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ちびっ子ボディのチート令嬢は辺境で幸せを掴む  作者: 紫楼
三章

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125話 タコ焼きが・・・

 軽く汗を流してニーナ達に着替えを手伝ってもらって。

 お人形の出来上がり!

 お客様が来るからっていっても別荘なので多少軽装。

 でもお義母さまの(対私用の)趣味のレースてんこ盛りで超ロリータ風味だよ!

「リーシャ、可愛くしてもらったな」

 ジュリアスさまったらちゃんと褒めてくれた♫

 ジュリアスさまも騎士服や夜会衣装よりは軽め。逆に体格がはっきり出て辛抱たまらん感じです!

「ジュリアスさまも素敵です♡」


 多分筋肉大好きなお義母さまが私の提案したデザインを元にテーラーに色々お願いしてより良いラインを追求したんだと思う。だって筋肉が・・・すごい。

 憧れの王子様を見るような気分でジュリアスさま(の胸の盛り上がり)をうっとりと見つめちゃったらジュリアスさまは少し顔が赤くなったよ。

 大胸筋だけじゃなくて広背筋も好きだけどね!大臀筋も腸腰筋もジュリアスさまは綺麗に仕上がってるからオススメだけど服の上からは見えないからね☆

 多分ね、サーキスさまもルルゥもかなり均等で綺麗な育て方をしてると思うけどジュリアスさまほど体が大きくないんだな。

「うふふ」

 ジュリアスさまに抱っこされたのでより筋肉が近くなって幸せ。

 ルルゥは晩餐の準備をしていてセバスチャンやニーナも食卓を整えてくれてる。


 私たちはアルジェさまのお迎えに船着場まで行くことにした。

 着いてみれば、船が海獣に襲われててサーキスさま達が嬉々として倒してた。

 アルジェさまや護衛さんたちも戦ってるけどね!

「船に魔物避けついてるんじゃ??」

 ハリセンボンみたいな形をした大きな魚が船に向かって針を飛ばしてるし、イカもどきが船に巻き付いてるし、ノコギリザメみたいなのが船の周りを飛んでる。

「活性化してる状況でこの島に来るんだから巻き込まれるのは仕方ない」

『船を襲ったのではなく海魔獣たちが今戦っている場所に船が入ったわけじゃしの』

 ジュリアスさまとアズライトが当然のように言うのが怖いよ。


「この針はいい武器になるぞ!ギリギリまで吐き出させろ!」

「ノコギリもいるぞ!しっかり仕留めろ」

 アルジェさまもめっちゃ楽しそうに戦ってる。

 鑑定してみたけどあまり美味しくなさそうだからお肉は取れなくても良いや。

 しばらく波がかからない場所で様子を見守った。大きいものがほとんど出て来なくなったくらいで終了した。

 出てきた分がみんな屠られたので魔獣避けが仕事しているらしい。


「いやぁ!久しぶりに良いのが出たぞ」

 アルジェさまがご機嫌。普通は襲われないほうがいいんじゃ?

 アルジェさまの騎士さんたちはうちの騎士さんたちとお庭でバーベキューをすることになって。

 アルジェさまはご長男のデネブさまを連れて来ていた。

 ヴィアナさまは船が苦手だからお留守番なんだそう。

「この前は学園から帰ってこれていなかったから今日は連れてきたぞ」

 デネブさまはアルジェさまに似たイケメンだ!13歳なのだそう。

「ゲテモノ好きな変わった女はお前か!ペオウンが食えなくて悲しんでたらしいから似たのを探してやったぞ!」

 いきなり喧嘩腰かと思ったら何やらドンと木箱を差し出された。


 チェイスさんとルルゥが開けてくれると2人とも一瞬体が浮いた。ビクって感じ。

「・・・ッこれは?」

「帰宅途中に父上からペオウンっぽい食えるやつがないか調べてこいって連絡が入ったから隣の領で聞いたらコイツが出てきた」

 箱の中身を覗いてみたら、赤紫色で肌がちょっと鱗みたいな硬そうな感じの足が15本ある不気味なのがうねってた。

 〈ハジャンク。軟体。なんでも食べる海の嫌われモノ。タコのようなコリコリ食感。吐くスミは海に魔物の目眩しに良い〉


 また微妙な《鑑定》さんよ。

「これ食べられるの?」

「漁師は焼いて食うと言ってた」

 ルルゥは少し引いてるけど、イカも蜘蛛も食べるくせに何日和ってんの!

 それに!

 それにだよ!!


 ・・・たこ焼きキターーーーーー!!!!

 タコワサもいけるよ!なんだもん!


「ルルゥ!早速作ってほしいの!アルジェさま、デネブさま本当にありがとうございます!ちょっと調理をしてきますので先に食事を始めてくださいませ」

 おそらくめっちゃいい笑顔を繰り出した私にデネブさまがちょっと赤面!

 可愛くてごめん遊ばせ!千年に一人のアイドルくらい可愛いもんね。お年頃の男子ならテレても仕方ないよ!自分で言うなってやつだけど☆

「・・・マジで食うんだ」

 小さい声で呟いたのは私には聞こえてなかった。


 食卓にはジュリアスさまとクラウスさま、アルジェさま、デネブさまが残った。

 夫人としてはダメな行動かもだけど、たこ焼きがやってきたなら仕方ないよね☆

「ルルゥ、これ鱗剥いで滑りをとってちょうだい」

 タコに鱗ってなんだろ?謎生態。

 私は鍛冶屋にお願いしていたたこ焼き用の鉄板を出して携帯用のIHコンロで温める。

 鉄板の油の慣らしは済ませてある。てへ☆


 小麦粉を溶いて出汁は干した魚を煮出したやつで代用。ネギもどきと生姜もどきターラ(トロロ)も混ぜて。天かすも入れるよ。

 ハジャンクはぶつ切りにしてもらった。

 温めた鉄板に生地を流し入れ、材料を入れて最後にハジャンクを入れる。

 ジワジワ焼ける様子を眺める。

 嬉しい!

「この鉄板で丸いのじゃないとダメなの?」

 普通に焼いたらチヂミとかネギ焼きじゃないか!それも美味しいけど!

「ルルゥ!食べたらわかる!」

 私は千枚通しで焼けてきたのをクルクルっとまわした。


 青のりはないし鰹節もないけど、鰹節は小さいめの魚を乾燥させて粉砕したのを代用に。

 この前作ったソースとマヨネーズをかけて。


 ドヤァ!!!


 小皿に3個乗せてルルゥに渡す。

 私ももちろん味見。

 ・・・ああ。

「っ何これ!美味しいわ!」

 そうでしょうとも!

 やっぱりちょっと違うけどそれでも懐かしい。

 これはこれで良いんだ。


 ついでにハジャンクを生のままスライスしてパバブを添える。

 ん!お約束でアズライトとポムとティムが味見に来たね。

『クズなモノだと思っていたらうまいではないかの』

 いや君はパバブが好きなだけでしょ。

「キュ!プキュ!キュキュキ!」

「モキュッ!モキュキュ!」

 ポムとティムがたこ焼きをできるだけ頬袋に詰め込んで、一つを器用に掲げながらお尻をフリフリ踊っている。


 ルルゥは早速クルクルな焼き技を習得して大量に焼き始める。

 見える!背景に大阪が見えるよ!

「ではお運びします」

 いつに間にやらいたセバスチャンとニーナがたこ焼きとタコワサを運んでいく。

「リーシャちゃん、あとはするから食べていらっしゃいな」

 食卓に戻るとアルジェさまとデネブさまが昇天してた。合掌。

と言うのは冗談で、ルルゥのご飯に驚愕して愕然としたあと、たこ焼きでトドメだったらしい。


「俺たちは今後何を食べても幸せになれない・・・」

 あちゃ~。


 食後にレシピの提供やお魚類の流通とか色々サーキスさまとルルゥも同席して相談して決めて。

 冒険者にマジックバッグを貸して早馬便をしてもらうんだって。

 マジックバッグ、冷凍庫の機能を付与して作ってみようかな。


 ハジャンクはサイズ的には最大80cmくらいだそう。

 他の魔獣な海獣とかは馬鹿でかいけど運べる程度のマジックバッグを貸し出すらしい。

 アルジェさまがコックさんをうちの研修に来させることでなんとか絶望を脱した。

「俺、学園のご飯に戻りたくない」

 デネブさまは浮上できない⁉


 夜は船を出せないのでアルジェさまたちはお泊まり。

 船を置いてない方の浜で、アルジェさまたちは騎士さんたちに混ざって海の大運動会に参加した。

 ジュリアスさまは少しだけ参加してすぐに戻ってきた。

「人が多すぎて獲物が足りないからな」

 って苦笑い。

 多分、普通の人たちが100人いてもしんどいと思うよ?


 翌朝、デネブさまも徹夜で参加したと聞いてビックリだったよ。



今日はこの一話だけ・・・

別作品の書籍が発売されたのでそちらの更新をしました

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