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ちびっ子ボディのチート令嬢は辺境で幸せを掴む  作者: 紫楼
一章

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54/161

53話 ついに婚姻式。

 馬車が本邸から出る間、通路の両脇に使用人さんと騎士さんがお見送りのために並んでた。

 門を抜けたら、辺境の領民が普段どこにいたの?ってくらい出ていてみんなで手を振ってくれて歓声をあげてくれる。


「おめでとうございますー!辺境伯さまぁ!」

「お嫁さん可愛い~♫」

 少し進んではお祝いの言葉をもらいなので、とても照れくさい。

 ジュリアスさまもいつものお顔より嬉しそう。可愛い♡

 ちなみにこんな日でもお膝抱っこでっす!

 お義父さまたちも後続の馬車で付いてきているので声援が止まりません。


 教会に着いたら、まず貴賓室に連れて行かれました。

 マーベルハント家の従兄弟達とご対面。

 みんなちょっとずつ血縁なんだなって感じの顔立ちだよ。なんとなく似てる。

 他にもお義父さま、お義母さまの親戚とご挨拶。

 子供達に衣装のレースを持つ役と、花びらを撒く役を任せるんだって。

 可愛いは大歓迎。

「おい!お前子供のくせになんで結婚なんだ?」

 唐突に少年の素朴な疑問。ストレート!

「もう16歳だから大人なんだよ~これでも」

「⁉」

 目をまんまるくして驚かれた。失敬だな!

「鶏肉と芋を食え!成長期に身長を伸ばすんだぞ」

 アンドリューくん(10)に心配されちゃった♡


 それから着替え用の部屋に案内されてジュリアスさまと別行動。

 私は敏腕プロデューサーのお義母さまのもと、白を基調としたウエディングドレスを着る。

 お胸はやっぱパカパカ。最後の試着の時より調整してくれたけど!

 パット3枚ずつ入ったよねぇ!

 エンパイアラインでレース袖付き。可愛い。


 髪の毛は編み込みが入ってなんかクルクルーっとしてもらって結い上げた。

 メイクはいつもより大人っぽく?

 耳飾りも首飾りもジュリアスさまの赤が入っていて綺麗です。

 仕上げにベールとティアラみたいな髪飾りがでてきた。無茶苦茶凝ってる!

 ちなみにお義母さまは赤いドレス。お義父さまのお色なので。とてもお美しいです。

 私はアランとジェイクに付き添われて、教会の聖堂の入り口に行く。流石に今日は抱っこで運ばれなかったよ!


 お祖父様が聖堂の入り口に立っていて、

「ルドガー様が父親代わりを譲ってくださったのだよ。爺ですまぬがよろしく頼む」

 エスコートにお祖父様。お義父さまはこーいう時スマートなのね。

「よろしくお願いします。お祖父様」

 お祖父様は少し照れたように笑って腕を差し出してくれたので私はその腕にそっと手を添えた。

「ナタリアの時は半分駆け落ちのようになってしまってね、式は上げていなくてな」

 お母さま!知らないことがいっぱいだよ!情熱的だったんだねー。

 お祖父様は目をウルウルさせてエスコートできたことを喜んでくれる。

「さぁ、行こうか」


 アラン達が扉を開いてくれて、中へと進む。

 パイプオルガンの音が流れてきて、祭壇がステンドグラスの光でキラキラしてる。

 神像の周りに光が舞っているような不思議な光景。

 幻想的な景色の中に正装のジュリアスさまが待っててくれて。

 お祖父様が私の歩調に合わせゆっくりと進んでくれる。


 参列者方達の気配は感じているんだけど、私は祭壇の方しか見ていられなくて。

 ジュリアスさまの元に辿り着いて、お祖父様からエスコートをバトンタッチ。

 そして二人で階段を登って祭壇の前に立つ。


 神の身許で誓を交わし、婚姻誓約書にサインをする。神父さまに祝福の言葉を頂いた時、神像がパァーっと光ったかと思うと私たち二人に光が集中して。

 暖かくて優しい、柔らかな気配に包まれた。

「・・・神の祝福です!お二人は神の祝福を授かりました!!お二人の進まれる未来に幸多からんことを!!」

 興奮した神父さまがそう捲し立てたあと神像に向かってお祈りを始めた。

 参列者の方達もぽかんとしてて、私たちも状況がよくわからないから、少し困る。

 

 ジュリアスさまが台に置かれていた指輪を取ってそっと嵌めてくれた。

 紅いルビーと金茶に見える濃い黄色のマデイラシトリンが品良く飾られたシンプルな指輪。

 私の指にゴツいのが似合わないのと普段つけて何か引っ掛けたりしないのが良いとお願いしたもの。

 婚約指輪は貰わなかった。すでに色々お飾りを頂いてるので必要なかったから。

 ジュリアスさまの指輪は、私の瞳の色のブルートパーズと銀の髪に合わせた?ゴッシェナイトを。

 大きな手に触れて指輪を嵌める。

 ジュリアスさまはニッと笑って私のベールをそっと捲って、口付けをした。


 ・・・長いよ!


 参列者の方達がワッと祝福の声を上げる。

 私はやっと意識がそちらに向いて、自分の顔が真っ赤になってるだろうと確信!


「幸せになろう」

 ジュリアスさまはそう言ってくれた。

「する」や「してやる」じゃなくて「なろう」って言ってくれたのが何だかとても嬉しかった。

 こうして私は、リーシャ・グレーデンとして正式に世間に認知された。



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