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ちびっ子ボディのチート令嬢は辺境で幸せを掴む  作者: 紫楼
二章

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72話 考えていることが顔に出やすいらしい。

 今日の朝ご飯お昼の仕込みまで済ませて、ルルゥは旅出った。

 職務で良いって言われたからか、サーキスさまは一個小隊を連れて行くらしい。

 セリウスさまとクラウスさまも、何故かアランとジェイクも行ってしまった。

 自由だねぇ。


 アランとジェイクは、

「リーシャさまが喜びそうな物を探せるのは俺たちだけです!お土産を期待してください!」

って張り切ってたので楽しみにしておこう。


 私の護衛は、臨時でちょっとベテランのチェイスさんという人が担当してくれる。

 今まではアランやジェイクは交代でお休み取っていて、街に出ない時とか緊急性がない時はどちらかで間に合ってたから、今まで知らない人が付くことはなかったので少し緊張する。

 チェイスさんはジュリアスさまより少し年上かな?がっしりした体格の髭のオジサンって感じで野生味がある感じの人と接するのは始めてかも。面白い。身長はジュリアスさまより小さい。

 でもニーナは少し警戒?


 ジュリアスさまと今回はお留守番になったらしいお義父さまは少しブスくれてるけど、お義母さまが「仕方ないわねぇ」って笑いながらオヤツを勧めてる。

 扱いが子供~☆

って言うか、さっき朝ご飯を食べたばっかりなのに!

 私はお茶だけ飲んでる。口元に持ってこられてももう入んないので、逆に私がジュリアスさまに餌付けするよ。

 ルルゥの留守中に何か変わった物をニックス達に伝授してびっくりさせるのもアリかな?


 ジュリアスさまは、サーキスさまの留守中はセバスチャンを騎士団の執務室に連れて行くって。

 よくわかんないけど、騎士団はサーキスさまが側近で、グレーデン家の領主関係はは家令がやっていて、ジュリアスさまの全部のお仕事の調整が執事のセバスチャンかな?

 お仕事のことはあまり関わらせて貰えないのでわかんないけど、いきなりの出来事に対応できる職場って強いよね。多分。


 私は離れに行く事にして、チェイスさんに抱き上げられそうになった時に、ニーナがサッと私を抱っこした。

 流石に臨時の人に人妻な私との接触は見逃せないらしい。いやアラン達だってOKなのは謎なんだけど?


 多少は重くなった私をニーナは軽々と運ぶ。マジかー!

 ニーナも鍛えてるのかな?

「なんだい、お嬢さん、女性に力仕事を任せちゃ俺が恥ずかしいだろ?」

 チェイスさんが頭をカキカキしながらボヤく。

「抱っこの特権は早々にはお渡し出来ません」 

 特権!!??

「さあ、早く行きますよ」


 ニーナはサクサクっと歩き出す。

 ニーナの抱っこは男性陣と違って何か申し訳ないんだけど、女性特有の柔らかさと優しい香りで別の安心感がある。

 まぁニーナに対する絶対的な信頼も関係してるかな。何か照れるけどしっかり抱きしめてもらえて嬉しい。


「若奥様、幸せそうだなぁ」

 そう指摘された。そりゃそうだよ。ニーナは年齢的にはお姉さんだけど、母親のように絶対の愛情をくれる人なんだから。

「ニーナは優しくて柔らかくて良い匂いなの」

 ん?でも簡易なドレスとは言えやっぱ重いよね?って思ったらニーナの腕が以前とは違ってしっかりした筋肉ついてる。ムキムキとかじゃないけど、お義母さまみたいな美筋肉かしら?やっぱ鍛えてる⁉


「リーシャさまはまだ鍛えないほうがいいですよ。身体がしっかりする前に筋肉つけると成長を阻害しますからね」

 なぬ?心を読まれたよ!

 身長が伸びることはもう期待できないらしいのにニーナはまだ私の成長を信じてくれるんだね(ホロリ)。


「成長に合わせたトレーニングをするって手もあるが若奥様は事情がアレだしなぁ。主治医と侍女の言うことは聞いとくべきだな」

 チェイスさんは、ある程度事情は聞いてるんだねぇ。じっと見つめたら。

「俺は今後若奥様が長期的に外部に出る時は護衛隊長に就くからちゃんと慣れてくださいよ」

 う?チェイスさんにまで心読まれた⁉

 ん?長期?

「リーシャさまは顔に出過ぎですよ」

「百面相だな」

 ガーーーーン!

 貴族としてダメなヤツでは~!!


「王都に行く時や領地視察の時、あと新婚旅行ってやつでしたかね?」

 ニヤッと笑われた。

 新婚旅行について来るのか?このオジサン!

 良さげなオジサンだと思ってたのになんかちょっとイラッとする~!


 オジサンには唐揚げ弁当あげないからね!





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