プロローグ:決着の日
初めて投稿する作品です。
仮面ライダーZOを意識した
生物兵器vs生物兵器のヒーロー物になっています。
復讐、よりも大事なものがテーマになっています。
人生とはこうも急に変わるものだったとあの頃を後悔し、怒りに身を任せた夜は何度あっただろう。
目の前に倒れる異形の生物・・・・・・
こいつをたった今俺は倒した。
手のひらから伸びた鎌、
金属のように硬く緑黄色に光る身体、
昆虫のような顔、
俺は死にたかった・・・・・・
変わり果てた自分・・・・・・
たった2週間前・・
念願の白バイ警官になったあの日。
俺の部隊は通報のあった高速道路に向かった・・・・・・・軍事用の大型トラックだった。
中には一人の赤ん坊。
「これはなん・・・・・。」
赤ん坊を抱きかかえた刑事の首がすっと地面に落下した。
「撃てぇえええ・・・・。」
その叫び声とともに赤ん坊は青年・・・・いや、人型昆虫と言ったところか・・・・
銃弾をまるでありをよけるかのように楽々とかわしながら次々と警官隊を殺して行った。
俺は震える手で拳銃を撃つ。
弾がきれた・・・。
気が動転した俺は近くにあった白バイで突っ込み転落した。
気がつくと気絶した奴が隣にいた。
俺は護身用にと死んだ祖父から渡されていた小型ナイフを思い出し取り出した。
そいつで俺は奴にとどめをさそうと馬乗りになった。
「うあぁああああああああああ。」
だがその行為が俺の甘さだった。
奴は待っていたかのように目を覚まし口から管を出した。
その管は右腕に刺さった。
その感触といえば恐ろしかった痛くない・・・・
痛くないんだ。
けど、けど
恐ろしいほど痒い。
すると俺の腕は変色し手首から先が破裂した俺はあまりの衝撃だった。
そして、目の前が真っ白になった。
目を覚ますと手術室のような場所に寝ていた、隣には血まみれの科学者らしき人物が・・・・・・・そんなことはどうでもよかった・・・・・・・
俺の腕が・・・俺の腕があの化け物みたいになってる。
そう、あの時から俺の運命は変わったんだ・・・・・・・・、
おや!?
あいつはまだやる気みたいだ・・・・・
最後のとどめをさしにいくかな・・・・・。
鎌を持った異形の昆虫男は目の前に今起き上がろうとするそれに止めを刺すため走り出す。
つづく
ここ2年ぶりくらいに書いた小説なので下手だと思いますが応援よろしくお願い申し上げます。