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~実は異世界の処刑人の家系でした~  作者: 悲涙煌蘭
第一章 真受
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1.日常の崩壊

初投稿です

正直面白いかどうかはわからないですけど、暇潰し程度に読んでください

「もうこんなことやってられっ―――」

「「「五月蝿いわ~」」」


そんな声がここ喫茶「停戦場」に響いた。本来このような叫び声が店内に響いた場合に店員は、

「お客様、他のお客様に迷惑になるのでお静かにお願いします。」

的なことを言うはずなのだが……


「三人ともいつも大変ね~。コーヒーのおかわりいる?」

「あっ、いえ、大丈夫です。いつもすいません。もうすぐしたら出ていくのでもう少しだけお店に迷惑をかけてしまいますが…よろしいでしょうか?」

「大丈夫よ。馴れてるから。」


そう、この光景はこの店の人にとっては当たり前、ごく日常的なことだった。


五十嵐蒼真いがらしそうまこれが僕の名だ。ちなみにバカである。

僕の左で机に両手を付いた状態で怒鳴るよう(怒鳴ってたわ)に僕に勉強を教えているのが火走煉華ひばしりれんかである。赤い髪をツインテールにしてるのが特徴な彼女はだが、今日はいつもに増してきつめに怒ってくる方だな僕は思う。

そして、僕の左前に立ち上がった状態で僕に教科書を突きつけるようにして話しているのが氷童雪那ひょうどうゆきなである。ほんの少し水色っぽい髪を持つ彼女は、いつもはかなり静かなのだが、煉華と同じぐらいの大声で怒ってくる。それもそうだ、明日がテストなのだから……。

そして最後に僕の真向かいに座ってメールを打っている緑髪をしているのが木森龍こもりりゅうである。何故メールを打っているかというと…これもまた僕のためであり、難しい問題の解説を他二人と違って簡単かつ理解しやすく説明してくれるのだ。


そんな僕たちの身に何かが起こるとは誰もこの時は知らなかった…


それから十分後くらいたった頃、喫茶店の窓ガラス側に座っていた僕たちはこのままでは説教が終わらないと思い喫茶店を出た。


「もう、なんであんたはこんなに物覚えが悪いのかな…。」

「まったく煉華の言う通りです。歴史上の人物一人覚えるのに三十分以上かかるなんて…」

ティロリロリ~←(着信音)

(このタイミングでメール来たってことは…)

『まったくだ…お前はもうちょっと真面目に人の話を聞く努力をしろ。だいたいな…』

スマホの電源を切った。後ろから一名変な視線で見てくるが気にしない。


「いいじゃん、テストとかどうでも―――」

「「「良いわけあるかー」」」

…………こいつらマジ怖い


こんな会話しつつ歩いていた僕たち。そして工事中のビルの隣にさしかかった…その時だった。

急に僕の頭に痛みが走った。今までに感じたことのない痛み…

違和感に気づいた三人は声をかけてくるのだか…


「ど、どうしたのよ…?」

「勉強のし過ぎで知恵熱でも出ましたか?」

「こいつが知恵熱出すほどやってるわけねーだろ」

「「確かにそれもそうね」」

(…こ、こいつら言いたい放題だな。)


そんなことをにわかに思いつつ、この頭痛の原因について考えている僕は、地面にしゃがみこみんだ。

この行為に流石に演技などではないと気づいた三人。

「お、おい。蒼真大丈夫か…」

っと龍が声を発した時だった


「おい、オメェーラ今すぐそこから離れろ」


そんな声が僕らの耳に入った。その声に気づいた時に自分の影が見当たらない…っと言うより違う影で隠れていることに………


「「きゃぁぁぁーー」」


頭上を見上げた僕以外の三人。落ちてくる鉄鋼に驚き悲鳴を上げた煉華と雪那。その悲鳴によって意識飛びかけの龍…。


もうあと2.3秒で四人と鉄鋼が直撃するっという時に地面が僕たちを中心に円形に強く輝きだした。



そこで僕たちの意識は途切れた…。



後にその場付近にいた者たちの目の前には、四人の姿はなかった。


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