【イケメンに限る】2021年衆院選総括【ババア最強】
「ゴールドorボール!金を出せ!さもないと、国ごとタマタマを潰しちゃうぞ!」
ドーモ。エッセイ読者さん。そんな感じでカミーユネタと絡めようかと悩みながら、公約通り武闘派令嬢のおまけを書き終えてホッとしている毛の生えた底辺作家デス!アイエエエ!(ちょっと自己紹介が長いか?)
作品自体の出来はそこそこ。私の場合は小説を書き終えてから1週間程度寝かせてその間に小ネタの追加や誤字修正、その他校正作業をするのですが、今回は最近まで仕事が忙しかった挙句ネタ出しはある程度してたとはいえキャラ特性の再確認などにも時間を取られ書き終わったのがハロウィン当日。ハロウィンネタなのでこれ以上寝かせるわけにもいかずそういう意味では中途半端な出来になってしまいました。
とはいえ本編よりおまけが長くなった謎の食玩状態で本編1,1万字に対しておまけ1.3万字という作品になったのですが、これに対して評価とブクマの合計で40ポイント前後。合計4900ポイントで仕事量に対して割に合わないかという気もしますが本編が半年近く前ですから見に来た人の大半は本編で評価を入れてくれてた人たちかと思います。感想も追加が来ましたしタマタマ潰すだけの作品にユニークで500人くらい見に来てくれたと思えば十分かとも思います。本当にありがとうございます。
公約としていたネタを書き上げてホッとしました。連載もエタっていますし手探りでやっている部分もあるので公約のすべてを守れるわけではありませんができるだけのことはやりたいですからね。
さて公約という話から今回の本題である衆院選です。11月1日0時の時点で大勢が判明したわけでその時点での話です。とはいっても党勢とか政策とかの話をしたいわけではありません。そんなものは政治評論家に任せておけばいいのです。で今回のネタは
・イケメンはやっぱり強かった
・日本で女性議員が増えないわけ
この2本立てです。
まず前者ですがはっきりわかるのが維新の躍進です。前回の3~4倍の議席獲得。この理由は明白です。
『コロナ問題で吉村知事の露出が増えたから。』
政策の賛否はあると思いますがどう考えたって彼はイケメンです。有権者は政策なんてわからなくても顔の善し悪しはわかる(笑)。いや冗談抜きで。同じように静岡の細野氏や小泉ジュニアも圧勝です。何がそんなに受けるのか。ちょっと前のエッセイでもやりましたが、まめなイケメンはモテる。これに限ります。なろうの恋愛カテのヒーローはいつだってイケメンです。イケメンのタマタマをわざわざ潰して回っている人間なんて私を含めてごく少数。マイノリティーの中のマイノリティーなんです。ネット世論では吉村氏をはじめほかの二人も評判は良くないように見えます。ですが大切なのは選挙区内のおばちゃんからおばーちゃん。ご婦人方のネットワークはすさまじいものがありますからね。異世界恋愛でいう社交界のうわさみたいなものです。
でもって石原氏は開票と同時に落選。石原軍団が応援しなければこんなものです。え?石原軍団なんてもう過去の人だろって?高齢者とくに高齢女性にとって鬼籍に入られたダイモンこと渡哲也やあぶない刑事のセクシー鷹山こと舘ひろしなんかは永遠のアイドルなんですよ。
これは公明党なんかを見てもよくわかります。公明党は婦人会の力で成り立っていると言われていますが学会では池田大作が永遠のアイドル。そして議員先生方もミニアイドルのようなものなんですよ。私は学会員に知り合いもいますが議員と一緒に撮った写真などをそれはそれは嬉しそうに見せてきますからね。
維新の吉村さんなどはきわめて強力な看板になりましたが、クマを作りながらも仕事に打ち込む姿勢はさぞ高齢のご婦人方の母性本能をくすぐったのだと思います。その証拠に露出の多かった大阪ではほぼ圧勝でしたからね。自分たちのために頑張ってくれる年下のイケメン。そりゃそうなりますよ。
あおりを受けた立憲の幹部である辻元議員は党幹部であり当選回数も多かったのに完敗ですからね。
それともう一つ気にしなければならないのは高齢のご婦人方にとって女遊びはご法度ということです。細野氏はどうなの?というかもしれませんが恋愛はまあいいんですよ。仕事をさぼって、要するに自分たちをないがしろにして女にうつつを抜かすのが良くない。
コロナ下でクラブ通いをした公明党の遠山氏は学会婦人部に許されず辞任。自民党を離党した銀座三兄弟のうち大塚氏は別件もあって不出馬。松木氏は落選。田野瀬氏のみ当選という結果に。この問題だけが争点ではないと思いますが絶大な影響があったと言っても問題ないでしょう。
次に女性議員が増えないわけですがこれは前者の問題とも密接なかかわりがあります。やはりここでも高齢女性が主役になりますが、当然高齢の女性は男性に投票しがちです。日本人女性の平均寿命は87.74歳。先ほどの永遠のアイドルの件もそうですが、60代なんて坊やだからさなんですよ。実際老人ホームの社交ダンスなんかでは男性1に対して女性10くらいという貞操逆転世界のような状況のところもあるそうです。寿命自体もそうですが健康寿命もかなり違うのでしょう。
日本の女性政治家で最も影響力があった人といえば土井たか子氏と小池百合子氏だと思いますが、野党の党首と都知事止まり。自民党総裁どころか幹事長にさえ一人もいない。これはひとえに女性議員が女性票を取り込み切れていないからということがあるのだと思います。女の敵は女というやつですね。
公明党などは先ほど書いたように婦人部が大きな力を持っています。にもかかわらず公明党の女性議員の割合は15%自民党に至っては10%です。人口性比(女性100人に対する男性の数)は95.8ですよ。女性のほうが人口は多いのにこのありさま。そして高齢男性は年齢とともに孤独化しますが、女性の場合は井戸端会議や長電話などを通してインフルエンサーであり続ける。
良く日本の政治は「ジジババどもの意見しか通らない」という人がいますがこれは完全に誤りです。
金髪のグラサンイケメンが
「新しい時代を作るのは老人ではない。」
なんていうセリフを言って若者に檄を飛ばしましたが、世の中、特に日本の場合は
「新しい時代を作るのはババアである。」
というのが正しい現状理解だと思います。
そんな感じで日本の選挙はイケメンとババアでできているのだなと感じた今回の選挙でした。
ジェンダーフリーって何だろう?