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ちびっ子ボディのチート令嬢は辺境で幸せを掴む  作者: 紫楼
一章

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47話 お義父さまとパロレを食べたよ。

 たんぽぽ畑を堪能した後、私はなぜかお義父さまのお膝に乗っけられて馬車に乗っています。

 お家でジュリアスさまのお膝ばっかり乗っているのが寂しいそうで。

「うちに可愛い良い義娘が来てくれて幸せなんじゃ~♫」

 世の中の息子嫁は基本的に義父のお膝に乗ったりしないと思う。

 グレーデン家の人たちはもうずっと私の事、幼児くらいだと認識してるに違いないよ。

 まぁ愛情表現過多なグレーデン家に慣れるしか無いのだ。

 こんなに子供が好きなら息子達の縁談とっとと決めたらいいのに。そんなに辺境ってダメなのかな?


 街に着いて、まずは鍛冶屋さん向かう。

 前回も色々作って貰ったおじさんに手書きの説明書きを見せて、スプリングの素材や強度、太さなどを相談。

 ベットや馬車の座席に使いたいって言ったら数種類を試しに用意してくれるって。

「これは他にも応用できそうだ」

っておじさんが呟いたらお義父さまと何か話し込んじゃった。

 ついでに鉄板を買ってもらった。クレープとか、あと鰹節ゲットしたらお好み焼きを焼きたい。

 王都行きまで馬車の改良は間に合わないかなぁ?


 商店街では、前に来た時よりなぜか異国風のお店が増えてる。

 前にスパイスを出してたお店があったので少しお話ししたら、

「グレーデン領では変わった食材を探してて、たくさん買ってもらえた上に、気に入ってもらえたら定期購入をしてもらえるって噂になっていてね」

と教えてくれた。噂を作ったのルルゥだな!     

 何という相乗効果!勝手に集まってくるだと?これは素晴らしいぞー!


 スパイスはほとんど品切れだったけど、花茶みたいなものが数種類あったから買ってもらった。仕入れは船便だから月一回くらいしか出来ないんだって。結構遠いのかな?


 お義父さまに抱っこされている私。

「可愛子ちゃんには大サービスだよ~」

っておまけをいっぱい貰えてラッキーだけど一応成人女子なのですが詐欺にならないかしら・・・そんなことを思いつつも目についたものをどんどん買い込む。

 お義父さまは前領主ってバレてるんだけど、普段から一家は気軽に出歩いているからみんな慣れっこで特に騒がれたりしない。

 商人さんも住人さんも笑顔で挨拶してくれる。


 色々見て回ったんだけど、カレーを作れるスパイス以上の発見は無し。

 屋台の食べ物を買って貰って、馬車の中で食べつつ帰る事に。

「この味は美味しいと思ってたのじゃが、リーシャちゃんの食べ物を食べてからというもの、一味足りんと思ってしまうんじゃなぁ」

 塩味の削ぎ切りしたお肉や野菜とちょっと酸っぱい果物を大麦粉を薄く焼いた生地で巻いたの〈パロレ〉と言うものを食べながらお義父さまがボヤく。

「美味しいですよ。胡椒を足したらもっと美味しくなると思いますけど」

「胡椒か!あまり手に入らんのじゃったか?」

「黒胡椒はカレースパイスのお店で売ってたんで定期的には買えるかと?うちの離れに胡椒の木を植えたので育ってくれれば良いのですが」


 そう言えばこの道沿いで胡椒の木に出会ったんだった。ありったけ手に入れちゃったけど探せばまだあるかなぁ?

「うん?離れに?」

「はい。偶然この道沿いで見つけて採取しちゃいました」

 うちで育てている事にかなりビックリしてるお義父さまがさらに目をまんまるに。

「この道沿いで?」

「前回休憩した時にハーブとか見つけて大収穫できてラッキーでした!」

 あの日は最高でしたわ~。

「離れの木の育ち具合を見に行ってから採取依頼でも出すかのう」

 お義父さまは「まだまだこの領地には可能性があるのじゃな」っと喜んでくれた。

 少し暗くなってきたけど、たんぽぽ畑に着いたので、最近魔力も安定してきて使い方も上達したので、土魔法で5m四方分くらい大地を掘り返して丸ごとアイテムボックスに収納した。


 アラン達が「あーあ」って顔をしたけど、お義父さまが「豪快じゃな」って笑ってくれたのでOK!


 帰宅後に外で大きな魔法使っちゃダメだってサーキスさまに叱られちゃった。

 アラン達の裏切り者~。他に人いなかったから良いじゃないの~!

 

 






 

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