2.召喚されてもいつも通りdeath
一話目の時やり方わからなかったのでタイトルがだぶってしまったので今回から気を付けます。
目が覚めて回りを見渡してみた。どうやら建物の中らしいのだが…
(古っ。なんだこの建物、いつの時代だよ)
そう、あまりにも建物が古く今いる場所も江戸時代くらいの日本の牢獄的な見た目だった。格子戸は木でできており、壁は石を積み重ねた様なもの。
(これって、ここを壊して脱走してくれ~って言ってるもんじゃん…)
しばらくして煉華、雪那、龍が起きたのだったが…
「ん、…………私寝てたの?てか、蒼真は起きてたんだ」
「ああ、さっきな」
「変なことやってないわよね?」
「?……変なことってなんだ?」
「「………………」」
「変態~」バシッ←ビンタ
「なんで~」
突然ビンタされて飛ばされた僕であったが、次の瞬間…
「へ、変態!ど、どこですか?って蒼真でしたか…。……ぶっ飛べ」ズカッ←蹴り
「ぐへっ」
乗りなのかなんなのか…雪那に蹴られた挙句…
「よし、俺にも殴らせ――」
「やらせるわけねーだろが」バシッ←パンチ
三度目は流石に嫌なので龍には悪いが殴らせてもらった♪
「さて、どうする?」
「私はあまり現状がつかめていないだけど…」
「あれだろ、今俺たちは物語とかでよくある《異世界召喚》にあったんだろ」
「多分ね…」
「多分って、煉華それでいいの?」
「いいじゃない。別に向こうに大事なものとかあった訳じゃないんだし、それしか今のとこ無さそうだし…」
「……確かにそうだけど」
「それよりさ、お二人さん」
「「?」」
「このバカ寝てるけど、どうする?」
「「「………………」」」
「…………zzzz」
「「起きろ、このバカ」」ッドガン、ッバシン
またも僕の顔が赤く腫れた………痛い
「ところでここどこなんですか?」
「ずいぶん古くさいわよね…ここ」
「なんか、昔って感じだな、ホントに…」
「な~、寝てていいか?」
「…いいけど、一生起きれなくなるわよ」ポキッパキッ
(余計な発言は慎もう)
そんないつも通りの会話をしている僕たちに、近づいてくる足音が一つあったのだか、僕はこの時目の前の恐怖によって気づくことはできなかった。