表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ちびっ子ボディのチート令嬢は辺境で幸せを掴む  作者: 紫楼
一章

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

57/163

56話 ついに・・・

 ボソッと小声でつぶやいてて、ちょっと睨まれてる感。

 ええ~って感じなんだけど!

 ジュリアスさま達には聞こえていないようなのでお祝いの席で怒ることはしないけど、何この人~!ほんと感じ悪いなぁ。

 

 辺境の婚姻は人気がないみたいな事を言ってたけど実はモテてるんじゃ?

 流石に追撃してくる気は無いようだけど。ちょっと機嫌が急降下しちゃったよって思ってたら、ジュリアスさまが少し屈んで私の顔を覗く。

「疲れたな?少し座ろうか」

 いきなり姫抱っこで高砂席みたいな場所に戻って椅子に座った。姫抱っこにみんながびっくりしてたのにさらに膝抱っこ追加で!

 びやぁあああ!恥ずかしっ。


 ご夫人やご令嬢が「きゃー♡」って騒ついちゃったよ。

 さっきの失礼な人はワナワナしてる。ジュリアスさまに片想いかなんかかな?


 ジュリアスさまはさらにケーキとかクッキーを私の口元に差し出していくるし、私が一口食べちゃってるのにそのまま自分の口にも入れちゃう。

 それを見たまた女性陣が「まぁああ!!」って顔を赤くしたり、なぜかクネクネと悶絶してる。


「溺愛っていうことかしらぁ!」

「羨ましいですわぁ!!」

「っおかわいいらしいですわ!!!」


 なんて笑顔でキャアキャアしてるので悪い意味で騒がれてるわけじゃ無いようなので良かった?

「リーシャちゃん、これも美味しいね!普段小食なご夫人たちがすごい勢いで食べてたよー」

 クラウスさまがマカロンを齧りつつ、私の口元にも持ってくる。

 それは流石にジュリアスさまがブロック。

「狭量だな~兄さん」

 そう笑ってジュリアスさまの口にマカロンを押し込む。マカロンもルルゥと一緒に焼き加減で苦労した一品。レシピうろ覚えだったから難しかったよ。


「あーん」

 ふぇ?

 声がした方を見ると小さな女の子と男の子がクラウスさまのトラウザーズを引っ張ってる。

 この子達は確か・・・お義母さまのお兄様のお孫さん。

「どしたの?メイミー、ラーシュ」

 クラウスさまが聞くと「あーん」とお口を開けてマカロンを口に入れてくれるのを待っている。可愛い。

「あっちのテーブルになかったのかな」

と言いつつ、盛り付けられた中からいくつかとって口に入れてあげると二人とも小さな手を頬に当ててふにゃっと笑顔になった。超可愛い!!

 ジュリアスさまも腰砕けな顔していてメイミーちゃんの口にお菓子を差し出してパクッと指まで食べられてる。何それ可愛い♡

 そのあと二人のお母様が慌てて回収に来てむっちゃ恐縮されたけど可愛いのは大歓迎です。

 子供席に食べやすいお菓子をたくさん追加してもらうように頼んだ。


「うふふ、リーシャちゃん。みんな食べ物に夢中になってて普段よりお顔もお話も和やかだわ~」

 お義母さまがそばに来て私の頭を撫でてくれた。美味しいは正義。

 普段の調理よりは色々と控えめなんだけどね。これでも。


 そんなこんなで素敵な披露パーティーはとても楽しく大成功?でおしまい。

 お泊まりの人は宿や別邸に。

 帰られる人にはお土産をお渡しして。

 みなさん、うちの料理やお菓子が食べられるお店が欲しい~って名残惜しげだったそう。

 コックさん達みんなすごく頑張ってるけど、ルルゥを超える腕前の人はまだいないから、お店を作ったとしてもうちのレベルの食べ物を出すのは無理かなぁ~。

 まぁみんな勉強熱心で腕がどんどん上がっているは間違い無いんだけどね!ルルゥはなんというかセンスっていうのかな?別格なのよね。

 プロフェッショナルな敏腕従者さんメイドさんで物凄い勢いでお片付けが進んだ。

 私たちは着替えを済ませて居間でティータイム。ほっとする~。


 で、綺麗なオジサマ再び!

 さすがに今夜は他の親族の人たちは別邸なんだけど、オジサマはねぇ・・・

「陛下、お帰りにならないので?」

 おおらかなお義父さまでさえ、ちょっと引き攣ってるよ。

「え~、今日は泊まりたいなぁ。お祝いの余韻に浸りたいよ~」

 駄々っ子なオジサマ。綺麗なだけにギャップがすごい。

 どうもこのグレーデン家の敷地には王都からの転移陣があるらしい。だから護衛もお付きも連れてないらしいけど自由過ぎる。きっと王都で胃がキリキリしちゃってる人がいるよ。

 そんなやり取りを眺めてたら、スッとセバスチャンとニーナがやってきて、「今日はお疲れでしょうからもうごゆっくりなさってください」って、お部屋から連れ出された。

 いや、なんか家族に生暖かく送り出されたんですけど⁉

 同居ってこう言う時辛いね!


 ニーナやサラ、メルにお風呂に連行されてめっちゃお手入れされたあと、可愛いナイトワンピースを着せられて寝室に送り出されたよ。

 すでにジュリアスさまも湯上がりで、ちょっと苦笑気味に「おいで」っでしてくれた。


 まぁね、まだいいとかもう少し待とうとか困ったお顔で遠慮されちゃったんだけど、こういうことってさ、タイミング外すとずっと出来なくなりそうだから、ぐいぐい食い気味にお誘いしたよね。

 結果だけ言うと無理!!

 まじめで奥手で優しすぎる旦那さまなのだ。

 イチャイチャしてめっちゃ筋肉を堪能させてもらったけど、最後までは成らずって事で。

 徐々に、追々、ゆっくりねって。


 ただ、私はちゃんと大事にされて、幸せだなって、すごく素敵な時を過ごせたんだよ。

 ジュリアスさまはとても優しくてあったかい自慢の旦那さまです。








 






評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ