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ちびっ子ボディのチート令嬢は辺境で幸せを掴む  作者: 紫楼
一章

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52/164

51話 お祖父様と伯父様はカンダルー先生達と同じ研究オタクです。

 父だと思っていたハゲ親父が親じゃなかった。何てこった。

 確かに母は領地の離れで引き篭っていて、父と交流は全然なかった。リーシャには優しくて良い母だった。

 あんな嫌なやつが父親じゃなかったのは嬉しいけど本当の父は行方不明のまま。なぜ見つかってないんだろう。


 お母さまの絵を眺めながらお母さまが生きていた頃のことを思い出す。

 お母さまはいつも窓から外を遠くを見るような感じで過ごしてた。でも私に本を読んだり勉強を見てくれる時は優しくて穏やかで。

 お母さまは魔道具や錬金術で作ったものを外に出さなかったし、オレイユ家のために使っていなかったと思うんだけど、オレイユ家は何を欲して離縁を渋ったのかな。


 しばらくして、晩餐の用意が整ったと呼ばれた。

 お義父さま達とお祖父様達はだいぶ打ち解けて良い雰囲気になってる。

 ジュリアスさまは食堂に入ってからずっと私がお膝に乗せられてるのを見て、お祖父様たちがぽかんと。やっぱりしないよね・・・普通は。

「うちの食卓はリーシャちゃんのおかげでとても充実しておる!楽しんでくれ」

 テーブルの上の圧倒的な料理の量にもかなり引いてる気がする。お祖父様たちも驚く量なんだよ!


 今日はコンソメスープとポテトサラダ、魔牛のローストビーフなどを中心にコロッケやピザなどもいっぱい。食べる量が尋常じゃないから、コースとかまとまりは関係ないのだ。パンも籠に大量。

 最初はグレーデン家の人たちの食べる勢いに唖然としていたお祖父様たちは一口めを口に入れてから笑顔になって一心不乱に食べ始めた。

「これは素晴らしい!」

「今まで食べていたものは何だったのか」

 食後のデザートも量に驚愕していたけど、食べたら美味しいからか止まらなくなったみたいで最後はお腹を抑えてた。普通?の人たちの限界ってそうだよねって。

 ここの人達がやっぱり大食漢なのよ。


 お祖父様たちはお婚姻式までお泊まりで、式には伯父様の奥様と子供、つまりは従兄弟、従姉妹?も来てくれるらしい。

 お祖父様たちは、教授とジョシュー先生と意気投合して次の日、魔導書談義したり、みんなとクッキーの袋詰め手伝ってくれたりで。

 そういえば、お祝いの品をたくさん持ってきてくれてて、その中に一緒にお母さまの子供の頃のお衣装や錬金術師として使っていたローブとかがあって、オレイユ家では感じられなかった家族の愛情がいっぱい詰まってたよ!



 婚姻式の2日前に最終チェックでドレスの試着をした。お胸に余裕を持たせてくれてたけど成長ならず!パット(この世界でもあるんかい)を詰めたよね!

 髪型やお化粧まで全部チェック。私はお人形になるよ。マダム・シフォンとメイドさんとお義母さまにお任せしておけば問題ないもん。

「今夜はリーシャちゃんは私と寝起きするわぁ」


 婚姻式が翌日となった朝にお義母さまがジュリアスさまに仰った。

「は?」

 初日からずっとジュリアスさまと一緒に過ごしてきたので、私もジュリアスさまも何故今更?ってなったよ。

「本来は結婚前に領地から出る娘と母が語らいをするのです。でもナタリアさまはいらっしゃらないので私がお母様なのです」

 急にまじめな口調で諭された。

 えーと、そうするとお義父さまは?


「今日は私とリーシャちゃんとで二人きりで客間で過ごすので、ジュリアスもお父様と過ごしても良いのよぉ?」

 お義母さまがにっこり笑うとお義父さまとジュリアスさまが微妙なお顔で見つめ合う。

 流石にそれは・・・。


 それから私はお義母さまと共にセレブエステを堪能して、客間のベットで共寝です。

 ドキドキ。

 お互いエステ後なのでとっても良い香りです。

 お義母さまがドレスという武装を解いて、お化粧もしてないお姿なのです。お義母さまの素顔は私が寝惚けて騒いだ時ぐらいしか見てないので不思議。

 でも大層な美人さんなのでスッピンでもすんばらしいよね~。

「さぁ、リーシャちゃん。女同士の夜よ♡」





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