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ちびっ子ボディのチート令嬢は辺境で幸せを掴む  作者: 紫楼
三章

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259話 王宮 ① 

 こういった王宮の行事には下位貴族から順番に来るようになってる。それなのに混雑なのねーとため息しか出ない。

 やっとこさ王宮に入れた。これは転移陣を出た時にそのまま王宮に留まる方が正解な気がしてきた。

 王宮の侍従さんに案内されて進むと、なぜか王族のプライベートルームに呼ばれてしまった。

 レオルカさまたちもご一緒だ。


「呼び出してすまないな」


 王様が寛いだ姿でお茶を飲んでた。お着替えまだなんだー。


「王国の輝ける太陽にご挨拶申し上げます」

ってジュリアスさまが言うのに私たちもご挨拶をってカーテシーのポーズを取ったら、

「これから山ほど付き合わねばならぬのだから今は堅苦しいのはよしてくれ」

って言われちゃった。

 確かに。


「グレーデンはいつも愉快な報告が来ているな。リーシャ嬢よ、ポムとやらは神獣の類ではないのか?」


 そう言われても?精霊の加護があるから精獣?って漢字で当てはめるとなんか微妙だね。

 (アズライト、どう思う?)

『人の世の括りなど知らぬがの、精霊に近い存在なのは確かじゃの』

 うーん?髪の中に隠れているアズライトは『我の方がレアぞ!』って自己主張が激しい。


「よくわからないですね。ただ魔力が底なしのようでやる事が大きくっていつもびっくりしてます」

「底なしとな」


 ってポムの主は私じゃないけどね。強いて言うならグレーデン領の当主が主ってことでジュリアスさまかな?


「できれば他の不毛な地にも豊穣の舞をお願いしたいと思うておるんだが無理かな?」

「ポムたちは気まぐれなのでいない時に私がお約束するのは無理です」


 承諾しといてポムたちに「嫌」って断られたら、大変だよ。


「それもそうだな。次訪ねる時に直接頼んでみるか」

 王様にお願いされるモニパル!ただのエロモニパルから大出世の予感。


 それから王女殿下に作った魔道具を見せられて、王様の魔力が馴染んでいるかを確認する。

 ちなみにもし作動する時は、特撮とかで最後の最後にピンチになった時に使う時に愛の力だ!とか言って光るときのイメージだ。セリフはないけど。

 通常の魔道具に込める以上の魔力が満ち満ちている。もちろん渡す時はこれが外部にバレないようにしておくんだよ。


「大丈夫です。もし足りなくても魔素でカバー出来るくらい満ちてます」

「そうか」


 一安心だね。


 王女殿下の婚姻は今日の祝宴で発表されて、アッガス開港の日にデレード国へ出発する予定らしい。

 お相手の国の王子は今は王宮に来ていて、船はレイドラアースのもう一つの港で停泊中、出立の前日にアッガスまで移動して来るそう。

 王女殿下の門出とアッガスの開港と領民へのお披露目を兼ねた披露宴を合わせて盛大に送り出すそうだ。


「グレーデン辺境伯、シーズ伯、よしなに頼むぞ」


 これってアッガスの開港日に王族が来ちゃうってことじゃん⁉大変だー!

 って多分ジュリアスさまたちもレオルカさまも先に聞いてたよね。


 うっひゃー、責任重大だよ。


「では宴を楽しんでくれ」


 時間が差し迫ってきたので待機用のお部屋に案内された。


「はぁー、やっぱりセリウスがアッガスもらえば良かったんだよー」

「俺は助かった〜」


 部屋にはアンゼリカさまとサーキスさまたちが休んでいたので、レオルカさまの愚痴を聞いて「なんだ?」って顔してる。


「下手したらウチより重要な場所になるんじゃない〜?レオルカが総領主で良いんじゃない〜?あはは」

 セリウスさまがレオルカさまの頭を掻き回す。これから祝宴に出るのにセットやり直し〜!


「嫌だよ〜、俺、分家の次男なのになんでこんな目に〜」

「本来は伯父上が継いでいたのだから、正当性はあるな」

「ジュリアスまで〜」


 ダレス義伯父さまはルドガーお義父さまのお兄様だから本来はダレスさまが継いでてレオルカさまの兄が後継でって感じだもんね。

 お義父さまが強すぎてダレスさまが「任せた」って降りちゃったらしい。この一族、名誉欲や自己顕示欲が無いっぽいもんね。

 

「ま、手伝ってあげるから頑張れー」

「人出も出す」

 クラウスさまもジュリアスさまもレオルカさまを宥める。

 ……海の幸にためにぜひ頑張ってほしい。

 

『主、開港の日からしばらく待てばクラーケンが見れるぞ』


 なんですと!アズライトってばサラッとすごいこと言った!


『いきなり海に船が多く出るととヌシたちが何事かと確認に来るであろうからの』


 マジかー!豊漁祭りー!!


「ジュリアスさま、アッガスには数日泊まれますか?」

「どうした?」

「今まで静かだった場所に多くの船が出入りすると大物の海獣が様子を見に出てくるとアズライトが言ってます」


 レオルカさまがお茶を噴き出した。

 優雅にお茶を飲んでいたサーキスさままで腰を浮かす。


「「「「「「!!!!???」」」」」」


「えええ、ディードの王子が来てるのにどうすんの」


 海の国の王子なら屁でもな無いだろうし、船に魔物避けも付けてるはず。


「なんだ。迎え撃てばいいだろう」

 アンゼリカさまが男前。

「そうですね。久しぶりに暴れますか」

 マデリーさまはさすがアンゼリカさまの腹心だよね。


「なんなら開港日の前に私が沖に出て餌になって囮漁しますか?」

 カマランのように入れ食いになるよね☆


「ダメだ」

「強い魔力があれば良いなら俺たちでも餌になれるよねー」


 なんにしてもイカがゲットできれば良いよ。


「早めにアッガスに向かう方がいいな」


 海の祭り再び!!


 オラ、ワクワクしてきたぞー!


 海の幸に想いを巡らせてたら、宴に向かうように呼ばれてしまった。








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