014 『説得と納得』 春の一月、七の日
馬場和子です。
翌朝になり。
各自、予定通りに行動を開始しました。
予定というのは村人たちの説得です。
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■帝国歴308年 春の一月、七の日■
姫さまが一つ目の村の説得を行います。
スペインさんが2つ目・3つ目の村の説得に出かけます。
念のためアイスさんに付き添いを頼み、村への移動をお願いします。
アシュリーは3つの村を昨日同様めぐるようにお願いします。
「さんぽなのー」違います!
食材も分割して配布済み。
あたしにだけが役目がありませんでした……役立たず。どんまいアタシ!
もっとチームとして貢献できる方法を考えていかないとですねー。
痛感させられました。
サポートしなければです!
主に姫さまを!
ちょっと気合いで元気出てきました。
やりますよー!!
あたしは1つ目の村で、肉を増し増しの炊き出しをおこなっています。
炊き出しも3日目に突入しましたので村人たちは固形物もかなり受け入れられる様になってきています。
この調子で皆さん回復してくれるといいですね。
村長さんがお礼を述べてきました。
しかし、これ以上差し出せるものがないと言い始めたのでビックリしました。
何から話せば伝わるのでしょうか?
「村長さんの目の前にお腹を空かせて寝込んでいる子供がいるとします」
「そして、その時の村長さんは食べる物が自分の分以上に持っていました」
「その場合、村長さんはどうしますか?」
「子供に食べ物を差し出すと思います……」弱々しく答えをくださいます。
「ええ、多くの方がそうするでしょう?」わたしは続けざまに意見を述べていきます。
「そして、たまたまですがあたし達が今、その状態なのです」
「ですから、今はその状況を受け入れていただいて、今後どうするかを考えてください」
「そして、あらためて皆さんで話し合いをしてみてください」
「あたし達にできる範囲の事はさせていただきたいと思っています」
村長は頷き考え始めました。
良い方向に向かえると良いですね。
全力でお手伝いしたく思います。
姫さまが最終説得をおこないます。
できる限りの人を村長の家に集めて姫さまが全員の顔を一人一人みていきます。
表情は弱々しいですが顔色は戻ってきているような気がします。
「あなた方の若い人々もいつか私たちの村に迎い入れたく思います」
「その為にその時のために生きて、私たちと共に出迎えてくれませんか?」
「約束します。奪われた人々は必ず取り返します」
「希望はあります。私たちに時間と機会をください」
この後も他の村をまわり同じように説得をしていきます。
この姫さまの力強い説得により。
3つの村の大半の人々が移住に同意してくださいました。
大半に含まない一部の方がいらっしゃいましたが、3つ目の村で若い人々が帰って来るのを待つそうです。
自主性に任せるしかありませんので、今は仕方がないのかもしれませんね……残念ですが。
しかし、連絡方法は確立できませんでしたが。
あるだけの食料と最終手段を用意して、手渡す事ができましたので最悪の事態は回避できると信じています。
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■クイズ■
最終手段。
切り札とはなんでしょう?
ヒントを言います!
村人の移動方法に等しいです。
答えを姫さまに伝え準備も完了しています。
準備をしてくださったのは主にスペインさんです。




