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ちびっ子ボディのチート令嬢は辺境で幸せを掴む  作者: 紫楼
二章

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96話 お茶会に参加です。

 朝食の席に着いたら、ルルゥがコックさんに戻ってた。

 こちらのコックさんたちに新しいレシピを教えていたらしい。

 王都のコック長さんは少し年配でこれまた立派な体格のダリルさん。

 辺境の量がいる調理は流石にキツくなってきたところにルルゥが頭角を露わにしてきたから任せてこっちに来たんだって。

「いっぱい食べて大きくなれよ」

 ニコニコして頭を撫でてくれたよ。

 グレーデン家の使用人はみんな気さくで畏まってないのが良いんだけど、奥様じゃなくお子様認定には笑うよ。ちくせう!お子様体型は自分ではどうしようもないね。

 

 メニューは辺境のおうちで食べてるのと同じ感じ。美味しいレシピはちゃんとこっちにも流していたらしい。

 ただ素材は王都で手に入るものになるからちょっと味は違うかな。

 王都では魔物肉は使われてないし、野菜は嫁入り道中で食べたのよりはマシだけど、やっぱりちょっとエグい。

 灰汁出しとかでどうにかならないのかしら?


 一応向こうから持ってきている食材もあるけど、基本は王都のお抱え商店で買わないとってやつなのかな。

 オレイユの家で食べてたものに比べたら天と地の開きがあるんだけど、グレーデン領が極楽すぎなんだよねぇ。


 今日はお義母さまのお付き合いのご婦人方がお茶をしに来るとかで私を紹介してくれるそうだ。

 お義父さまは王国騎士団にお呼ばれ?訓練に付き合うとのこと。

 ジュリアスさまは友人に会うそうでお出かけ。


 ちょっとアンニュイになってきた。

 急に心細い?

 知らない人にいっぱい会わなくちゃっていうことが不安だなぁ。めんどいし。

 でも辺境伯夫人になったんだからちゃんとお付き合いもしなくちゃ。


「さぁ、今日の戦闘服を選びましょうねぇ♫」

 ぼんやりしていたらいきなりお義母さまに抱き上げられてお着替えタイムに突入。

 ニーナやメイドさんたちに囲まれてクローゼットに用意された衣装を次々当てられて。

「今日は初々しい感じで行きましょう」

 薄ピンクに赤と金で刺繍されたドレスにルビーを使ったお飾りで可愛い西洋人形が爆誕した。

 我ながら可愛い。メグミだったらチンドン屋だよ!


「うふふ~娘がいる生活♡」

 お義母さまが幸せそうなので良かった。普通の適齢期なご令嬢だったらあまり世話を焼くことできなかったんじゃ?って思うと私は適材だったのかも?

 まぁどんなお嫁が来ても絶対可愛がって大切にしてくれてたって思うけどね。


 時間になってテラスに行くとすでにドレッシィなご夫人方が案内されてた。

「気が逸ってしまって早く来てしまったわ。ごめんあそばせねぇ」

 マールベリーさまだ。知ってる人がいて良かった~。


 お義母さまが皆さんとご挨拶して私を紹介してくれる。

「こちらがジュリアスの妻でグレーデン辺境伯夫人になりましたリーシャです。みなさま、よろしくお願いしますわ」

 私はカーテシーをして挨拶をする。

「リーシャ・グレーデンです。よろしくお願いします」


 お義母さまと同年代の方がほとんどで超緊張しちゃう。

「あらぁ可愛らしい方ねぇ」

「まぁなんて愛らしいの」

 概ね温かい反応でホッとする。

「こちらがあの魔道具の?」

「あのケーキをお作りになった?」

 お義母さまと同じくらいの年齢のご婦人たちにめっちゃグイグイと迫られだした。

「おほほ、うちから皆様にお贈りした新しいお菓子はほとんどこのリーシャが考えましたの♡」


「まぁぁ!」

 ご夫人方がめっちゃテンション高い‼

「婚姻式ではもっと変わったお菓子や料理を頂きましたのよ~」

 マールベリーさまがさらに燃料を入れたよ!

「お姉様ったら!お腹がはち切れそうになるまでお食べになってたわねぇ」

 え?コルセットしてるのにはち切れんばかりに食べたの?すごい。


「だってぇ、全部初めての美味しい食べ物ばかりだなんてびっくりで全部いただきたかったのですものぉ」

 ご夫人方が羨ましそうにため息をついてる。


 侍従さんと侍女さんたちがテーブルに食べ物と飲み物を運んできてくれた。

「今日はお茶会ですからお料理とまでは行きませんが軽食も用意していますのでご堪能いただけると嬉しいですわ」

 お義母さまの言葉にみなさま、震えんばかりに喜んだ。

 昨日、ダリルさんとルルゥでメニューを確認してたからアフタヌーンティーのセットみたいなメニューを提案してみた。

 3段のティースタンドは無いから並べるだけだけどね。

 ケーキとクッキー、スコーン、サンドイッチって感じ。


 さすが王都のコックさんは盛り付けがおしゃれ。辺境だととにかく盛る感じにしないと間に合わないし。

「まぁ、初めて見るものばかりですわ」

 そう、あまりやり過ぎてもその後にみなさまが他で食べることが虚しくなるから全力じゃないの。


 コックさんたちは不本意かもしれないけど他所の人の今後に責任取れないからね。

 お店を開くかなんかしないと。


 あまり私の耳には入らないようにされてるけど、グレーデン家のコックさんを譲って欲しいっていう打診が結構来てるらしい。

 レシピじゃなくて人を寄越せはダメ!

 王様は連れてっちゃったけど、貸し出しだからギリOKかな?


「はぁ、お茶まで素晴らしいですわ」

 フレーバーティーも人気。婚姻式で配ったお茶が喜ばれたとかで贈答品にって感じで販売して大人気になってるんだって。

 でもカカオのは量が確保できてないからうちで飲むだけ。


 優雅なご夫人方が物凄い勢いで食べ進める。もちろん下品じゃない感じで。

 こんなに食に貪欲なのになぜ今まで食が発展してないんだろう?


 ハーブは手に入るのにねぇ?


 お義母さまたちは最近の王都の流行とか噂、派閥外のお家のことなどわりとデープなこともお話ししたりで私は聞き役に徹するしかなかったけど、結構勉強になった?


 お茶会はご夫人方が大満足で終了した。

 お土産も用意されててそれを受け取って大喜びのご夫人たち。甘いお菓子はいくつになってもうれしいものだね。


 オレイユ家の人たちのせいで王都の貴族のイメージが良くなかったけど、少し緩和したかも。


 マールベリーさまは私をギュッとハグしてから帰った。

 お義母さまと一緒で可愛い女の子が大好きすぎるよ。

 自分で可愛いとかいうの笑っちゃうけどね☆


 夕食にはお義父さまのお友達が来られるそうで、またお着替えよーってお部屋に連行されたよ。


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