3. その名は「読んでよっかな」ボタン
前話の続きです
考えてことありますか?「いいね」ボタンの英語原文はLikeボタンですが、あまり正しい翻訳ではないと思いますね。「いいね」は話の対象の評価する意味合いが持っていますが、Likeはあくまで自分で気持を表現することで、人それぞれ別の解釈ができます。この事についてググったら、《「いいねの世界」 −「like」と「いいね」の言語的な違いから考える》というエッセイが出るので、興味を感じる方はそれを読んでください。まあ、今になたら、皆はもう慣れてきたので、気軽にいいねボッタんを押せるでしょう。ツイ◯ター、インスタグ◯ムとタ◯ブラに至っては、文字抜きでハートマークだけで表現することになっていますね。
ここで何が言いたいと言えば、「いいね」ボタンは評価システムであっても、「評価」をあげるシステムではないです。そう、重要なのは評価する行為自体が、「評価させてる」と思わせない、気軽にできることです。前話はUX関連の話もしていましたが、この「いいね」ボタンのUXを評すれば、ユーザにストレスを感じさせないシステムと言えます。さらに、「いいね」ボタンのもう一つの長所は「あげた評価が即時に反映すること」だと思います。即ち、自分の行為が確実にコンテントを「助けている」実感があげます。
それに比べると、現存の小説投稿サイトの評価システムは中々おかしい。なろうの評価システムは評価ポイントをあげても、小説情報ページや検索ページに行かないと反映してるかどうかは見えない。一方、カクヨムは目次ページに評価すれば、即時に反映されますが、ページ中一番大きのは自分があげた星の数で、作品の星の総数は小さなフォントだけで評価欄の右上に表示しています、大きい数字は作品目次の上方にいかなければ見えないです。毎話下方の評価欄なら、やはり星の総数は見えない。そしてどちらも、「読了後の評価」か「おすすめレヴィウ」という行為を自覚させます。
ここまで言えば、もうお分り頂けると思うが、私は小説投稿サイトの評価システムは点数を上げる方法ではなく、「評価」と明言すること必要もなく、一つのハートマークで事足りると思います。ぶちゃけ言えば勧めたいです。目次か最終話だけではなく、どのページもその一話が読み終わった位置ですぐ見える「いいね」ボタン(といいね総数)が推薦します。
強いてこのボタンに名前を付ければ、「読んでよかった」ボタンと名つけます。心が揺さぶらなくても、「読んでよかった」。ストーリーが全面的に肯定しないけど、「読んでよかった」。初心者の書いたテンプレ的な話だけど、「読んでよっ方」。そう、これは評価という評価ではない、ただただ「読んでよかった」んだ。
「でも、そんなものは点数が付けないじゃないか?すんごく良い作品とちょっと良い作品は分別できないだろ?」と言われたい方がいるでしょう。たしかにその通りです。でも、それは評価システムが正しく機能しているならの話です、それは現実には当て嵌まらないことだと思います。
まず、なろうでの評価システムは5+5、満点10点ですが、評価をあげたことがある方は普通、なん点をあげますか?私の場合はどんな作品でも10点をあげました。なぜなら、その作品をランキングに載させたいから。実際、今私が書いているこの作品も今時点で3人の評価を有り難く頂けましたが、どれも10点です、本当に有難うございます。自画自賛はともかく、自分は自分の日本語は良くないと自覚してますので、文章評価で5点満点を貰えることは中々ありえないと思います。それでも、満点をあげ方がいれば、それは私の文章はどうでもよく、とにかくもっと人に知られたい気持ちで満点をあげたではないかと自己解析します。(間違っても点数を下げないないでくださいね、ここは切実に願えます……)
こほん。えー、とにかく、なろうの点数システムは壊れていると言いたいです。カクヨムに関しては、ボタンを一回押せばば星一つ、三回押さなければ満点にならないので、恐らく一般は1点か3点をあげるではないかなー?1点の場合は3回も押さなければの面倒さが嫌で、3点の場合は一般的にレヴィウも付ける、作品をランキング上位に乗せたい気持でやったと思います。結果を見れば、この評価システムはやはり正しく運用していないと思う。結論を言えば、作品に点数をあげさせるより、より多くの読者が気軽に「いいね」できる方が、どの作品がより支持されてるかと易く判断できるとおもいます。
それでも、やはり「いいね」でけでは足りないと思うなら、フェ◯スブックの2016年に実装した新「いいね」ボタンを参考してください。ボッタんを長押せば、六つのリアクションボッタんが現れます。重要なのは、ここまでの動作は1回だけクリックすることができます。この「1回」がすごく、すーーんごく重要なことだと何度も言わせます。冗談たど思われるかも知れないが、もし2回だと、やらない人が確実に現れます。話に戻りますが、小説にあげるリアクションは六つも必要するとは思はない、私からしてみれば、デフォルトで「いいね」、それ以外は「ワロた、泣けた、プンプン」、合計4つで足りるとおもいます。前話は一発ギャグネタ作品は評価が得られないの例をあげましたが、このシステムでは気軽に「ワロた」をあげます。或いは、しめじめた展開が好かない読者でも、バッドエンドのストリーに「いいね」をあげなくても、「泣けた」のリアクションが貰える可能性があります。そう、だからこのシステムの利点は本来評価が得られな難い作品でも、評価が得られることです。
ここでもう一つの提案があげます。なろうとカクヨムの評価は作品毎にあげるけど、私は作品の毎話で評価出来るシステムに変えることを勧めます。これは作品のランキングのためではなく、作者のモチベーションを継続的にあげることが目的です。極論だが、作品はランキングが載せなくても、毎日「いいね」が貰えるなら、作者は書き続けます。(それはプレシャーになれることはともかくだが)
ここでまた疑問が思う読者が現れるだろう。もし毎話も評価を貰えるなら、毎話が短めで話数を増やす方が、また長編小説の方が有利になるではないか、と。それは「いいね」数とptが直接の関係を持つならそうだが、アルゴリズムで調整するなら解決できます。たとえば、ptは「いいね」数をアクセス数で割る、一話の文字数や全作文字数と反比例で、毎話もあげる読者のポイントも反比例する。そして全サイトに「いいね」を乱発する読者より、滅多に「いいね」しかあげない読者のポイントの方が比重が重いとか、色々のパラメターが調整できます。或いは、ア◯ゾンみたいに、評価をあげたユーザとユーザがあげた平均の点数(ここは「いいね」数をアクセス数で割る点数になります)双方表示することもできます。実際、いまのなろうでもやりたいならやれることなんだが、まあやらないだろうと思うけどね……
で、もう一つ推奨することがあるんだけど、現在の長編ウェブ小説は百万文字数、果ては千万文字数の作品もあります、それらの作品を強制的に単行本1冊ぐらいの文字数で話を分けることが勧めます。なろうでも少量の作家がやっているだが、作品に1、2、3などを付ける方法です。なぜそう勧めたいかと言うと、それはより正しいランキングが付けますから。
例えば、とある長編小説は展開が遅めで、中期になってから盛り上がる作品がここにあります。もし一括に評価を計算するなら、中期あたりはどんなに良くても、初期のせいで評価が下げます。逆に始めは良いが、後段で迷走する作品もそうです。もし一冊一冊で割るなら、その評価の変化がより易く見えます。そして、作者もまたどんな話がより受けがいいのかがより易く分析できます。読者にとっても、ストーリーの傾向が見えるのが利点です。私の場合、千万文字数の作品はどんな評価がいいでも見る気が起こらない。特に章も分けていない、サブタイトルもつけない作品は本当に見たくない。でも、もし一冊一冊が分けてくれるなら、見たかも知れない。
話が遠くになるましたが、そろそろ終わっていただきます。ここまで読んだあなたは、もしまだ「なぜ自分の作品が評価されない」と思うなら、知ってほしい:それはあなたの所為じゃなく、評価システム自体がダメだからです、だから気負わなでください。
そして読者たちに告げたい、たとえ評価をあげたくなくても、感想で「読んでよっかた」と気軽に作者に知らせてください。それだけでも、人は生きていけます…じゃなくて、でも、作品が書き続けます。私もそうですから、感想で言ってください。
追伸:以前この話書いた時、拍手ボタンのこと忘れました。拍手というのは、「読んでよっかた」と同じ意味合いじゃないかな?だが、実際、拍手ボタンを貼る作者はあまりないですね...そもそも、そのなろうの拍手ボタンはあまりにも旧時代のデザインで、読者は押す気持ちになれるかな?まぁ、それでも、その拍手ボタンはいいものだ