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ちびっ子ボディのチート令嬢は辺境で幸せを掴む  作者: 紫楼
一章

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55/163

54話 幸せいっぱいのお披露目・・・あれれ?

 神様の像が光っちゃったりは謎なんだけど、参列者の方達もとりあえずお祝いで騒いどけって感じになってスルーなのは辺境の土地柄のなせる技?

 おおらかな人たちが「わぁ~!!」って感じで盛り上げてくれるから勢いに飲まれてるみたいな?


 私はジュリアスさまにエスコートされて教会の外に出た。

「わぁあー!おめでとうございます」

「辺境伯さま~!奥様~!」

 お祝いの言葉があちこちから飛んできて改めてグレーデン家が辺境で尊敬を集めているんだなって感じる。


 階段を降りて行くと親戚の子供達が花びらをまいてくれて、子供達がたくさんお祝いのお花を持ってきてくれた。

「おめでとうございます。花嫁さま可愛い~」

「これどうぞ~」

「辺境伯しゃま、いつもありがとうでしゅ!おめでとご・・・ごじゃます!!」

 一人一人小さな手でおもいおもいの花束や花冠を差し出してくれる。

 私たちは一つずつ受け取って、

「ありがとう」

って、後ろに控えているニーナとセバスチャンの持つ籠に入れる。

 そしてお返しにクッキーの入った袋を手渡すと、いい匂いがするからかみんな可愛い笑顔で喜んでくれる。

 たくさんの子供達がお祝いに来てくれるだけで嬉しいのに可愛すぎて泣きそう。

 このお花プリザーブドフラワーにできないかな?隠し部屋で時間停止させようかな!

「みんな、お庭でお食事も用意してあるから食べていってね」

「「ありがとうございますっ」」

 何とか子供達のお花のお祝いタイムが終わったら大人の領民からのお祝いです。

「辺境伯さまぁ!可愛過ぎる嫁はずるい~」

「ともかくおめでとうございます。お幸せに~!」

 街道沿いにもたくさんの人がお祝いに来てくれてるので、屋根のない馬車に乗って教会からお家への道を進みます。街道沿いには軽食を出す場所をところどころ設置してあるので皆に少しずつでも美味しい記憶が残って欲しいな!

 こんなに大勢の人が集まってくれてお祝いしてくれるなんてすごいなぁ。さすがジュリアスさま。


 本邸について、今度はお披露目がわりのパーティーです。お客様達はお義父さまお義母さまが応対してくれるので私たちは着替えます。

 ジュリアスさまはホワイトを基調にした騎士団服の礼装から次は普通の礼装のブラックで。銀糸で刺繍され、クラバットピンやポケットチーフにブルートパーズが使われている。

 私は赤に金色の薔薇の刺繍が入ったプリンセスラインのドレス。レースとチュールで可愛らしく仕上がってる。首飾りやイヤリングはルビーとピンクサファイアで華やか。

 ガーデンパーティ様式ですでにテーブルには料理やデザートが並べられて、給仕がドリンクを配ってる。

「本日は、我が息子ジュリアスとリーシャの祝いに足を運んでくださり感謝する!料理やデザートを存分に味わってくれ!!」

 本邸のパーティには家族の友人、閨閥の貴族、近隣の貴族が主に集まっているらしい。

 私はジュリアスさまと挨拶に回る。


 学園以外で多くの人の集まる場所に出たことがなかったから、着飾った本物の貴族達を見てると(ヴェル○イユかな?)とか思っちゃった。色取り取りのドレスが見られて面白い。

 あちらこちらで食べ物に対しての歓声が上がってる。流石に人前なのでグレーデン家で初めて出した時みたいな雄叫びや崩れ落ちるとか泣くみたいなのことは無いけど、それでも十分リアクションが大きい。

「あーあ、あの人たちこれから今までの料理が味気なく感じちゃうんだよ~」

って、いつのまにかそばにいたセリウスさまがニヤついて言う。

「俺ももう家以外で食べるの辛いもん~」

「うむ!これはたまらん!!コックを引き抜きたいくらいだ!!また腕を上げたんではないのか?うまいぞ」

 え?ルルゥの引き抜きの話?絶対ダメ!!

 その声が聞こえる方を見ると、ピザやパウンドケーキなど順番関係なくモリモリ食べているものすごく綺麗なオジサマがいた。

 ん?あのオジサマって・・・?

 ジュリアスさまがヒュッと息を呑み、セリウスさまは唖然としている。


 やっぱりそうだよね?









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