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ちびっ子ボディのチート令嬢は辺境で幸せを掴む  作者: 紫楼
三章

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226話 お花見まであと少し 

 何だかなって気持ちでいたら、ジュリアスさまは無理に赦す必要もなければ、嫌う必要もないって。

 いずれ気持ちが落ち着いたら手紙でも書けば良いと言ってくれた。


 ジュリアスさまが着替えてから食堂に向かったらいつもより少し遅い時間なのにみんな夕食を待っててくれた。

 そういえば伯父様に食事をって言ってあげれば良かったね。一応茶菓子とサンドイッチが出てたけど、手付かずだったと思う。


「さぁ、食事をしましょう」

 お義母さまが厨房に声をかけて給仕が始まった。

 久しぶりにタケノコが出てるよ。うまし。

 山菜ご飯とキノコ鍋って言う山の恵みスペシャル。

 松茸は無理でも舞茸、椎茸は近くで栽培出来るかも?


「そういえばね、ポムちゃんたちが近場の畑を巡って加護を使ってくれてあちこち大豊作なのよぉ〜」


 いつもの場所でティムと食べ物を頬に詰める競争をしてた二匹が自分達の話題で褒められてるって気がついて、お義母さまの前に出てきて「フンスッ」と胸を張る。


「プキュゥン!」

「モッキュン!」


 あざと可愛くお尻を振ってお義母さまに抱きつきまでしちゃう!お胸にダイブとはうらやまけしからんモニパルだよ。


「まぁまぁ!こんなに可愛くて有能なんて素敵な子達よねぇ♡」

 ティムはそうでもないかもだけどポムは絶対エッチなんだよねぇ。


「魔の森由来の樹木が実を付け始めたから、リーシャちゃんに近いうちに見に来て欲しいそうじゃ」


 おお!!もしかしたらブシの木も成長したかな。

 ポムの種をいっぱい植えた時はまだポムがレベルアップしてなかったから、一気に育てるとか思いつきもしなかった。 

 ポムたちの謎の舞をちょこちょこしてもらってても最低でも一年以上は掛かるかな?って思ってたんだけど随分と急成長だ。

 そういえば魔の森の植物って繁殖率と成長率が高いのかも?


「はい!どんな実が成ってるか楽しみです」

 

 しかしポムたち、元々すごいと思ってたらとんでも能力を持ってたもんだ。

 地の精霊の加護ってありがたいな。

 ティムの風の精霊の加護も。風って種を運んてくれたり、空気を循環させてくれるから植物の育成にも役立つ能力だもんね。

 しかもアズライトっていう水竜がいて水にも困らない!

 なんてラッキーなんだろうね。

 ディディエも風魔法が使えるし。うちの子たちってばすごい!

 あとは火の魔法が使える子が急に居ついたりして?そこまで強運は続かないか。


「あらぁ、他の木はお花見し損なったの、良かったのぉ?」


 実が成ってたらお花は終わってるね。

 ルルゥがなぜ私が庭の桜と普通の樹木で反応が違っているのか気になったみたい。


「どんな花が咲くとか気にしてなかったよ。でも次の機会には見てみたいな。お庭のはね、とにかく好きなの!」


 ブシの花、よく考えたら気になっちゃう。サムライ的な花って何だろ。


 桜の儚さがこの世界の人にも喜ばれるかはわかんないけど、気に入ってくれたら嬉しいな。


「そんなに楽しみにしてるなんてきっと素敵なお花なのねぇ」


 お義母さまのハードルがあがっちゃった!

 でもお義母さまの場合、ブラックチェリーパイの方が興奮するかも。


「明日か明後日の夜に満開になったらお庭でお弁当が食べたいのです!」


「まぁ、それは素敵ね!楽しみだわ」

「兄さんのお土産、すごく喜ばれてるじゃんー。リーシャちゃん!僕も近いうちにダンジョンに行って素敵な種を探してくるからねー」


 種は魔の森のでもポムの◯こでも、美味しい木の実が採れるなら大歓迎!


「ダンジョン28階まで行ければ良いな~?」

「ちゃんと最下層まで行くから心配ないよ!」


 お土産でセリウスさまと張り合わなくても良いのにね。

 セリウスさまがクラウスさまで遊んでる。

 種、28階にあったのかな?結構なレア物なのかも?


「楽しみにしてますね」


 オヤツにはニックスが担当したプリンタルトとりんごもどきパイが出てきた。りんごもどきのパイはスパイスが結構効いてる。なかなかやるな!ニックスもルルゥに負けずにハーブ&スパイス博士になってきてる。


 お部屋に戻って窓の外を確認するとさらに少し咲いてる。

 お月様が満月に近い形をしてるから、ちょうど良いかも。三日月も好きだけど。


「ほう、可憐な花だな」


 一輪は小さいけど満開になったら華やかにもなる。

 上から桜を観察できるなんてちょっと楽しい。


 いつまでも窓を開けて桜越しに月を眺めてたら、「さすがに体を冷やす」ってお風呂に連行されちゃったよ。


 グレーデン領、夜は年中20度前後。体を冷やすほどじゃないよね?


 でもジュリアスさまがベタ甘なのは嬉しいので冷えちゃったことにしちゃおう。





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