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5 武器庫の先に待つ者

更新不定期ですいません><

今回は葉くんが階段を下りていったときの続きですね。

読みづらいとか文章がおかしいところは多々あると思いますがご指摘やこのあとの展開などご要望があったらよろしくお願いします。

何も知らない葉は次々と階段を下り、やがて一本の通路へと変わった洞窟のようなところを歩いていた。


(さて、この奥にはいったいなにがあるのやら。それにそれもこの通路どこまで続いているのやら。まったく奥が見えてこねぇぞ。)


ポケットに手を入れながら歩いていると、ふいに足元が沈みカチッと嫌な音を建てた。


「・・・こうゆうときは大抵後ろになにかあるものだよな・・・」


そう呟きながら、後ろを徐々に振り向くと・・


「お約束のものが出てきたな。」


巨大な丸い岩が転がってきていた。


「とりあえず、逃げるか。」


そう言って走り出した葉だが、岩の転がるスピードが思っていたよりも早く、いとも簡単に追いつかれそうになってしまう。


「ハァハァ・・・この岩・・ハァハァ・・思ったよりも早いな・・・ハァハァ・・どうしたものか・・・ハァハァ・・・」


息を切らしながら対処法をかんがえるために思考を巡らせるが、その間にもどんどん岩との距離は縮まってきていた。


しばらく走っていると広い場所が見えてきた。


(とりあえず、あそこにはいって横に飛ぶか・・)


そうして、いままで走っていたスピードをさらにあげ、岩との距離をすこしでも離し広い場所に出た瞬間横にとんだ。

そうして、岩だけがどんどん奥に進んでいくと思いきや、広い空間の真ん中でとまった。


(おいおい、あれが変形してゴーレムみたいなのになるとかだったら勘弁してほしいぞ?武器もってないし。)


その予感は的中し、巨大な丸い岩はみるみると姿を変えていく。

来た方向に戻ろうとして後ろを見たが、岩が転がってきた衝撃で塞がれてしまっていた。

もう一度形を変えている岩の方をみるとまだかんぜんに変形できていないようだったので、周囲を確認しなにか対処できるものを探した。

形が出来上がりつつあるゴーレムの後ろをみるとまだ通路が続いているように見えたが、トビラのようなものがあり、いかにもゴーレムを倒さないと開けられない雰囲気を出していた。


(万事休す・・・か?)


冷や汗を流しながら思考を巡らせるが、良い案は浮かんでこない。そうしてるうちにゴーレムの変形が終わろうとしていた。

なにかできることはないか、もう一度周囲を確認していると、ふいに後ろに本の落ちるような音が聞こえ振り返り、その本を拾ってみると。


「・・・・は?強くなりたい人へ全編(初回封入特典あり)?」

(初回封入特典ってなんだよ!?)


本はどこから来たのか考えながらその本のタイトルに驚愕していると、ゴーレムが完成したように両腕をあげて地面に叩きつけてを繰り返していた。5~6回ほど繰り返したあとこちらにむかって走り出してきた。


(ヤバッ!!!)


そうおもい目をつむり衝撃に備えていたが、何も起こる気配がないので目を開けてみると。時間が止まったかのように腕を振り上げたまま硬直しているゴーレムの姿があった。


(どんなったんだ?・・・ハッ、もしや俺にもス○ンドの能力が!?)


なんてことを考えているとふいに後ろから声が聞こえた。


「違うわよ、おバカ」


いきなり突っ込まれ、びっくりしながら振り返るとそこには、黒髪でツインテールをした中学生並の身長をした幼女が立っていた。


(ちっこいな)

「ちっこい言うな」

(む、思考が読めるのか)

「正確には聞こえるって言ったほうが正しいわ。」

「ふむ、んでその思考が聞こえるちっこい幼女がなんでこんな場所にいるんだ?」

「わざとやってるでしょ?これでもいちおう神なんですけど。」

(・・・は?神?このちっこいのが?・・・ないな)

「無いなってなによ!」


そう言いながらポカポカと叩いてくるが、まったくもって痛くない。まさに幼稚園児のじゃれあいそのものだ。


「むぅ、信じてないわね。でも私の名前をいったらわかるはずよ!」

「ほぅ?そして、その名前とは?」

「ゴホンっ、私の名前はマイヤ。この世界では唯一神と呼ばれているわ!そしてあなたたちを呼び出した張本人とされているわね。」

「ん?されている?どうゆうことだ?呼び出したのはお前じゃないのか?」

「私じゃないわよ?」


(だとするとこの国の王は俺らに嘘の情報を与えたことになるな・・・)


「だから、あなたたちを召喚したのは、この国の王様よ。」

「まってくれ・・・頭が混乱してきた・・・」


(少し整理をしよう。こいつは唯一神マイヤで、自分は召喚してないと言っている。しかも召喚したのはこの国の王、つまりはヴェルスってことになるよな。)


「うん、だいたいあってるわ。」


頭の中で整理しているとそれを聞いていたかのように言ってくる。そういえば聞こえるんだったな。メンゴメンゴ。


「まぁそれはいいや、んでこの強くなりたい人へって本はなんだ?ご丁寧に初回封入特典まで付いてるけど。」

「それは私があなたがこの世界に来るときにパラメーターの調整をしたんだけど、みすっちゃてあなただけオール10くらいにしちゃったのよね。そのお詫びってところ。」

「・・・・いま聞き捨てならないことをいったな?」


そう言ってマイヤに近づき、右手でマイヤの頭にアイアンクローをした葉。


「痛い!痛いってば!ちょ、ごめんって!人間、間違えることってあるでしぉぉぉぉぉ!?」

「お前は神だろうがぁぁぁぁ!!!」

「ギャァァァァァァァ・・・」


そうして時間が止まった空間に断末魔が消えていった。

 


思いつきでいつも書いて投稿してますが、どうでしょうか・・・?

次回は、ようくんがお詫びにもらった本についてを消化したいと考えてます。


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