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ちびっ子ボディのチート令嬢は辺境で幸せを掴む  作者: 紫楼
二章

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75話 ルルゥをビックリさせたくて。 

 朝のイチャイチャタイムを満喫してから朝食でー。

 ん?ポムがハロルドの手の中でプラーンとなってる。また盗み食いしたの?

 相変わらず頬とお腹がパンパンになっている。


 小さな体であんなに食べなくちゃなんて燃費が悪いね。ここの人たちも尋常じゃなく食べるけど、肉体仕事だからっていうより魔力が強いからみたい?

 どっちもかな?


 私もきちんと食べられるようになったからか使える魔法スキルが増えた・・・安定した?

 ポムも実はとんでも魔力保持してるのかも・・・ただの食いしん坊の方かな。


 ジュリアスさまと共に席に着いて、

「おはようございます。父上、母上」

「おはようございます。お義父さま、お義母さま」

って挨拶するとすでに着席していたお二人が笑顔で返してくれる。

 食卓に並んでるパンがなぜかファンシーな形になってる。

「そちらはベンが以前リーシャさまがお作りになられたクッキーから思いついて作ったそうです」

 給仕をしてくれてるメイドさんが教えてくれた。

 ベンさんってばクマみたいなおっきな体でこんな可愛い作業を・・・作ってるとこ見たい☆

 ウサギやクマ、星や花と定番な形だけどパン生地に練り込んだ野菜とかで色合いも変えててとってもファンシーだよ。


 ルルゥの創意工夫がちゃんとお弟子さんにも伝わってるんだねぇ。

 しかし物すっごい量を作るのにちゃんと味も見た目もこだわるのって大変だろうに嬉しいな。かわいいパンってなんかテンション上がるよね!


「リーシャ、これでいいか?」

 にんじん色のクマさんパンを取って千切って私の口に持ってくるジュリアスさま。

 いい加減に自分のペースで食べたい気もするけど、ベタ甘な状態の彼氏(旦那さんだけど)ってきっと一生ものじゃないから堪能しておくの。

 いつか子供ができたらお膝は子供に、そして孫にってなるでしょ?

 私は緑色のうさぎさんを取ってジュリアスさまにアーン。

 動物と色がチグハグなんだけどそこは気にしたらダメ。


 朝ごはんが済んだら、お茶タイム。

 お茶を飲んだら、ジュリアスさまは重い足取りでお仕事に。セバスチャンに引きずられるようにして連れて行かれた。


 お茶が済んでから、厨房に行って。

 ミンサーを出してもらう。

 コックさんたちはあんまり使ってくれないから勝手に良いよねってことで一台をちょっといじってアタッチメントを変えて、パスタマシーンにしてみた。

 いきなり改造し始めたからコックさん達が困惑してるけど今はスルーだよ。


 ここではペンネみたいなのはあるけど、スパゲッティみたいな長細い麺は無いから、とりあえずマックスに頼んでペンネ生地を作ってもらう。

 それをそのままマシーンにポーイ。

 そう、ルルゥの留守にいつもと違う料理を用意したかったのね。でも大したものは思いつかないからパスタ。


 正直に言うと量を食べる人たちが多いこのお家で私が作る物はコストパフォーマンスが悪すぎると思うんだけど、食べたいものを食べたいんだー!気にしたらダメ!


 うにょうにょっと麺が出てきたので、それを茹でてもらって、その間にパスタソースを。

 悩んでカルボナーラとミートソースにした。

 ペペロンチーノのほうが簡単だけどまだ午前なのにニンニク臭くなるのはちょっと。

 ソースの作り方をコックさん達が凝視して細かくメモをとってってやってる。

 親方の背中を見て覚えるってヤツだー!


 ニックスが私の補助についてくれているんだけど、目がキラキラしてるんだ。

 ここのコックさんは本当に料理が好きだね。


 本当はうどんも欲しいんだけど、まだ出汁がない。コンソメスープと醤油の風味が少しだけでも多分美味しいとは思う。でもどうせなら出汁の香りに包まれてうどんが食べたい。


 ついでにパスタを使ったグラタンも作ってみた。

 あとじゃがいもペーストのチーズ焼きみたいなのも急に食べたくなったから作った。

 いや、まだお腹空いてないんだよ。でも厨房の空き時間(完全な空き時間ないけど☆)で邪魔をしない前提だから。

 

 まぁもう慣れたので大盛りをテーブルに出しますよ。うん。

 なぜキッチンに豪華な椅子がいてあるんだとか思っちゃいけないんだ。


「まぁまぁ!これはどう食べるものなのかしらぁ?」

「うむ?長いのぅ」

 フォークで麺を持ち上げて首を傾げるお二人。

 この世界ってば麺類ゼロなのかな?


 私はパスタの麺をフォークとスプーンでクルクルーと巻き取って見せる。

 コックさん達もメイドさん達もめっちゃ凝視してるからちょっと恥ずかしい。

 早速お二人が実食!って感じにお口に入れた。


 そういえば麺類がないのは汁が飛ぶからかもしれない。

 お二人は綺麗に食べてるけどやや苦戦?

 いつもよりゆっくり食べてるの☆


 油が飛ぶ系の料理もあるけどいちいちエプロンしないのは着替えが多いからかな?

 朝昼晩、食事用とかいちいち面倒。


 まぁオレイユ家では放置だったから着たきりスズメだったし、ここではそこまで厳しく言われないから着替えは外出とかだけで済んでるんだけど。

 

 まぁお義母さまは1日5回くらい着替えてるんだよね!


 お食事エプロンはあった方が気楽でいいかも。だってカレースパゲティとかカレーうどんとかそのうち食べられるから!


 サーキスさま達、出汁の実を持って帰ってきて~!


「ふーむ。わしはこのミートソースの方が好きじゃ」

「私はカルボニャーラ?がいいわ~♡」

 お義母さまが噛んだ。可愛い☆


 なぜかポムもいてパスタを一本ずつツルツル~っと食べてる。まだその頬袋に空きが在るだと⁉


「モッキュ!キュ!キュキュキ」

 

 ・・・何言ってるのか全く分からん!


 ミンサー改めパスタマシーンをお義父さまが早速騎士団棟と使用人棟に手配。


 自分たちだけ美味しいものを食べるとかはしないのだ。


 コックさん達も味見して悶えていた。それからマックスとベンがソースについて色々聞いてきて、ルルゥが帰るまでにもっとブラッシュアップさせたいと盛り上がってしまったよ。


 お昼は私はじゃがいものチーズ焼きで済ませた。


 


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