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COFFEE BEANS  作者: 豊十香
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第3話 モカ乗り込む

「おうおうおうおうお魚魚魚魚う!!!ちょっと待て、てめ〜ら!!!ここがどこだかわかってんのか?ファハ〜ン?」


「わかってんのか?ファハ〜ン?」

大切な大切な薬代を取りに、ノート盗賊団のアジトへと向かったモカとメープルは、早速アジトの門番2人に絡まれていた。


「ちょっとそういうの今間に合っているんで、お先失礼します」


「あっ、そうなんですね。これはこれは失礼いたしました。さぁさぁ、どうぞどうぞお進みください。・・・ってなるかバカァァァ〜〜〜!!!」

モカの"ノリで行けるっしょ作戦"大失敗である。


「なんだ!よく見るとこの前のガキと紙袋じゃねぇか!!!」

そう、よく見ると門番の2人は先日メープルを襲った盗賊2人だったのだ。そのことに、兄貴ではなく若い方の盗賊が先に気がついた。


「兄貴、あの時のガキと紙袋ですよ」


「なんだなんだ、あの時のガキがノート海賊団のアジトに何のようだ?ファハ〜ン?それに、隣のチビっこいのは何だ?ボディーガードか何かですかファ〜ン!プププ。そんな弱そうなボディーガードつけて、この前の仕返しにでも来たってかファ〜ン?ごめんねぇ〜僕ちゃん。俺たち、今おやつのバナナ食べてるところだから、かまってあげられないのぉ〜!!!」

お気づきだろうか?この盗賊の兄貴の方、モカのことを知らないのである。それもそのはず、あの時、この兄貴はメープルに気を取られていたため、自分のことを吹き飛ばした存在のことなど、全くこれっぽっちも見ていなかったのだから。


「兄貴!コイツですよ!兄貴のことを吹き飛ばしたヤツっていうのは!!」

弟分が余計なことを告げ口した。


「ファハ〜ン!なんだって〜!!!てめ〜か?あの時、俺を山3つ分も吹き飛ばしたヤツは?」

"えっ?そんなに吹き飛ばしたの?"と、メープルは驚いた。


「だがなぁ〜、今日はこの前みたいにはいかねぇぞ〜」

兄貴の"やられるフラグ"がエゲツないくらいに立った。


「あれから、俺たちも力をつけたんだよぉ〜。もう、あの時の俺たちとは違うってところを今から見せてやるぜ!いくぞ、リーフ!ファハ〜ン!」


「へいっ!ルーズの兄貴!ファハ〜ン!」

そう言うと、2人は一斉にモカの方へ走ってきた。


「まずは紙袋、お前からだぁ〜!!!俺たち2人の息の合ったコンビネーション技の最初の餌食になりなーーー!!!」

早い!とても早い!目では追えるが早い!この前からは想像もできないようなスピードで2人が迫ってきた!そして、次の瞬間!


ツルツルツルーーーーーーーーーン★★★


2人は、おやつに食べていたバナナの皮で滑ってしまった。自分たちが食べたあのバナナの皮、自分たちでポイ捨てしたあのバナナの皮に、足を取られて滑ってしまった。勢いよく滑った2人は、エド●ンド本田のスーパー頭突きのように頭からモカに突っ込んでいった。


「兄貴!もしかしてこれって?」


「言うな!もしかしなくてもこれって・・・」


『この前と同じじゃねぇか〜!ファハ〜ン!!!』

盗賊2人は仲良く、"ファハ〜ン"をユニゾンした!


ついてない兄貴と弟分の誕生まで、


あと5m


あと3m


あと1m


ドンッッッ!!!!!!


ピュ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!


キラーーーーーン★★★


あれだけ2人で技を練習したのに、あれだけ何度も"踏み込みは右足からにしようね"と、2人で確認しあったのに、自分たちがポイ捨てしたバナナに、その名の通り、足元をすくわれる形で、兄貴と弟分の戦いは幕を閉じた。


「モカ様って、本当にお強いですね??」

メープルが尋ねる。


「いや、何もしてなくね?」

モカが逆に尋ねる。


「まぁ、そうですが、この調子だと、なんだかノートのところまでスグに辿り着けそうですね。・・・あれ、どうされました、モカ様?」

よく見るとなんだかモカが小刻みに震えていた。


「あぁ〜、魔法打ちてぇ〜。消化不良だわぁ〜!すぐやられ過ぎだわぁ〜」


改めてお伝えしておくが、モカは大魔法使いである。そう!魔法がとても得意なのである!魔法で状況を打破してこそ、モカのアイデンティティーは保たれるのである!生きていることを実感できるのである!そう、今モカはイライラしているのである!


「だ、大丈夫ですよモカ様!この先には、もっともっと強い敵が待っているはずですから。安心してください。必ず窮地に立たされるはずです!そして、そんな窮地を魔法でひっくり返せば、めちゃくちゃ気持ちよくなりますって!」


「本当か?」


「も、もちろんですよ!もう、次の手、その次の手と、相手を倒すために頭使いまくりですよ。骨のある敵と戦えまくりですよ」

メープルは、自分が何を言っているのかが途中でわからなくなってきた。


「よし、そこまで言うならもう少し頑張ってみよう。さぁ、先に進むぞ、メープル!!」


「はい!」


ノート海賊団のアジトには、まだ入ったばかりである。これから先、どんなヤツらが待ち構えているのかはわからない!ただ、1つだけはっきりと言えることがある!モカよ、なぜさっきの盗賊たちにメープルの薬代のことを聞かなかった!はじめに吹き飛ばした時に、さっきの兄貴が何処かの山へお金を落としていたら、そもそもノートに会っても意味がないぞ!!!そんなことには、まったく気づくこともなく、モカとメープルは先へと進む。

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