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もふもふ番外編  作者: min
幼少期編
2/3

おひるね

子供時代の郡とゆまの心温まる触れ合い。ゆまが内心悶えてます。

 郡くんが縁側でうとうとしていたので、隣に近寄って一緒におひるねすることにしました。


 郡くんは本家でのトラウマが酷いようで、「狐~人」のコントロールがうまくいかないらしく、一日中ほぼずっと子狐の姿でいます。

かわいいけど…。かわいいけど、悲しいです。

獣人といえど、本来であれば普段は自然と人の姿がとれるようになっているはずなのだそうです。(おじいちゃん談)


 けれど、郡くんは頑張らないと人の姿でいられない。


 どれほど辛い思いをしてきたのでしょう。あどけない寝顔を見ていると堪らなくなって、私は思わず郡くんを抱きしめました。


 もふっ。


 …不謹慎かもしれませんが、郡くん、とても抱き心地がいいです。

 おひさまにあてられてふかふかな毛並み。腕の中に納まる位のちょうどいい抱き心地。とくりとくりと息づく、あたたかな温もり。

 癒される…。

 って、はっ!私が癒されちゃってどうするんですか。

 確かに郡くんはかわいいですけど、それとこれとはまた別問題で…。


『う、ん…。ゆま…?』


 寝起きだからか、舌足らずな口調。

 腕の中から私を見上げてくる、うるうるとした翡翠の瞳。


『ゆまもいっしょに、…おひるねする?』

「はい!」


 ノックアウトです。

 完敗です。郡くんかわいすぎます。


 その後、郡くんを抱きしめたまま眠っていたら、おじいちゃんに発見されて盛大に拗ねられてしまいました。

 …好かれているのは嬉しいのですが、おじいちゃんはもっと郡くんに優しくしてあげるべきだと思います。


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