14 城へ一時帰還
はい、おまたせしました。
今回も思いつきで書いてみたんですが、なにやら自分で展開しづらくしてきてる気がします。
ではどうぞ。
風景は一変し、場所は城の武器倉庫。
「ふぅ。ここは・・・城の武器庫だな。相変わらず何もないのかと思ったけどそうでもないみたい。」
前回ここへ来た時は、なにもない倉庫だったのだが今は兵士などが訓練などで使用する刃引きされた剣などが置いてあった。
『マスター、念のため隠蔽のアクセサリーを使用することをおすすめします。』
ふいに【リラ】が提案を出してきた。
たしかに、ステータスとか見られそうだから隠しておいたほうが身の為だな。
「えっとどうすんだっけ。」
『首に掛けたあと、隠したいところを選択し【隠蔽】と唱えればできます。』
おぉ、さすが【リラ】さん。説明がわかりやすい。
『それほどでも。マスターの役に立てれば何よりです。』
え?何この子。めっちゃいい子じゃん。
まぁそれはさておき・・・えーと、選択はとりあえず【ステータスオープン】!
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仁神 葉 16歳 男 種族:人間
レベル:1(0/50) 職業:魔剣士
HP:200 MP:200
力:200
魔力:200
体力:200
敏捷:200
物理耐性:200
魔法耐性:200
固有スキル:マップ・魔眼・叡智・強奪・
ステータス上昇自乗化・成長限界突破
エクストラスキル:魔剣創造・魔銃創造・言語翻訳
武術系スキル:魔剣術・魔銃術
魔法系スキル:無詠唱・全属性魔法・空間魔法
称号:=========
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・・・やっぱりステータスはこの世界にしたときのものにすれば一番気づかれないよな。
全項目を選択して・・これでと【隠蔽】!
・・・これで出来たかな?再度開いてみよう。【ステータスオープン】
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仁神 葉 16歳 男
レベル:1 職業:※剣士
HP:100 MP:50
力:10
魔力:10
体力:10
敏捷:10
物理耐性:10
魔法耐性:10
固有スキル:
エクストラスキル:言語翻訳
武術系スキル:剣術
魔法系スキル:
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こんなものかな。
『バッチリだと思いますマスター。』
「よし、んじゃ、外出てみますか。」
『念のため、闇魔法で姿を消すことをおすすめします。』
「ん?うーん・・・まぁ、バレても別にいいけど一応しておくか。」
闇魔法だったな。えーと・・・姿が消えるイメージをしてと・・スキル名は適当に【ステルス】とかでいいかな。
「これでいいかな。」
『はい』
「では、気を取り直して・・・」
葉は武器倉庫の扉をゆっくりと開けて、外の様子を確認した。
扉の両隣りには倉庫番みたいな兵士が二人立っており、いきなり扉が空いたのでびっくりした顔でこちらを見ていた。
兵A「な、なんだ?いきなり扉が空いたぞ?ど、どうなってんだ?」
兵B「そ、そこにだれかいるのか・・?いるんだったら姿を見せろ!」
と言っているが、既に葉の姿はそこには無く、自分の部屋に向かって歩いていた。
(さて・・・たしか俺の部屋はこの辺だったな。)
ガチャっと自分の部屋の扉を開けるとなにやらベッドに先客が。
(だれだ・・・?この部屋を荒らすって言ったらあの3人組くらいのものだが。)
そう思い、毛布をどかしてみると・・・・
「スゥ・・・・・・・スゥ・・・・・・・」
と、綺麗な寝息を立てて寝ている
ネグリジェ姿の渡辺 沙織さんがいた。
「なにしてんだぁぁぁぁぁ!?」
思わず叫んでしまった。やばい。バレそう。
「ふぇっ!?な、なに?今の声誰?」
よかった。姿は見えてないみたい。バレてない。セーフ!
「気のせいかな・・・・?もう一回寝よ・・・」
「(いやダメだろ!?)」
「やっぱり誰かいる!?」
あ、思ってること口に出しちゃった。しょうがない・・・姿を見せるか。
【ステルス】解除。
「へ?仁神君!?」
「あぁ、渡辺さん。久しぶり?ってわけでもないかな。俺いなかったの1日くらいだと思うし。」
「いままでどこいってたの!?倉庫入ってしばらく帰ってこなかったから中覗いたら誰もいなかったって・・・心配したんだからね!」
「そうなのか?それは悪かったな。とりあえず帰ってきたから。」
「う、うん。おかえり、仁神くん。」
「ただいま。(まぁすぐ旅にいくけどね。)」
さて・・・俺城に何しに戻ってきたんだっけ・・・?本来の目的忘れたや。
「あ、渡辺さん。俺が帰ってきたってことは内密に・・・
「仁神くんが帰ってきたよーーーー!」
もう遅かった。どうするよこれ。まぁ、なんとでもなるかな。てか、なんで渡辺さん俺の部屋にいたんだろうか?
その後は、みんなが一気に集まってきてやんややんやと大騒ぎ。
「いままでどこいってたんだ?」とかいろいろなことを聞かれたが、「ちょっとね。」とだけ返しておいた。
時は流れて夕飯時。
食堂にて、ヴェルスを加えたクラス全員で食事をしていた。
出された食事に鑑定をかけてみると。
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ステーキ(猛毒)
サラダ(猛毒)
スープ(猛毒)
水(猛毒)
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猛毒のオンパレードが。
まぁ、とりあえず光魔法【アンチポイズン】と【浄化】を使って元の美味しい料理に戻して食べてやったけどね。それを見た3人組はちょっとびっくりしてた。その後ずっと睨んで来てたけど無視してやった。
夕食が終わり、部屋に戻りベッドでゴロゴロとしているといきなりドアが勢いよく開けられた。
何事かと思うと、案の定例の三人組だった。
「ちょっとツラかせや。」
またこのパターンですか?
「え?普通に嫌だけど。もう疲れたから寝たいんですが?」
と言ってやったら
「調子乗ってんじゃねぇよ!キモオタの分際で!」
って言いながら突然殴りかかってきた。沸点低いね。
片手で防いで見せたあと風魔法を使いながら腹に掌底をやると見事に部屋の外までほかの二人を巻き込みながら飛んでいった。
そして思わず、こうつぶやいた。
「弱くね?」
葉は気づいていないのかもしれないが、現在のステータスは一般人だとレベル20相当になってしまっている。普通、異世界人は一般人レベル10相当なのだが葉は違った。
外を確認してみると三人とも気絶していたのでそのまま放置し、葉は寝ようと思ったのだが
「今の音はなんだ!」
と、兵士たちが来てしまいそれを許さない。
その中、葉はこう思っていた。
(明日中には城を出たいなぁ・・・)
いやぁ、ゴリ押しですね。(笑)
もうちょっとスローペースですすめた方がいいでしょうかね。
誤字脱字や、こういった展開がみたい!などのご意見ございましたらコメントよろしくお願いします!