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魔の腐人  作者: ギャワ
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炎の熱

「行くのね。了解。ただ無茶はしちゃだめだよ~。」


そういいながら俺の頭をなでる。まあ悪くない。いや。


「何頭なでてんすか!?子供じゃないのにー。ったく」


「ごめんね。ついつい。」


プー。俺子供じゃないのに。。。まあ行くか。そうして俺とリンさんは北へ向かう。北に来た。ダジャレじゃないぞ。北に来た


 リンさんが近くの小屋を見つけてそこに一緒に入った。そこには無能力である遊園地の仕事の人たちが5人と老人が1人いた。皆顔色が悪いな。老人が話かけてくる。


「リンちゃんや、ゴウさんがやられてしもうた。もう前線はここにいるものだけじゃ。すまんの」


 おじいちゃんが悲しそうに話しかけてきた。リンさんの顔色が悪くなったのが分かった。


「そうなのね、、私はこれより前線をあげる。一人でね。柔君ここまでありがとね。あなたなら一人で皆を仲間のもとにたどり着けるから安心して。」


 え、。俺は理解した。魔法隊のもう一人がきっとゴウさんだったのだろうと。そして、一人では絶対に死しか待っていないということを。


「何言っとる!リンちゃんも船で逃げなさい。おじさんが時間稼ぐから。無能力の人たちと一緒に逃げなはれ。術式持ちがおる。いったん落ち着きや!」


 おじいさんがそういう言う。リンさんは一度踏みとどまった。術式とは魔法の型を作っているもの、つまり魔法の個性をもっている。魔法以外にも術式、躁術、呪術、光神、忍術があるとされている。能力持ちは一般的にどれか一つが与えられる。ちなみに俺は術式もある。つまり特別。ありがとう、パパ、ママ。俺今この読者に自慢できてるよー。俺の術式は自分より弱い攻撃をカウンターし、カウンターした攻撃を自分の力に変えるといいうもの。ちなみに強さに応じて位がついていて総合的に評価される。C、B、A、S、Gの五段階ある。Cは銃持ち無能力者レベル、B戦車レベル、A一つの地域を壊滅させれるレベル、S一人で国を壊滅できるレベル、G世界破壊レベル。Cでもすごいからね。俺はAに最近なった。自分の話はここまで。ちなリンさんはA。先輩である。するとリンさんが何かを決心したように動き出した。リンさん行く気だな。よっぽどゴウさんを慕ってたのだろうか。


「行くなら僕も行き、」


 その瞬間上から炎の竜巻が襲った。あっつ。俺はすかさず交わした。しかし無能力の5人が炎で焦げてしまった。くっ!くそが!!即死だ。ごめんなさい。俺が警戒していれば、、、おじさんとリンさんは?、振り向くとおじさんは片手が黒焦げになってしまっている、リンさんは交わしたものの絶望した顔をしていた。まさかこの炎、、、焦げ落ちた天井にゴウさんらしき人がいた。しかしもう手遅れだ。彼は腐化している。リンさんが彼に話しかけるその目は悲しみに満ちている。


「ゴウ、ゴウなの?ここ乗り切ったら話があるって言ってたじゃんか!なんで、なんで、どうしてこうなるの、、、」


 リンさんが涙を流しながら彼に問う。彼は答える。


「リンか、俺からの話は特にない。あ~いやある。お前も腐人になろうよ。つまらないだろ。なんのために戦ってんの?こっち側になれば楽だぜ。弱い人間ころせばいいだけだからさ。」


 と彼はリンに促した。


「だめだ!もう正気じゃない。もうゴウさんじゃない。リンさん!!」


 俺は叫んだ。しかし聞こえていない。彼女は聞こうとしていない。俺が解釈してやるしかない。俺はすぐに剣を構えた。


「火炎魔法 竜巻&炎狼【えんろう】」


 まずい、竜巻のせいでリンさんと分断された。この竜巻では近づけない。リンさんのもとに炎の狼が向かっていく。くそ。リンさん逃げてくれ。心でそう叫んでいる。おじさんが術式を発動させた。「術式 風船」俺に向けて打ってきた。体が軽くなり、ぷかぷかと浮くようになった。しかし、竜巻で思うようにいかない。突如、竜巻が消えた。なぜかわからないがこの機を逃すわけにはいかない!ゴウはこっちを見ていない。きっとここまで来れないと思っているからだろう。俺の剣の範囲に!もらったぁ!うおお。首を切った。そして、灰になり消えていく。バン!!風船が破裂したかのような音が耳元でした。術式が解除された。落下していく。下におじいさんの姿がない。まさか自分を風船にして竜巻を風船の中に、つまり自分の体内に竜巻を吸い込んだのか。あの破裂はまさか、。もう考えたくもない。リンさんは、、、、、!?嘘だろ、。床に落下した。今一瞬雰囲気が違った。まさか、もうやめてくれ。

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