喜嬉
この気持ちは
どう表現すればいいだろう
この心は
何と名前を与えればいいだろう
私の初めての本
私の自慢の愛し子ばかりを集めた本
それでも それは
とても満足いく代物とは
言い難いモノ
色々と至らないまま
それに気付いた頃には全て遅く
踏み出してしまったモノ
それでも
それを手に取って
“宝物”だと言ってくれた人がいる
ああ
この気持ちに
この心に
私は何と名を付ければいいだろう
色々なコトバが混ざり合って
それでも
どれひとつとして正確ではないようで
ただひとつ
確かなことは
私の中にあるこの気持ちに
“喜び”と“嬉しさ”が
溢れていることだった
時間的にはこんばんはですが、ここはやはりいつもどおりに、こんにちは、葵枝燕です。
『喜嬉』のご高覧、ありがとうございます。
今回の詩は、私の初めての作品集を手に取ってくださって、「宝物」だと言ってくださったある方に向けて——というよりは、そんなふうに言われたことを忘れたくなくて書きました。
字が小さかったり、誤字や脱字があったりと、色々と反省点多い作品集ですが、本当にそんなふうに言っていただけて、葵枝燕は空を飛べそうな気がするくらい、今浮かれているかもしれません。
なんていうか……まだ書くこと、やっていける気がします。
それでは、このへんで。
ありがとうございました!