔で真っ赤になりながら訴える旧ロコ。


「自分のとか言わなければバレないのに……」

「ぅうっ!」

「二人とも注意力、足りない。お姉ちゃんが守ってあげる」

「くっ……そ、そうかもしれないけど、ネオロコは酷過ぎるだろぉ!? 隣のお姉さん、聞こえて真っ赤になって悶えてたんだぞ! リラやユユは聞こえないようにちゃんと枕に顔を押し付けて布団かぶってしてるのに! お前も声おっきいんだからな! オレ、オレ、恥ずかしくて死にそ──ぁぁああっローコーちゃーん~っ!」


 何言ってくれちゃってんの!? 顔が一気に熱くなり、真紅に染まったことが分かった。リラとユユも真紅。そりゃそうだ……ギルド内に響く声だったもんな。みんなの前でばらした挙句、天に帰る旧ロコ。


「ロコ! 考えて喋れ!」

「ボクのせいじゃない!」


 レイプ目の真っ赤っ赤リラが周りを見回し呟いた。


「聞イたノォ~?」


 所在なさげに視線を逸らす魔法士ギルドの人々。


「みんな、ボクの前に頭出してくれないかなあぁああアアッ?」


 072のコトは忘れてモラワナクチャ……。


「記憶なくなるまで殴る!!」

「倒す!」

「私もォ……ヤル~」


 かくして、ペタン娘月影の魔女達(ウィッチーズ)は魔法士ギルドを相手取る。

 俺達の戦いは──コレからだコンニャロー!

 ここまでお付き合いいただきまして、ありがとうございました。

 書いている最中は楽しかったものの、書きあげてみれば反省点のなんと多いことか。

 健全な男子が女子の身体に入っておっぱいを揉みまくりたいという当初のコンセプトすらブレている始末。

 反省点や使えそうな設定は次回作に引きついで、ペタン娘魔女AAは終了とさせていただきます。


 改めてお礼申し上げます。お読みいただきましてありがとうございました。

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