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ちびっ子ボディのチート令嬢は辺境で幸せを掴む  作者: 紫楼
二章

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78話 バーベキュー?いいえキャンプファイヤーですね?

 お肉用に鉄板、丸焼き用にグルグル回せるやつ、ピザ釜にも火を入れて、食材も大量に運び込まれている。

 いつも見かける人以上に人が集まって壮観。


 お義父さまは自分たちだけ贅沢したり、楽しむことは絶対しない人なので、使用人棟や騎士団棟でも同じように準備しているそう。

 コックさん達のレベルが少し違ったりは仕方がないけどね。

 下拵えした分がドーンと用意されてて、厨房もフル回転だからコックさん達は楽しめないんじゃ?って思ったら、キラキラな笑顔で作りながら食べるし、騎士さん達もお手伝いしてくれるから大変さは普段と変わらないんだって。本当かな?


 ジュリアスさまが帰って来て、庭の様子を見て苦笑しながら、

「みんな楽しそうだ」

って着替えに行った。

 騎士団棟でも準備が始まってたからバーベキューやるのは知ってたらしい。


 お酒も準備されてて、飲みたいなぁって思いつつ、調理のお手伝い。

 お義父さまがお肉の丸焼きを担当してて、超盛り上がってる。

「おおおお~ー!」

「ふわははーーー!」

 焼いてるのが象さんの二倍くらいな牛魔獣じゃなければ微笑ましいんだけど、キャンプファイアーみたいな火柱が立ってて、それを戦国武将の出陣みたいな雄叫びで囃し立てる騎士さんを見ちゃうとちょっと引く。

 シュラスコ食べたいと言ってしまったがために・・・


 ラフな格好になったジュリアスさまが戻って来て、鉄板でお肉を焼き始める。

 ワイルドイケメンが私1人分くらいの魔鳥をね。ジュワーーっとそりゃこっちも火柱だよ。


 牛魔獣を焼くお義父さまをお義母さまがキャッキャいって応援している。

 お義母さまは都会のお貴族だったはずなのにほんと規格外なんだねぇ。

 だってすでに両手に巨大なバーベキュー串を持ってるんだもん。

 セリウスさま達が戻ってくる前に宴会始まっちゃった。


 牛魔獣が良い匂いだしてみんなが大喜びの中、

「何のお祝い~?」

「ただいま~お腹減った~」

「あらぁ良い匂いねぇ☆」

っとセリウスさま達が帰ってきた。


「リーシャさま!いっぱい採取して来ましたよ」

「面白い木を見つけてきました!」

 アランとジェイクも元気いっぱいで報告をくれる。


「みんなご苦労だったな。まずは夕食を食べよう」

 ジュリアスさまがそう言うと一緒に行った騎士さん達も大喜びでお肉に駆け寄る。

 怪我もしてないみたいだし、思ったより小綺麗。みんな《洗浄》使えるんだね。

 サーキスさまとルルゥが何故かニヤリとして大きな牛魔獣をマジックバックから取り出した。

「ほぅ!」

「おおお~!」

「やったぜ!!」

「すげぇ!」


 今焼いてる牛魔獣より大きな、真っ黒い牛・・・牛?にみんなが歓喜している。

「ルーク、これは大物だな。どこまで入ったんだ?」

「いえ、ちょっと興に乗ってしまって」

 痺れ牛肉が来ちゃったよ!

 しかもグレートサンダービックホーンっていうお義父さまが言ってたやつの上位種だって。

 グレーデン領とかくらい強い騎士がいない地域に出たら災害扱いな魔獣。

 サーキスさま達って超強いんだね。


 一番痺れるのは肝臓だって。

 私は要らないけど、みんな涎を垂らさんばかりに獲物を見てる。

 ルルゥがササっと解体してブロック分けしたら、騎士団棟や使用人棟にも配達された。

 アラン達も何か出したそうにしてるけど、先にご飯食べようね?


 セリウスさまが痺れ牛肉を網に乗せ始めたのでチラッと見てたらレバーも焼こうとしたから思わず取り上げた。


 新鮮ならレバ刺しだろうが!

 そんな高級品でレアなら全部美味しく食べなさいよ~!

 せんまいとかホルモンも食べなさーい!


 ちょっと【鑑定】したら、どの部位も痺れるらしいんだけどマジで食べるん?

 ルルゥ達に手伝って貰って腸とか胃とか心臓も全部食べれるところは洗浄して切り分け。


 生で食べられるところは一応寄生虫チェックしてからタレを用意して出す。

 

 流石に生で食べたことがないからか何でも喜んで食べてくれたお義父さまが少し困惑している。

 薬味なハーブと胡麻油っぽい油とフリュアな醤油でのレバ刺し。

「・・・!!!!!」

 なんか声を抑えてるけどシビビビっと全身揺らして、鼻がツーーーーンってした人みたいになった!


「これはいつものより痺れるのう!だが美味い!!」


 お義父さまがそういうとセリウスさまたちやお義母さまも食べる。

「・・・っぶ!」

「っ!」

 みんな縦に揺れて痺れを表現?


 せんまい刺しも同じようにシビビビとなってるけど、みんな恍惚としてるよ。マゾなのかしら?

「っはぁん♡これは新しい世界ねぇ」

 何故かレバ刺しを食べただけなのに普段の数倍は色っぽいルルゥと。

「っぅ!」

 麗しい感じでサーキスさまも悶絶してる。


 痺れ牛肉は媚薬効果でもあるんかしら?

 ちなみにジュリアスさまは手をつけない。美味しいもの大好きなのに?って思ったら耳元で。

「あれの内臓系は精力増強効果があってな・・・」

って!みんな知ってて食べてるの⁉


 あれ?ジュリアスさまは増強しても良いんですよ?不服!!

「あまり煽ってくれるな」

 あまりに不満顔だったからか、宥められた。まぁ一気に爆発されても体格差的に困るから仕方ないか。ジュリアスさまは不満ないのかな?


 内臓は量もだけど好み的にみんなが食べられるわけじゃないからみんなが大変にはならないだろうけど食べちゃった人たち、今夜は大丈夫なのかしら?


 痺れ牛の本体も焼けてきたのでジュリアスさまが削ぎ切りして私にも持ってきた。いやいや、痺れるのはいらないです。

 でも美味しいからと口に持ってこられて条件反射の如くパクリ。

「・・・!」

 あばば!これは美味しいけどやばい。口の中が痛いよ!激辛ラーメンを食べたみたいな衝撃。

 生レバーはこれより痺れるの⁉

 何でそんな珍味みたいなものをみんな欲するの?


 涙が玉のように出てきたのを見てジュリアスさまが超狼狽える。

 それを見たチェイスさんがゲラゲラと笑いながらジュースを渡してくれた。

「リーシャさまはまだ子供舌か」

 よく見たらチェイスさん、結構酔っ払ってる。この人今日はまだ護衛なのにね!

「・・・あー、これでも腕は立つんだ」

 ふーん。ジュースを持ってきてくれたし今日だけ許すよ。


 お義父さまが焼いてたお肉やジュリアスさまが焼いたお肉も持ってきてくれて。

 ピザとか他のも次々焼いてて。

 結局自分で削ぎ切り出来なかったけど、楽しかったから満足。


 私とジュリアスさまはいつもの就寝時間に部屋に戻ったけど、結構遅くまで大宴会のごとく盛り上がっていたそうだ。

 ポムはあちこち動き回ってみんなにおこぼれを貰ってご機嫌だったけど、さすがに痺れ牛を食べた時はしばらく固まってたんだって。

 ちょっと見たかったな☆


 



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