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Code:06  作者: 通りすがりのバッタ男
20/22

電磁砲

頭が真っ白になって行く。

(意識を保て、自分を見失うな・・・・・)

だが、少しずつ意識が薄れてくる。

そして、怒り、悲しみ、あの時の最初にカマキリ怪人になった時の復習の感情がこみ上げてくる。

自分が・・・・わからなくなってくる。

その時だった。

「慎吾くん・・・・・私の代わりに約束を守ってくれるかい。」

博士の最後を思い出す。

「そうだ。負けてなど・・・負けてなどいられるか。」

意識を戻す。そこにはアッパーを決められたCode:06がいた。

『何故だ、何故だ、僕はこんなに兄弟を愛しているのに。』

「簡単なことだ。俺はそれ以上に人々を愛している。俺には帰るべき・・・いや、帰らなきゃならない場所があるんだ。」

壁を走ってCode:06に飛び蹴りを浴びせると慎吾は反転してキックを2発入れる。

だが、Code:06は慎吾の足をつかんで投げ飛ばす。慎吾は投げ飛ばされた方向のガラスを蹴って頬にパンチを食らわせた。

連続パンチを浴びせると防御し続けてCode:06は動かなくなる。

するとCode:06が慎吾を弾き飛ばす。

その胸には・・・・ロケットランチャー。

ロケットランチャーに吹っ飛ばされ、窓から転落する慎吾。

『とどめをさしてやる。』蝶の羽根をはやしスカイツリーの下へ向かうCode:06。

しかし途中で気づく、慎吾がいない。

落ちた形跡もない。

『どこに行った。一体どこに。』

「ここだ。」

上からエルボーを背中に受けるCode:06。

そこには羽根の生えた六式の姿があった。

『空を飛べるのか兄弟。』

「もう逃がさない。今日こそお前を仕留める。」

Code:06は両腕をマシンガンにして慎吾を撃つ。

それをよける慎吾。

弧を描きながらよけると後ろに回り込んでチョップを食らわせる。

すると今度は両腕の爪を日本刀のように伸ばして切りかかってくる。

慎吾も両腕を鎌にして斬りかかる。

空中で繰り広げられる壮絶な死闘。Code:06は武装を駆使して戦うも慎吾は華麗によけて確実に攻撃を当てて行く。

その姿は世界中の人々に希望を与えた。絶望的な状況に現れた一人の戦士。

彼なら世界を救える・・・、そう思われ出した。

Code:06のダメージは蓄積して行った。

そして、慎吾はCode:06の首を掴みスカイツリーの展望室に投げ込んだ。

それに追い打ちをかけるように脊髄にキックを当てる。

『ぐぁああああああああ。』

倒れこむCode:06。

そしてその疲れは慎吾にも来ていた。

仰向けで寝転ぶ慎吾。

しかし、まだ立ち上がろうとするCode:06、

とどめに起き上がる慎吾。

しかし、何か体に電流が流れた。すると羽根が爆発した。

「何故だ・・・・何故なんだ。何が起こったんだ。」

Code:06の右腕を見る。

見知らぬ武器。わからない。形状すら見たことない武器をまた撃つ。

すると胸が爆発した。

表面だったがこれは痛い。

「ぐうううううう、なんなんだあの武器は。」

『レールガン。撃ったターゲットの水分を一瞬で蒸発させる武器。けど試作だから一発じゃ無理みたいだな。』

次は脇腹が爆発する。血が蒸発するとはこういうことか・・・・・痛みを通り越して感覚がなくなる。

「く・・・・・そ・・・・・・。」

頭に銃口が向けられる。

『終わりだ。・・・・・・楽しかったよ。』


つづく

プロローグのシーンあったけど分かった人いる?

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