17 精霊契約1
はい!どうも~。ここ最近は時間が作りやすかったので今回はちょっと早めに投稿できました。
あと、PVがいつのまにか3万を超えててびっくりです。感謝感謝です。
「さて、いっちょやりますか!」
葉は精霊契約をするためにギルド地下にある儀式の間の扉を開く。
「リラ、この真ん中に立ってこいつに魔力を流し込めばいいんだよな?」
精霊を呼び出すための魔道具である水晶を片手にスキル【叡智】のリラに聞く。
『はい。その解釈であってます。呼び出せる精霊のランクはマスターの魔力値で決まるそうですよ。』
ふむ。なら、レベル上げてからステータス見てなかったし、ちょっと開いてみようか。
【ステータスオープン】
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仁神 葉 16歳 男 種族:人間
レベル:60(0/3000) 職業:魔剣士
HP:392,040,000 MP:96,040,000
力:10,890,000
魔力:5,290,000
体力:23,040,000
敏捷:33,640,000
物理耐性:14,440,000
魔法耐性:14,440,000
固有スキル:マップ・魔眼・叡智・強奪・ステータス上昇自乗化・成長限界突破
エクストラスキル:魔剣創造・魔銃創造・言語翻訳
武術スキル:魔剣術・魔銃術
魔法スキル:無詠唱・全属性魔法・空間魔法
称号:=========
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・・・・自乗化ってすごいな。ステータスの数値がどえらい感じに上がってる。
これで、精霊契約したらどれくらいのランクが出てくるかな。
『おそらく、SSランク。つまりは神獣が出てくる可能性は大かと。』
・・・デスヨネー。まぁ戦力になるし、いいか。
ボソッ『マスターがいれば神獣いなくても勝てる気がしますけどね。』
ん?リラなんか言った?
『いえ、なんでもないです。』
そう?
リラとしゃべっていると、見物席の方から声が聞こえた。
「おい、ルーキー!こっちも準備出来たぜ!早いとこ始めてくれや!見物席が初めて満席になったぜ!?気張れよな!ガッハッハ!」
うげぇ、ハードル上げてくるなぁ・・・まぁ、とにかくやってみるしかないか。
「んじゃあ、やるぞ!」
「楽しみにしてるぜぇ?」
「では、ヨウさん。その真ん中の魔法陣の中に立ってください。」
「あー・・・座ってもいいか?」
「それでも構いません。陣の中にさえいれば大丈夫です。」
「そりゃよかった。よっと・・・」
葉は儀式の間中央にある魔法陣のなかであぐらを組んで座った。
「では、魔力を注入してください。」
「めいいっぱい?」
「フルで。これでもか!ってくらいに。」
「なかなかきついこと言うねぇ。」
MP切れたらどうなるんだ?
『気絶しますね。』
まじか。気絶は嫌だな。
「あ、その魔法陣の中にいる限り魔力切れになっても気絶しないのであしからず。切れたときと同様の苦しみは味わいますが。」
「それ、ある意味地獄じゃない?」
苦しみ味わうって・・・嫌だなぁ。まぁとにかくはじめようか。
「これに魔力を流す・・・ギルドカードの作るときにやった感じを最大限に・・・」
葉は目を閉じ、手の中にある水晶を意識し、徐々に魔力を注いでいった。最小から徐々に流速を上げていくとリラがこう言ってきた。
『MP消費、100を超えました。』
・・・え?これだけやってまだ100?ってことはもっと行けるな・・・。
葉は、今度は流速を上げるのではなく、1秒に流し込む量を増やした。さっきまでは1秒に対し5の割合でやっていたのだが、100まで上げた。
供給を開始してから10分位たったが、未だ魔力、もといMPが尽きることはなかった。
すると、リラから消費量の報告が聞こえた。
『MP供給開始してから10分経過、MP消費、60,000を超えました。』
うーん、まだ60,000かぁ。もっと上げてみるか。今度は10,000位で・・・
「あのルーキーどんだけ魔力持ってんだ・・・?」
「見ろよ、紫色だった水晶が、魔力流し込みすぎて真っ白になってんぜ・・・?」
「これがルーキーとかありえねぇ・・・」
とか、色々な声が見物席から聞こえてくるが、とりあえず無視しておこう。
そういや、これ流し込み終わったらどうすればいいんだろうか?
『供給が終わった5秒後に術式が自動で発動するみたいです。』
なるほど。なら、俺はひらすら魔力を流し込むだけ・・・!!
それにしても時間かかるなぁ。この作業。
『徐々にではなく、一気にガツンと入れてしまえばいいのでは?』
いやぁ、それやっちゃうと最悪、水晶割れそうだからやめた。
『なるほど、それは考えていませんでした。あ、魔力消費90,000,000を超えました。』
お、ってことはそろそろかな。
いやぁ、魔力抜ける感じって結構きついね。体がだるくなってきた。
お、全部注ぎ終わったかな。
『はい、マスター。残りMP0です。全回復までまるまる1日必要です。』
そんなにかぁ。明日は休みだなこりゃ。
などとリラと会話していると中央の魔法陣を囲むようにして描かれた10個の魔法陣が次々と輝き出す。すると見物席からこんな声が聞こえる。
「なっ!?10個全部だと!?そんな馬鹿な!?」
「ありえない!」
「規格外すぎるだろ!?」
「これは初めてのパターンですね・・・」とギルド職員
「え!?なにこれ!?どうなってんの!?」
すると、聞いたこともない声が儀式の間に鳴り響く。
《ふむ・・・我らを呼び出すとは、なかなかやるではないか小僧。》
「え?誰?」
《む、ここでは姿が見せられんから場所を移そう。ここでは我らが入るには狭すぎる。》
「そ、そうなのか?」
すると、葉の前にゲートのようなものが作られ、声が響く。
《そのなかに入るがよい。その先で我らは待っているぞ。》
「あぁ。わかった。今行く。」
『マスター。お気をつけて。』
「あいよ。」
そう言って葉はゲートを潜っていった。
精霊契約の話が思ったよりも長くなってしまった。
ここまで進めればあの先になにが待っているのかもわかる人が多いと思われます。というか絶対わかる気がする。
こんな展開が欲しい!こうゆう武器(具体的に)を出して欲しい!などのご要望がございましたら!どしどしコメント送ってください。できるかぎりを尽くして反映しに行きます。