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ちびっ子ボディのチート令嬢は辺境で幸せを掴む  作者: 紫楼
二章

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88/160

86話 スパイダーは高級なカニの味。

 蜘蛛とか苦手な人ご注意です。

 美味しいものになってる蜘蛛の話。


 最後の方に通常のお話に流れ。


---------




 私は今ほんのちょっと動揺している。

 いや、だいぶかも知れない。

「リーシャちゃん!やっと手に入ったわよー♪」

 ルルゥがそう言って見せてくれたのはスパイダー。クモ、三体。

 キングやクィーンじゃ無いらしいのだけど結構な大物。


 ピンクのクモはなんか毒っぽいじゃんー!


「いつもは焼くんだけどね、リーシャちゃんならどう食べたい?」

 ルルゥがウキウキクネクネしてるけど、見た目的には食べたくない。

 でもカニっぽい味・・・気になる。


「とりあえず身を取り出して欲しいかな~?」

 蒸さないと取り出しにくいかな?って思ったんだけどどうなんだろう。

 普段のお肉だって現物を見てないだけでゲテモノなのかも知れないのは分かってるんだけど、見ちゃうとねぇ。

 コックさん総出でスパイダーを解体して蒸したり焼いたり。

 生はちょっと遠慮しとく。無理。

 足一本が私よりデカいんだぞ。ぞぞっ。


 なんちゃってポン酢とタルタルを作ってもらって。

 素のままのとフライや天ぷらもどき。

 あとお鍋とグラタン。

 コックさんに用意してもらったお鍋は一人用だよ。でも想像するようなサイズじゃない。大鍋よりデカいよ!


「リーシャちゃん味見してみてぇ♪」

 ルルゥに差し出された一応私の口のサイズを考慮されした手のひらサイズの焼きスパイダー。


 ・・・カニだった。美味しい。見た目がアレなのに!かなりうまし。

 これはしばらく、ピザに乗せたりコロッケに入れたりしてとにかくカニ・・・スパイダー三昧になるよ。

 すでにお義父さまたち、食べてるけど!


「ふぅ~この鍋というのは良いのぅ。ワシはこのスープが好みじゃ」

 カニの出汁になってるもん~美味しいはず~。

 昆布や鰹節があったらもっとすごいのにぃ。

「サラダにスパイダーって合うのねぇ♡」

 お義母さまは蒸したスパイダーを和えたサラダがお気に召したようだ。


 スパイダーはボディの方が濃厚な味になってるので特に美味しいみたい。カニみそみたいなものかなぁ・・・ちょっと勇気がいる。


 ・・・私はタラバの脚が好きーーー!

 なのでスパイダーも脚だけで良いや。

 おっきいので山盛り食べられるよ。


 ・・・本体見なきゃね!



 夕ご飯にスパイダーが机に並んでるのをみた三兄弟は大喜びだった。

「久しぶりだな~よく捕れたねぇ~」

「このサイズでこれだけ揃うの珍しいね」


 ピンクのスパイダーは行動範囲が広くて移動も早いから狙っては捕れないらしい。

 繁殖期以外は単独で行動するから一匹でも手に入るのはすごい事みたい。

 クモの生態は知らないけど、あのサイズで行動範囲が広くてスピードもあるって恐怖だ。出くわしたくない。

 もしかして私の天敵の黒いアイツも大きかったり謎に美味しいとかだったらどうしよう。それだけはどんなに美味しくても絶対食べないぞ!


 ジュリアスさまが幸せそうにカニフライ食べてる。うん。アレはカニ。カニカニカニ。

 私はピザをもくもく食べた。

 みんなはカニだけじゃ足りないからお肉もいっぱいだよ。


 ポムとティムもいつの間にやらいてカニ食べてる。小屋はどうした。

 カニ(スパイダー)の殻?は防具に使えるらしくて回収されていった。


 

 夕ご飯の後はお風呂でエステしてもらってホコホコでお布団にイーン。

「リーシャ、新婚旅行だが王都に一週間滞在してから父上たちと別れて出発する」

「はい」

 

 いつものように温風で髪を乾かしてもらいつつお話。

 お義父さまたち、新婚旅行について来ちゃうかとチラッと思っていたけど大丈夫だった!

 まぁ別に嫌じゃないけどね!みんなで旅行も楽しそうだし。


「大体二週間くらいの予定だが海以外に行きたいところはあるか?」

 思ったより長い。ジュリアスさま、お休みよく取れたねぇ。

「どこかに行った事がないからどこが良いとかはわからないですが、ディゴーの街みたいな色々な物が集まる場所があれば行ってみたいです」

 どこ見ても異国情緒を感じちゃうから全部楽しいと思うの。

「そうか!探してみよう」

 ジュリアスさまがニコニコして頭を撫でてくれる。

「何か美味しいものがあるよ良いですねぇ♪」

「ふふ、相変わらず景色や宝石より食べ物なんだな」

 私の通常運転にジュリアスさまの目がふっと和らいだ。

「良い景色は好きですよ~!宝石も綺麗です!でも美味しいのはみんなで楽しめるからもっと良いじゃないですか!」

 食い意地張ってるのはもう仕方ないもん~。

 頬がぷくっとしてたのかジュリアスさまにムニっと頬を掴まれた。


「そうだな。みんなで楽しめるのが良いな」

 そう言って笑うとむちゅっとチューされてハグしてくれた。

「俺の奥さんはやっぱり可愛いな」

 はははって笑われてちょっぴり良い感じの夜を過ごしましたとさ。






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