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ちびっ子ボディのチート令嬢は辺境で幸せを掴む  作者: 紫楼
二章

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90話 私の知ってる海の生物とは何か違うみたいです。

 ニーナが王都行きと新婚旅行用の荷物を作るから持っていきたい物があれば教えておいてくださいって言うのでちょっと困る。


 元々は自分の物をほとんど持っていなかったし、日々に使用する物はニーナ達が用意してくれてるから、いざ必要な物は何だと言われると思いつかない。

 衣装もお気に入りとかは特になくて、サラ達がお似合いですよっていっぱい持ち上げてくれるから特に気にせず着ている。 

 メグミの頃だったら想像もできない贅沢をしてるので物欲とかはないんだな~。

 食い意地特化かも知れない。

 旅行中は動きやすい服がいいんだけど、きっと微妙な顔されちゃうし。


「うーん?食べ物に困らなければ良いかなぁ?」

「リーシャさまは本当に変わったお嬢様ですよね」

 うぐぐ。

 だってぇ~。

 ちなみに荷物はグレーデン家からトランク型のマジックバックを与えられてるのでそれに詰める。私がアイテムボックス持ちだって知られてるのに、荷物は侍女が管理する物だからって。

 ニーナが私のことを熟知してるのでお任せで良いのだ。


 そういえば王都までは転移陣で向かうけど、旅行は馬車を使うからオヤツとか非常食みたいなのは欲しいなって厨房に押しかけることにした。

「あら、リーシャちゃん。何か思いついちゃったの~?」

 ルルゥが私をめっちゃウェルカムです。

 パン生地をぶん回していたようで空気が粉っぽいけどすぐ《洗浄》で綺麗にしちゃった。

 コックさん達がそれぞれ作業中。スープとか煮込む系は常時作ってるからね。


「旅先でも食べられる物をストックしたいの」

「あ~。そうね。出先の食事がしんどいかもしれないわねぇ」

 用事が新作レシピじゃなくて少し残念そう。ごめんね。

「うーん?海の近くも基本塩味なの?」

「そうねぇ、肉より魚が多いけど塩味だわねぇ~」

 そうなると調味料系は期待できないかな?


 魚ばっかりだとジュリアスさまには物足りないだろうからお肉系はたくさん持っていかなきゃ。

「リーシャちゃんは海の物の何が欲しいの?」

「魚いろいろ。あとイカとタコと貝とか・・・カニとエビと・・・海藻?」

「あらぁ、聞いたことがない名前ねぇ。大物狙いなのかしら?」

 ん?大物?イカとかいないかもなのかな。やだー。


 そういえば食材辞典みたいなの欲しかったんだけど、そういった物が存在しなくて、魔獣図鑑も無かった。薬草系は薬師が纏めた物があるみたいだけど。食べられるものとかは口伝がほとんどだとか。魔獣の図録が冒険者ギルドや商業ギルドにある程度らしい。

 一般的に本が普及してないのは、平民がほとんど書き読みが出来ないかららしい。もったいないね。

 知識が広がらないのって発展が出来ないじゃんねぇ?


「リーシャちゃんがそんな大物狙ってるならルークも行きたがりそうねぇ」

「サーキスさまはお留守番ですか?」


 大物狙いも気になるけど、ジュリアスさまに付きっきりのサーキスさまが残るの?

「大旦那さまと若旦那さまが同時に長期に離れる時は騎士団はルーク預かりになるのよぅ。セリウスさまだけじゃ流石にまだ全体を掌握出来ないわねぇ~」

 領主と騎士団総帥の兼任は大変だね。


「そういえばリーシャちゃん、なんでルークだけ家名で呼んでるの?」

「ん~?一番最初に挨拶してもらった時に名乗ってもらったから?」

 あの時はグレーデン家がこんなに砕けた雰囲気だとは知らなかったし。

「あとサーキスさまって感じだから?」

「なぁにそれぇ?」

 ルルゥは面白そうに笑う。

「サーキスさまはお貴族さまって感じ?ピシッとしてて気品があるの」

「あっはは!確かに澄ましてると良いとこの坊ちゃんよねぇ!戦場のルークを見たらそんな意見は出ないでしょうけどねぇ☆」

 ええ~、めっちゃ爆笑された。ニックス達もこっそり肩が揺らしてる。

 普段のサーキスさまはどんな感じなんだ。


 旅行の携帯用ストックはたくさん用意してくれるって言われたので、あとは非常食として家畜の食料を加工する兵糧の相談。


 リゾットみたいに煮込んでから風魔法で乾燥させる感じで。食べ方も説明したら厨房のコックさん達が盛り上がった。

 味の種類が増えそう。


 んで砂糖と蜂蜜を混ぜて作る方のシリアルバー?こっちは大麦とかを乾燥させて砕いてからナッツや干果物を混ぜて蜂蜜と砂糖を混ぜて焼く。

 小腹が空いた時とか野営に絶対良いもんね~。

 兵糧って思うと微妙だけど、楽チンスープとかオヤツって思うと美味しそうじゃないかなぁ。


 一通り作ってもらって味見タイム。

「これを野営の時とか湯で戻すの?」

「火が使えなくても水で長時間でもふやかせますよ~味は落ちるけど」

「火は魔法でどうとでもなるから冷たいのはいやねぇ」


 一旦乾燥させた物を湯で戻したてみて試食をする。

 乾燥させたままに齧ったらちょっと味濃いよ⁉ベンさんが齧っちゃった。


「ふーむ。これは胃に染みて良いのう。ワシも野営に行こうかの」

「あらぁシルバーシープ、お土産に期待してますわぁ」

 兵糧を食べるために野営に行こうと?

 って言うかお義父さまとお義母さまってば兵糧の味見にまで出没しなくても?


「大奥様~これも美味しいわよ♡」

 焼き上がったばかりにシリアルバーはまだ食べちゃダメ~。お口の中、火傷しちゃう~。

「まぁ良い匂いね!」

 お義母さま、熱さを物ともせず食べちゃった。


「これも兵糧なのかしら~?」

「日持ちするんで兵糧でも良いですけど、栄養価が高いので忙しい時とかの食事の代わりとか小腹が空いた時のオヤツにって思って」

「ふむ。疲れている時に甘いのがあると嬉しいのぅ。兵糧に持たせるとみんなに喜ばれそうじゃ」


 結果兵糧を作るための工場が出来ることになったよ。半分は一般向けに非常食とオヤツとして販売もしたいらしい。


 近隣からどんどん空き地が無くなっていくけど良いのかしら?

 魔の森から採ってきた植物やポムの○んこも用意した畑に全部植えたそうだし。


 ルルゥがサーキスさまに私が「大物を狙ってる」とか言っちゃったみたいで。

 何か大揉めに揉めて、お義父さま達が帰還したあとサーキスさま達が新婚旅行に合流することになった。

 いや、狩りに行くんじゃなくてお買い物をしたいんですけど!しかも新婚旅行だから物騒な付き添いは要らないよ⁉


 その後、狩り大好き騎士さん達が参加権を争って飲み対決やくじ引きやら何か大騒ぎになったらしい。


「ワシだって行きたかったのぉ」

「良いなぁ、楽しそう~」

 お義父さまとセリウスさま達まで悔しそうにしていて。

「旅行はまた行けば良いだろう?」

 ってジュリアスさまがセリウス様を宥めてた。


 海のモノって大物なの?どれくらいなんだろう?

 私、またやらかした感が半端ないよ?




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